小型犬と大型犬の飼育費用、年間支出はどのくらい?その差は大きい?

2018.02.13

小型犬と大型犬の飼育費用、年間支出はどのくらい?その差は大きい?

ぬいぐるみのように腕のなかにスッポリ埋まる小さい小型犬、頼りがいのある大きな体が魅力の大型犬…。 みなさんはどちらのタイプの犬が好きですか? 一般家庭でペットとして飼うなら「飼いやすい」と小型犬を選ぶケースが多いかもしれませんが、一緒にアウトドアを楽しめる大型犬の人気も引けをとりません。 「犬を飼ったらどんなことをしたい?」と犬との暮らしのイメージを持って犬種を選ぶことになるでしょう。 ただ、現実的な問題として「飼育する費用」がかかることは避けられません。 購入費用だけでなく、愛犬を育てるために生涯を通してさまざまな費用がかかっていくと思います。 今回は、小型犬と大型犬を比較し、気になる飼育費用の支出の差についてまとめてみました。

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犬の体の大きさによって違う飼育費用の内容について

小型犬 大型犬 飼育費用

小型犬、大型犬と体の大きさにかかわらず、「生きている動物」を飼うには、必ずお金がかかります。
生まれて間もない頃かは、大型犬でも小さな体。
そのため、初めのころの飼育費用はそれほど変わらないかもしれません。
しかし、成長すれば体の大きさがかなり違い、「支出の差」が結構開いてきます。

まずは、犬の飼育費用について、どんなものがあるかについて見ていきましょう。

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ペットを飼っている家庭が増え、ペットも家族の一員という考えが定着してきた現代。これから犬を飼いたい!と望んでいる方も多いのではないでしょうか。犬を飼うということは、その子の生涯に責任を持つということです。飼育方法やかかる費用について、事前に知っておかなければなりません。今回は犬を飼う上で必要な初期費用や年間費用、治療費などを紹介します。ペットを飼おうと計画中の方は、是非参考にしてみてください。

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◆その1:初期費用

犬を飼うためには、登録費用、狂犬病予防接種、混合ワクチンなど初期費用がかかります。
地域によって違いますが、犬の登録費用は3,000円程度、狂犬病の予防接種は3,000~3,500円程度です。
また、成犬では1年に1回でいいワクチンは、子犬のときには数回接種が理想とされています。
生後60日前後を目安に第一回目のワクチン接種、それから約4週間後に第二回目、さらに4週間後に第三回目…と、三回分のワクチン接種費用が必要です。

そして、とりあえずの生活に必要なものも準備します。
屋内で飼う場合だと、「ケージ」を購入することになるでしょう。

ケージはサイズによって価格が変わり、小型犬用なら6,000円くらいで購入できますが、大きいものだと20,000円くらいになることもあります。

さらに、当面の生活用品も揃えていけば、小型犬だと50,000円程度、大型犬で70,000円程度の支出となり、その差は大きいです。

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◆その2:ペットフード費用

犬を飼うときにとても重要なものが食事です。
一般的には、市販のドッグフードを与えることになるでしょう。
ペットショップだけでなく、スーパーやホームセンター、ドラッグストアなど、多くの場所でドッグフードを購入できるようになりました。
1キロ数百円とかなりリーズナブルなものから、2,000円以上と高めのものからさまざまです。
そのため、どの価格帯のドッグフードを購入するかによっても年間の支出はだいぶ変わってくるかと思います。

ドッグフードのパッケージの給与目安を見ると分かりますが、一般的には体重や大きさごとに理想の分量が定められています。
また、乾燥しているドライタイプと食べやすく水分が加えられているウェットタイプがありますが、それによっても給与量が異なります。
そのため、「どれを選ぶか」によって支出に差が出てきます。

やはり食べる量が多い大型犬の支出が大きく、平均的には小型犬は1か月に3,000円前後、大型犬は6,000円程度かかることが予想されます。

◆その3:予防接種、ワクチン費用

病気を防ぐ目的で予防接種やワクチンを受けるときの支出も小型犬、大型犬で費用が異なります。

●ワクチン接種

予防できる病気の種類によって、混合ワクチンの種類があります。
6種混合ワクチンであれば5,000~6,000円くらいですが、予防できる病気が多くなる料金は高くなり、9種混合ワクチンなら10,000円くらいが相場費用です。


