愛犬がリーダーになってはダメ!主従関係のチェック方法や飼い主がリーダーになるトレーニング

2017.10.02

愛犬がリーダーになってはダメ!主従関係のチェック方法や飼い主がリーダーになるトレーニング

愛犬の名前を呼んでも無視されて、散歩に行く時には人間が犬に引きずられて散歩されているような錯覚に陥り、ご飯の時間になればワンワンと吠えたてる…そんな経験はありませんか? 1つでも当てはまると、飼い主のあなたとの主従関係が逆転し、愛犬が飼い主さんを下に見ているかもしれません。 主従関係の逆転は、人間にとって不都合なことばかり起きるのではなく、愛犬にとっても辛いものなのです。 これを読めば、飼い主がリーダーになる必要性やトレーニング方法がわかります。 ぜひ参考にしてみて下さいね。

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愛犬に下に見られている?気になる愛犬の行動

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愛犬がいたずらしていて「やめなさい!」と言ってもやめないし、お散歩は飼い主のあなたが愛犬に引きずられる始末…。
こんな事はありませんか?
ちゃんとしつけをされた子ならこんなことないのにと頭を抱えているあなた、愛犬にはあなたが自分よりも下に見られているかもしれません。

簡単な以下の8つのチェック項目で、飼い主のあなたが愛犬よりも下になっているかどうかがわかります。
多く当てはまる方は要注意ですよ!

【愛犬との主従関係チェックリスト】

①犬の名前を呼んでも来ない
②犬の体を触れない
③お腹を見せない
④1度の指示で従わない
⑤問題行動が多い
⑥散歩で犬が飼い主を引っ張る
⑦ご飯やオヤツを吠えて要求する
⑧犬が背中やお腹に乗ってくる

このような行動は何を示しているのでしょうか。
では、1つずつ解説していきます。

– ①犬の名前を呼んでも来ない –

名前を呼ばれてすぐに来るのは飼い主のあなたを慕っている証拠。
反対に、名前を何度も呼んでも知らん顔,おもちゃで遊んでいるという状態であれば要注意です。

人間に例えるとわかりやすいです。
もし社長や取引先の偉い方に名前を呼ばれたら、何を差し置いてもその方の元へ行きますよね。
学生なら校長先生に名前を呼ばれた時はどうでしょう。
反対に、あまり尊敬していない関わりたくない人から名前を呼ばれても、すぐには反応してその方の元へは行きませんよね。
何度も何度も呼ばれてようやく重い腰をあげるような感じだと思います。

飼い主が犬よりも上であるという主従関係がしっかりしていないと、名前を呼ばれても直ぐに飼い主の元へは行きません。

– ②犬の体を触れない –

本来であれば、犬はスキンシップを好みますので、体全体を飼い主に触られるのは喜びとなるはずです。
しかし、少し体に触れようものなら「ウ゛―!!」とうなり声をあげて拒否をし、隙を見せてしまえば飼い主を噛もうとする子は、主従関係がうまく確率していない証拠です。

特に、口先や足先は犬にとっての武器になりますし、お腹は一番弱い部分であるので、この場所を触らせてくれないのなら要注意です。
犬の性格にもよりますが、体のあちこちを触らせてくれるようにするのはしつけが必要な部分でもあります。
体は大丈夫だけど、口先・足先・お腹は触らせてくれないというようであれば、主従関係をもう一度立て直す必要があります。

– ③お腹を見せない –

犬が相手に対して地面に寝転びお腹を見せるという行為は「あなたに敵意はありませんよ」という服従のサインです。
主従関係がしっかりと確率しているようであれば、犬の体をゴロンとさせてお腹を上向きにするのはとても簡単ですが、主従関係が確立していない場合は、犬のお腹を上向きにさせようとしたところで唸られるか逃げられたりします。

犬が喜んだり遊んでいたりする最中で自らゴロンと寝転がるのではなく、飼い主が強制的にお腹を見せるようにしてみましょう。
この時に嫌がられたら、主従関係の再構築を考えた方が良いかもしれません。

– ④1度の指示で従わない –

名前を呼んですぐ来ると同様ですが、飼い主が指示をした際に知らんふりをして寝そべっていたり遊びをやめたりしない場合は、主従関係が逆転している可能性があります。
群れで暮らしていた犬にとって、リーダーの命令は絶対で、指示に従わなければ群れの中に入れません。
飼い主の命令に従わないという事は、その犬は飼い主をリーダーとみなしていない事になります。

