犬がストーブで焦げる?冬の暖房器具の注意と、安全なおすすめあったかグッズ

2017.12.10

犬がストーブで焦げる?冬の暖房器具の注意と、安全なおすすめあったかグッズ

寒い冬の時期、ストーブに近づきすぎて被毛が焦げる犬や猫などのペットが多く報告されています。 被毛の焦げだけではなく、ヒゲの焦げ、火傷、低温火傷、一酸化炭素中毒など、暖房機器をペットに合わせて適切に使用しないと事故の危険性が上がります。 ペットに適している床暖房や、エアコン暖房などの暖房機器や、湯たんぽ、冬用ペットベッドなどの電気を使わないあったかグッズなど安全に使える冬グッズを使う事もおすすめです。 冬のストーブの注意点や焦げを防ぐための対策、ペットにおすすめのあったかグッズまで詳しくご紹介します。

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冬あるある?ストーブで被毛が焦げてしまったペットたち

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寒い冬はストーブの前から動かない犬や猫、ウサギなどのペットが続出します。ストーブ前に長く近付きすぎて、被毛が焦げてしまった犬や猫などのペットも多くいます。

そんな冬あるあるの被毛が焦げた犬や猫などのペットたちをご紹介します。

被毛以外に焦げる場所として、よく挙げられるのがヒゲです。特に猫のヒゲは焦げる報告も多く、ストーブの焦げによってクルンクルンになってしまいます。

◆ストーブで被毛が焦げるペットの種類は?

ストーブで被毛が焦げてしまったペットは、犬や猫、ウサギが多く報告されています。これは犬、猫、ウサギが室内で自由に動き回れる様に飼育されているケースが多く、ストーブに近づける状態にあるためです。

また、ストーブなどの暖房器具を出す際に、特に気を付けなくてはいけないのは老犬や老猫です。
老齢になると、暑さ、熱さ、寒さなどに鈍感になるため、気付いた時には手遅れになり得るほどのやけどを負ってしまう可能性があります。犬や猫などのペットの被毛が焦げることややけどに気付いたとしても、サッと動ける状態では無い事が多いです。

そのため、年老いた犬や猫などのペットがいる場合にはしっかりと気にかけてあげる必要があります。

◆被毛が焦げていることに気づかない!?

犬や猫は全身を被毛に覆われた生き物です。そのため、被毛が燃えていても熱さに気付かないことが多く、被毛が焦げてしまうほどストーブに近づいてしまうことも少なくありません。
犬や猫などのペットは被毛によりやけどが解り辛いため、一見被毛の焦げだけに見えても皮膚にまで達している事もあります。
被毛に隠れてやけどが起こっていた場合、見えないまま悪化してしまい、最悪の場合皮膚が壊死してしまうこともあります。

ストーブに近づきすぎて被毛が焦げたどころか、犬や猫などのペットの被毛に火が燃え移った、炎上したという報告はあまりありません。ただ、少数ですが犬や猫などのペットの被毛が焦げる瞬間を発見した際に火が燃え移っていたのも見た、という声もあります。

焦げに気が付いたら、犬や猫のなどのペット被毛をかきわけ皮膚を確認する、動物病院で診察してもらう、などのケアが必要です。
ストーブを部屋に出す時には十分に犬や猫などのペットに気を付ける必要があります。


火傷や被毛の焦げ以外に気を付ける事は?

犬や猫などのペットの火傷や被毛が焦げる事以外に気を付ける事には何があるでしょう?

◆低温火傷

火の出る石油ストーブ以外の、ファンヒーターやこたつ、ホットカーペットなどにも危険があります。それは低温火傷です。

低温火傷は火傷の中でも重症であるⅢ度熱傷を引き起こします。
Ⅲ度熱傷は皮膚の表面だけでは無く、皮下組織にまで被害が及び、皮膚組織全てが破壊されるため回復が難しい事が多いです。
最悪の場合皮膚移植などが必要になりますが、犬や猫の場合全身麻酔での手術になりますし、小柄な体格を考慮しても大手術となってしまうことが多いです。

暖房器具の上や前から犬や猫が動かないという場合は、定期的に場所を移動させる、暖房器具の設定温度を低めにする、などの防止策も有効です。

◆一酸化炭素中毒

犬や猫に限らず、人間も気をつけなければいけないのが一酸化炭素中毒です。
木炭や燃料用ガスの不完全燃焼によって発生する一酸化炭素を多く吸い込んでしまうと、血液の中のヘモグロビンと吸着して、全身に酸素を運ぶことができなくなり、一酸化炭素中毒になってしまいます。

身体の大きさが異なるため、人間よりも犬・猫の方が少ない量で一酸化炭素中毒を起こすため注意が必要です。
一酸化炭素中毒になると、意識障害や昏睡状態を引き起こし、最悪の場合は死に至ります。

定期的に換気し、部屋の空気を入れ替えることで部屋の一酸化炭素濃度を下げ、一酸化炭素中毒を防ぐ事が出来ます。暖房器具を使用する際には換気に十分注意する様にしましょう。


被毛の焦げを防ぐには?