●フィラリア予防

蚊に刺されたことが原因で犬のお腹に寄生虫が発生することで発病するフィラリア症。
最悪の場合、死に至ることもあるため犬の飼い主さんは蚊の発生時期に合せた形で予防薬を処方してもらうことになります。
おやつタイプや錠剤の飲み薬、注射などがありますが、飲み薬タイプは小型犬なら5,000~6,000円くらい、大型犬なら6,000~8,000円くらいの支出となります。
注射タイプも体重によって変わり、小型犬で5,000円前後、大型犬で10,000円くらいかかります。


●狂犬病ワクチン

犬を飼っている人の義務として、狂犬病ワクチンがあります。
各自治体から連絡を受けて集団接種することになるでしょう。
だいたい3,000~3,500円くらいとなっていて、小型犬や大型犬と体のサイズで費用は変わりません。

また、集団接種のタイミングを逃した場合には動物病院で接種できますが、その際は少し費用が高くなり4,000円くらいとなるかもしれません。


◆その4:トリミング費用

愛犬の被毛のカットやシャンプーなどのお手入れをトリマーさんにお願いする飼い主さんもいるでしょう。
シャンプーや爪切り、耳掃除などがコースになったものをお願いするなどの内容、そして店舗によって価格設定が違います。
多くのケースは体重など犬の体のサイズによって料金表が定められおり、超小型犬や小型犬の場合4,000円前後で済むコースも大型犬になると10,000円くらいとなっていることが多いようです。

大型犬の場合は体の大きさからトリミングに時間もかかります。
さらには、カットやシャンプー時に暴れるなど一筋縄ではいかない性格の場合、追加料金がプラスされることもあるかもしれません。
やはり大型犬の支出が高くなります。

◆その5:医療費

ワンちゃん達は人間のように体の不調を言葉で表せないので、飼い主さんが愛犬の様子に気を配ることはとても大切。
しかし、病気やケガのときには動物病院での受診費用がかかります。

●手術費用は?

病気やケガにならなければ手術とは無関係と思いがちですが、「今後出産させない」と妊娠を望まないメスなら避妊手術をさせるかもしれません。
オスでも生殖行動を抑える、オス特有の病気のリスクを防ぐなどを目的に去勢手術をすることも多いです。
費用については病院によって異なりますが、避妊手術は25,000円前後~50,000円くらい、去勢手術は15,000円前後~35,000円くらいの支出になります。
一般的には、体の大きさあるいは体重によって費用が違うので大型犬はお金がかかる傾向にあります。
年齢やその他の疾患により小型犬でも費用が高くなるケースがあるものの、基本的には小型犬の方が支出は少なめです。
小型犬と大型犬の費用の差は、だいたい20,000~30,000円くらいとなるでしょう。

また、避妊や去勢以外にも病気で手術を受けることがあると思いますが、この場合もやはり大型犬の方が料金は高くなります。


●健康診断の料金も体の大きさで変わることが多い

定期的に健康診断してもらうことも大切です。
健康診断とひとくちに言っても尿検査、便検査、触診程度の簡単なものから、レントゲン撮影や血液検査などの総合的なものがあります。
価格設定や内容については病院ごとに変わるので、小型犬や大型犬を問わず料金が大差ないこともあれば、犬の体重によって費用が変わることもあるようです。
小型犬と大型犬の支出の差は数千円程度変わるかと思います。

◆その6:ペットシーツなど身の回り用品

ワンちゃんを屋内で飼う場合、基本的に家のなかで排泄をさせることが多いのではないでしょうか。
愛犬の衛生面をキープする上でも、こまめなペットシーツの交換が必要です。

さて、ペットシーツですが小型犬と大型犬を比較するとやはり小型犬の方が支出は少ないです。
ペットシーツは小型犬だと一般的に「レギュラーサイズ」のものでOKです。
メーカーや質にもより価格が違うのですが、お得タイプだと1枚あたりの価格は10円前後が一般的です。