1度の指示で、遊んでいる最中でも寝そべっていてもすっくと立ち上がって従えば、主従関係は構築されています。

– ⑤問題行動が多い –

野生の犬にとっては何でもない普通の行動でも、人間と暮らすうえでは問題行動になってしまう場合があります。
家具をかじったり、机の上のものを引っ張って落としたり。
しかし、主従関係が確立していて、飼い主が犬にきちんと命令・しつけをされていれば問題行動となって現れる事はありません。
犬が飼い主よりも自分の方が上だと思っていると、飼い主の命令もしつけも聞きません。
遊んでいるおもちゃを取り上げようとすると、吠えて襲い掛かろうとする事までも起きてしまいます。

「うちのこ、いたずら好きでね~」なんて笑いながらおしゃべりしている方、そのまま主従関係が逆転していると、後に問題行動が悪化して大変な事態になるかもしれません。
しつけをしても言う事を聞かないのという方も、犬はリーダーの事は何でも聞く動物です。
犬がしつけられないというのは、飼い主が正しいしつけをしていない事に原因があります。
主従関係が構築されていれば、何が問題行動で何がしてよいことなのかを犬に教える事ができますので、問題行動自体が無くなります。

– ⑥散歩で犬が飼い主を引っ張る –

散歩で「犬が行きたい方向に飼い主を引っ張る=犬の指示に飼い主が従っている」という事に気づいて下さい。
犬は自分の前にいる人に従うという習性もあるほどで、自分の目の前に誰もいないと、自分がこの群れのボスだと勘違いします。

きちんとしつけがされて主従関係が確立されていれば、犬は決してボスとなる飼い主を追い越すことなく隣や少し後ろを歩いてくれます。
飼い主が遅く歩けば犬も遅く歩きますし、早足になると犬も早足になってくれるといった、常に飼い主の動向を見て従おうとします。

– ⑦ご飯やオヤツを吠えて要求する –

お腹が空いた時、おやつ欲しい!ご飯欲しい!とワンワン鳴いて要求し、その声に反応してご飯やオヤツをあげている飼い主さんはいませんか?
これも、愛犬の要求に飼い主が反応するといった、主従関係の逆転が起きています。
愛犬は吠えれば自分の要求が通るものだと勘違いをし、散歩に行きたくなったら吠え、お腹がすいたら吠え、遊んで欲しくなったら吠えるといった、吠え癖がついてしまう犬になってしまいます。
飼い主の指示で愛犬が動かないのに、愛犬の吠えで飼い主が従っていれば、主従関係が逆転するのは明らかです。

– ⑧犬が背中やお腹に乗ってくる –

犬はリーダーの背中に乗る事はありません。
むしろ、自分がリーダーだと相手にわからせるために上に乗ったりします。
人間が腰をかがめた場合や、寝転がっている場合に犬が乗ってくるのは、主従関係が逆転していると考えるのが適当です。


主従関係が必要な理由

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人間が犬と暮らすうえで主従関係が必要になる理由は何でしょうか。

犬はもともと野生で暮らしていた時代、群れを作って生活していました。
その群れの中には必ず「リーダー」がいて、リーダーは敵から群れを守ったり食料の確保をしたりして、群れを安全に継続させる働きがありました。
リーダーの命令は絶対で、リーダー以外の他の犬は服従して支持に従っていました。

人間社会に入ってきた犬は、迎え入れられた家庭の家族を「群れ」とみなし、自分が誰に従うのかもしくは自分がリーダーになるのかを判断します。

その際、人間社会では犬自身がリーダーとなるのではなく、飼い主がリーダーになる必要があります。

その主な理由は2つあります。
1つ目は人間と犬の共同生活を安全に行っていくため。
2つ目は犬に安心して過ごしてもらうためです。

◆人間と犬の共同生活を安全に行っていくため

犬には噛むための牙があり、脅かせるための大きな吠え声もあります。
野生で暮らしていた時代にはこれらがとても役に立ったでしょうが、人間と暮らしていく上では必要ありません。
犬が思い通りにならない際に人間に牙や吠え声が向けらえるのは、人間が大けがをしたり、周囲に迷惑をかけたりしてしまいます。
とても安心・安全な共同生活を行う事はできませんね。

また、道路に急に飛び出すような仕草をした際、人間=リーダーの命令をきちんと聞く犬だったら車に引かれてしまうという事故を防ぐことができます。
何が危険で何が安全かをリーダーの人間が判断し、犬に指示を出して、犬が従うという主従関係が出来上がると、様々な危険から犬を守る事が出来ます。

◆犬に安心して過ごしてもらうため

犬はリーダーが誰かという事がはっきりしていると、「このリーダーは自分を守ってくれる」と認識してとても安心して過ごすことができます。
人間社会で暮らす上で、犬にとって野生にはない車や電車,電化製品の音,突然の訪問者などなど、犬には理解しがたいものがたくさんありますが、人間ならいつもの生活の一部なので落ち着いて対処ができます。