犬や猫などのペットのストーブ利用時の被毛が焦げる事を防ぐには、どうしたら良いのでしょうか。幾つかの方法を詳しく確認してみましょう。

◆ストーブに柵をつける

赤ちゃん用品店や量販店、ネットショップなどでストーブを囲う柵を購入して設置すると、犬や猫などのペットが物理的にストーブに近づけなくなりますので被毛が焦げるのを防ぐことができます。使っていない犬用サークル(ケージ)でも代用可能です。

安く済ませたい場合には、100円均一のワイヤーネットにジョイント金具や結束バンドを組み合わせて簡易サークルを作っても構いません。

◆オイルヒーターを使う

火を使う石油ストーブでは無く、オイルヒーターを使う事も犬や猫などのペットの被毛が焦げる事を防ぐ方法の一つです。

オイルヒーターは部屋自体をじんわり温めてくれるため、陽だまりの様な柔らかい暖かさを感じることができます。熱風が出ないオイルヒーターは埃が立ちにくいため、アレルギーの方にもおすすめです。
また、石油ストーブやファンヒーターの様な空気の入れ替えも必要ありません。

デメリットは、機器代もランニングコストも、高いという点です。
特にランニングコストである電気代は、オイルヒーターだけで月々5000円以上アップする家庭が多いです。

◆エアコンを使う

物理的に近付く事が難しく、部屋全体を温められる事のできるエアコンの暖房機能は犬や猫のペットのいる家庭には最適な暖房器具です。

一か所だけが高温になる事も無いため、低温火傷などの心配もありません。
冷房機能のために完備している部屋も多いですので、新たに器具を設置する必要が無いという点もメリットの一つです。

エアコン使用中に気を付けなければいけないことは、空気の乾燥に注意する、という点です。
加湿器を使う、濡れタオルや洗濯物を干す、などして乾燥防止を心がける様にしましょう。

◆ホットカーペットやこたつを使う

電気を使って決められた範囲を温める事のできるホットカーペットやこたつも、犬や猫などのペットのいる家庭の暖房器具として最適です。

ただし、ずっと同じ場所にいると低温火傷を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。
また、ホットカーペット、こたつの両方とも、電気を使用する暖房器具のためコンセントからコードが伸びています。犬や猫などのペットがコードをかじったり、爪とぎで傷つける事でショートや感電の可能性があるため、コードの管理には注意する様にしましょう。

◆床暖房を使う

最近の住宅ではリビングに床暖房が設置されている家庭も多いです。電気を使うタイプやガスを使うタイプなど種類も豊富な床暖房ですが、石油ストーブの様に室内で燃焼を起こしている物では無いため、特別な換気は必要ありません。そのため気軽に使うことができます。

また床暖房は、上にフローリング材などが敷かれていることが一般的なため床の温度は低温火傷が起こる44度にまで達することはありません。

安全面から最近では老人ホームなどにも採用されている暖房機器の一つです。犬や猫などのペットのいる家庭にもおすすめの暖房ともいえます。


安全に使えるあったかグッズをご紹介

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犬や猫などのペットに安全に使う事のできるあったかグッズをご紹介します。

◆ペットヒーター

犬や猫などのペットに特化したペット用ヒーターは、安全に使用することができるため、おすすめの暖房器具です。
コードは噛まれても取り換えが可能になっています。
動物病院でも手術後の体温管理などに使われています。

ほかほかマット DX M
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◆冬用ベッド

冬用のあったか素材のベッドは、入っているだけでぽかぽか暖かく冬におすすめのグッズです。
電気などを使用しないため、安心して使用することができます。

おすすめは屋根がついているタイプです。
寒ければ中に、さほどでもなければ屋根を潰して上に乗る、など2パターンで使用することが出来るため、犬や猫などのペットが自分で調節して使用することができます。

◆毛布、マット

犬や猫などのペットのケージやベッドに毛布を一枚入れてあげる事も、安全かつ暖かいため試したい方法です。薄くて軽い、マイクロファイバー製毛布などが心地よくおすすめです。

電気のいらない暖か、ほこほこ保温マット グランブーケ S

電気を使わないエコ商品。高級で上品な生地にキルティング加工を施し、マットがよれにくくなっています。

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◆湯たんぽ

昔ながらの湯たんぽは、電気を使わず安心安全に利用できるので犬や猫などのペットにおすすめの冬グッズです。こちらも動物病院で使われているあったかグッズの一つです。
ペット用のものは

ペットボトルにお湯を入れタオルを巻いた簡易湯たんぽもおすすめです。タオルがずれない様に、ワゴムなどで固定すると、より安心です。


まとめ

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今回はストーブ利用での犬・猫などペットのトラブルや、安心して使う事のできるあったかグッズについてご紹介しました。
寒いと、どんどん温度を上げ、人間が快適に過ごせるようにしてしまう方が多いですが、人間よりも身体の小さい犬や猫などのペットのことを考えることが大切です。
設定温度に気を付けたり、危険防止策を取ることで危険は未然に防ぐことができます。
冬の暖房について、種類を知り、是非活用してくださいね。



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St.Elmos

St.Elmos

動物看護士、トリマー、愛玩飼養管理士などの資格を持っています。 家族の一員としてのワンちゃんネコちゃんにまつわる情報をお伝えできればと思います。

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