一方、大型犬が使う「ワイドサイズ」は、シートのサイズが大きくその分価格も高めとなり、1枚あたり15円前後となります。

支出を抑えようとリーズナブルなペットシーツを購入すれば、薄めの素材なので1日の使用枚数が増えるかもしれません。
逆に、高めのペットシーツは吸収力も高く、数回分の尿を吸収することができ、交換枚数も少なめです。
どちらを使用するかにもよりますが、1日3枚程度交換するとすればレギュラーサイズを使う小型犬は1000~1500円くらい、ワイドサイズを使う大型犬は2000~3000円くらいを参考価格にするといいかもしれません。

なかには、「散歩のとき限定」で排泄させるケースもあると思いますが、そのときにはペットシーツについての支出はほぼかからないことになるでしょう。

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◆その7:ペット保険

愛犬の健康に気を使っていても突然の病気やケガはあると思います。
病状によっては医療費が高く、経済的に大変になることもあるかもしれません。
そんな理由からペット保険に入る飼い主さんが増えてきました。

先ほど医療費の部分でもお伝えしましたが、体の大きな大型犬は病気になったときの治療費が高めです。
そのため、ペット保険の保険料も大型犬の方が高めのようです。
愛犬の年齢や加入する保険会社、保障内容によっても異なります。

小型犬と大型犬の保険料の差は、年間1万円くらいで済むこともありますが、保障の厚いタイプや年齢が高い犬の場合、数万円の差がでることもあります。


小型犬と大型犬の年間飼育費用の支出の差ってどのくらい?

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上記で紹介した飼育費用のなかでも「ペットフード」「ワクチン」「フィラリア予防薬」「狂犬病予防接種」「健康診断」などの費用が一般的に共通する支出かと思います。

◆毎年かかる支出の内訳について

【小型犬】
・ペットフード 36,000円
・ペットシーツ 12,000円
・おやつなど 5,000円
・衛生用品 5,000円前後
・ワクチン接種 6,000~8,000円前後
・フィラリア 6,000円程度
・狂犬病予防 3,000~3,500円
・健康診断 10,000円

これらを合計すると小型犬では80,000円ほどの年間支出が予想できます。

【大型犬】
・ペットフード 72,000円
・ペットシーツ 18,000円
・おやつなど 8,000円
・衛生用品 8,000円
・ワクチン接種 6,000~8,000円前後
・フィラリア 8,000円程度
・狂犬病予防 3,000~3,500円
・健康診断 10,000円

これらを合計すると大型犬では130,000円ほどの年間支出が予想できます。

◆個体差によって年間支出は変わる

上記にあげた年間飼育支出以外にも、長毛種など犬種によってはトリミング費用がかかります。
また、ドッグフードの質の違い、ペット保険の加入の有無によって支出は変わります。
犬と遊ぶためのオモチャを購入したり、ドッグランへ連れていく費用、首輪や洋服、リードなども定期的に購入すればさらに支出は増えるでしょう。

このように、小型犬や大型犬の違いだけでなく、個体差によってプラスαの部分も変わるものです。
おおよそのイメージとして年間飼育費用は小型犬で20万円前後、大型犬で30万円前後になるかと思います。

◆生涯に必要なお金~小型犬の方が安い!?

ドッグフード、おやつなど、食べる量が違うので、小型犬と大型犬の支出の差がつきます。
さらに、トリミングや病院の費用も体重によって価格帯が変わるので、年間にして10万円程度の支出の違いはあるでしょう。
年間で見ると10万円の差でも、生涯を通してトータルで見ると100万円もの違いになるのです。


まとめ

人間と同じように、犬が生きていくためには「食事」「健康」「医療」にお金がかかります。
小型犬と大型犬では、1か月にすると数万円の違いでも、年間を通してみるとその差が大きくなります。
生涯にかかる費用は、百万単位とかなり差が開きます。

「ワンちゃんと一緒に暮らしたい」と思ったときに、小型犬にするか大型犬にするか好みで決めてしまうかもしれませんが、体の大きさによって飼育費用がかなり違ってくることを覚悟しておかなければなりません。

飼った後で、経済的に厳しいからと言って愛犬の生活に支障があるとかわいそうですよね。
小型犬と大型犬…、どちらのワンちゃんと一緒に暮らすかは、飼い主さんの経済状況もしっかり考えてから決めてくださいね。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!

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