家庭内で主従関係を構築する事は、犬を怖がらせて人間が一番だと教え込むのではなく、犬が人間を信頼して安心して過ごせる環境を構築していくことです。
よく、主従関係を築く事は犬にとって可哀そうと考える方もいらっしゃいますが、犬にとって誰にも従う事が出来ない社会の方がかわいそうだと理解していただけたと思います。


リーダーと認識してもらうために 簡単トレーニング

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飼い主のあなたがリーダーと認識してもらうための簡単なトレーニングを4つ紹介します。

①犬の要求に応じない

お腹が空いた,お散歩に行きたい,遊びたいなど、犬の要求は様々です。
しかし、その都度犬の要求にこたえていては、リーダーが犬になりかねません。
人間が時間になったらご飯を準備する、散歩もせがまれてからではなく人間のペースで行う、遊びの主導権も人間で遊びを終わらせるのも人間という行動を忘れないようにしましょう。
犬がいくら吠えて要求してきても「無視をする」態度が効果的です。

群れで生活していた犬にとって、無視をされる事は、ほかのどのような仕打ちよりも悲しいものになります。
しばらくは心を鬼にして、犬の要求には応じないようにしましょう。

②散歩は飼い主が先に歩く

犬が行きたい方向に行くのが散歩ではなく、リーダーである飼い主が犬を連れて行きたい方向に行くのが本来の散歩です。
散歩自体が嬉しくてどんどん前に進んでしまう犬もいますが、前を歩く=リーダーという認識が犬にありますので、人間の前を歩かせるのはやめましょう。
人間の前に行ってしまう犬に対して、有効なのは人間を抜かしたら進行方向を180度変えます。
そうすると、人間が犬よりも前を歩いていることになりますね。

リードを短めに持つのも効果的です。
あまりにも前に行きたい気持ちが先走って、首輪だと犬が首を絞められてしまうような場合は、体全体を覆うハーネスを使用する事をお勧めします。

③お家には飼い主が先に入る

家族=群れと認識する犬にとってお家は自分のテリトリーです。
自分のテリトリー内に一番先に入ったり、テリトリー内から出たりするのは、状況判断をしているリーダーの役目です。
玄関に入る際に犬を先に入れてしまっては、犬がリーダーなのだと思わせてしまいます。
外出先から帰る時も犬を初めに家に入れるのではなく、自分が先に入りましょう。

④しつけを行う

しつけを行うのは一番効果が出やすい主従関係逆転の修復法です。
主従関係が逆転している中、きっちりと「しつけをしよう!」と意気込んでしまうと、全く愛犬に相手にされずに挫折しがちです。

がんじがらめのしつけではなく、まず初めは簡単な「お座り」を教えてみましょう。
順に追って説明します。
これなら、どんな愛犬でもお座りが簡単に出来るようになりますよ!

◆お座りの教えかた

おすわり

まずは愛犬が大好きなおやつを1粒手の中に持ち、愛犬の頭上へ持って行きます。
欲しい欲しいとジャンプしても絶対にあげないでください。

犬はずっと上にある大好きなおやつを見上げるのは疲れてきます。
そうすると自然にお尻をついて「お座り」をした状態になります。

あるいは、飼い主さんが座って片足を体操座りのように曲げ、犬の腰に少し触るようにします。
この時も頭上におやつを見せながらにしてください。
犬自身が腰に当たる飼い主の足が邪魔だからと、自然にお尻を地面につきます。

そこですかさず「お座り!」と言って「上手にできたね~ご褒美だよ!」と初めておやつをあげましょう。

最初に「お座り」と言いながら座らせるのではなく、犬が自然に行った行動を見てすかさず「お座り!」と「よくできたね」とほめちぎりましょう。
何回も繰り返すと、お尻を地面につける行動がお座りなんだと犬が理解してくれるようになり、「お座り」の指示だけでも動いてくれるようになります。

簡単なお座りから始めて、待てやお手、伏せなど、どんどんバリエーションを増やしていくと、飼い主の指示に従う=主従関係を取り戻すことができますよ。


まとめ

いかがでしたか?
犬との主従関係を良好に築く事は、飼い主だけでなく、愛犬の生活を幸せにする事に繋がっていきます。
愛犬が自分よりも上に立っていると感じた場合は、直ぐに飼い主さんの日ごろの行動を見直し、リーダーの座を奪われないようにしてくださいね。

長い記事を読んでいただいてありがとうございました。
あなたとあなたの隣にいる愛犬がずっと両想いであることを願っています!



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根っからの動物好きで、散歩で出会った犬は必ず声をかけて触らせてもらいます! 犬といると幸せ過ぎて顔がにやけてしまいます。皆さんがもっと犬好きになるよう、心に残る記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。