犬のオッドアイは幸運の象徴?オッドアイになる理由やハスキーの目の色について

2018.04.01

犬のオッドアイは幸運の象徴?オッドアイになる理由やハスキーの目の色について

オッドアイとは、左右の瞳の色が違うことを指します。オッドアイは白猫に多く、先天性の遺伝子疾患が多くを占めますが、中には病気や事故による後天性のものや、繁殖して敢えて作られたものもあります。また、寒い地域で暮らすシベリアンハスキーは、紫外線を浴びてメラニン色素を生成する機会が少なく、元々色素が薄い犬なので、オッドアイが犬種の標準となっています。幸運を呼ぶというオッドアイについて、この記事で詳しくご紹介します。

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オッドアイとは?

オッドアイ

オッドアイ(odd-eye)は、目の角膜と水晶体の間にある薄い膜「虹彩」の色が異なる状態や、片方の虹彩が変色することを指します。簡単にいうと、左右の瞳の色が違うということです。

◆人間よりも犬猫の発症率が高い

オッドアイという呼び方は、主に犬や猫などの動物に対して使われる言葉で、人間の場合は虹彩異色症(こうさいいしょくしょう)と呼称されています。
虹彩異色症は人間にも見られる虹彩異常ですが、発症率は人間よりも犬や猫の方が多いです。

ちなみに、オッド(odd)とは、英語で奇数、奇妙なという意味があります。

◆猫のオッドアイは白猫が多い?

猫でいうと、白猫の25%がオッドアイだと言われています。
オッドアイ自体は、白猫以外にも発症する遺伝子変異の一つですが、白猫に多い理由は完全には解明されてはいません。

ただ、ターキッシュアンゴラやターキッシュバンなどの白猫純血種で多く発生することが判明しており、白い毛にするために、メラノサイト(色素細胞)を欠乏させるよう組み込まれた遺伝子が関与しているという説もあります。


オッドアイは幸せの象徴?

オッドアイを持つ猫は幸せを運ぶとされ、日本では招き猫よりも幸運があると言われてきました。

タイ王国では、「白い宝石」の意味を持つ「カオマニー」というオッドアイの猫種も存在し、その瞳はダイヤモンドの瞳と言われています。希少価値も高く、幸運を呼ぶとの評判からとても人気があります。

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幸運グッズとして、オッドアイの猫のグッズも多数販売されています。
また、犬種標準として左右違う色の瞳が認められているシベリアンハスキーもグッズが多数販売されています。


オッドアイで有名なのは?


左右違う色の瞳で有名な猫といえば、女優の柴咲コウさんの愛猫ノエルちゃんです。
ノエルちゃんは白猫で、片目が青、片目は黄(銅)~緑の「金目銀目(きんめぎんめ)」と呼ばれる両目を持ちます。

オッドアイを持つ有名人では、アレクサンドロス3世(通称アレクサンドロス大王、アレクサンダー大王)や、歌手のデヴィッド・ボウイさん、メジャーリーガーのマックス・シャーザーさんなど沢山の著名な方がいます。
日本人では、女優の奥菜恵さんが先天性の虹彩異色症です。


なぜオッドアイの犬がいるの?

では、なぜオッドアイの犬や猫がいるのでしょうか。
この項目では、犬や猫が虹彩異色症を起こす理由についてご紹介します。

◆遺伝子(先天性)

オッドアイの遺伝子を持つ犬や猫が先天的に発症するパターンです。

遺伝子が原因の虹彩異色症は、犬や猫のオッドアイの殆どを占めます。
特に白猫には、虹彩異色に遺伝子変異する個体が多いといわれています。

◆色素異常(先天性)

遺伝子が関与しているものではない場合、母犬、母猫の胎内で身体が作られる時に、何らかの理由で色素が欠乏又は変異し、産まれてくる犬や猫がオッドアイになるというものもあります。

この場合は、たまたま色素欠乏が虹彩に現れたというだけで、アルビノ(メラニン欠乏による先天性白皮症)やレバーノーズ(鼻が薄い茶色)など、産まれてくる犬や猫が様々な色素異常を発症していた可能性があります。

◆病気、外傷(後天性)

特に緑内障などの目の病気、また事故などの外傷により、犬や猫が目の視神経や虹彩を直接損傷してしまうことがあります。

犬の場合は、散歩の際に草むらに顔を突っ込み、眼球を傷つけるなど理由から目の外傷はとても多いです。
そういった後天的な原因によって、メラニン色素に影響が出て、犬や猫の虹彩が変性してしまう場合もあります。


ハスキーの目は色違いでもオッドアイといわないって本当?

オッドアイ

◆シベリアンハスキーのオッドアイは犬種標準?

シベリアンハスキーは、犬の中で「左右の目の色が違う犬の多い犬種」として知られています。
しかし、シベリアンハスキーの異なる左右の目の色は犬種標準(スタンダード)で認められている色で、異常とはみなされません。

そのため、シベリアンハスキーに左右の目の色違いが認められる場合には、オッドアイとは呼びません。
その理由とは何なのでしょうか?

◆シベリアンハスキーの目の色の成り立ち

シベリアンハスキーに両目の瞳の色が違う個体が多い理由は、犬種の成り立ちに関係があります。

人間も、雪国や寒い国などで暮らす人は色素が薄いという特徴があります。ロシアなどがそうですね。
雪が降るような寒い国で暮らしている場合、紫外線を浴びる環境にあまりありません。そのため、メラニン色素が生成されることが少なく、結果として色素が薄い人種となるのです。

これは犬にも当てはまります。
シベリアンハスキーは、ツンドラ気候原産の極寒の土地で暮らす犬として飼育されてきた犬種です。そのため、シベリアンハスキーは長年かけて色素が薄い状態のまま犬の血統が固定されました。
左右が違う目になるシベリアンハスキーは極めて「普通」であり、スタンダードなことなので、虹彩異色症とは違う、と判断されるのです。


オッドアイは健康上問題ないの?

両目の色が違う犬や猫を見かけると、健康上の問題を気にする人がいます。
オッドアイの犬や猫に考えられる健康上の問題とは何があるのか、具体的に確認してみましょう。

◆聴力の低下

オッドアイの犬や猫が持つ健康不安として、一番有名なものが聴力の低下です。
その理由は、白猫の特に青い目を持った個体に聴覚障害が多いからだと言われています。

オッドアイの白毛猫のおよそ3~4割が聴覚障害を持つといわれています。
その聴覚障害は、青目の反対側に起こることが一般的です。

◆視力の低下

オッドアイやアルビノの様に色素が薄い眼球を持つ犬や猫の場合、光の量の調節が難しいことがあります。
そのため、他の犬や猫と比べて眩しく感じてしまい、上手く物が見えなかったり、視力の低下が起こりやすいようです。

◆寿命が短い

一般的な個体と違う見た目のため、犬や猫の寿命が短いのでは?と考える方が多いです。

虹彩異色症で起こしやすい健康不安として、先ほどご紹介した「聴力や視力の低下」があります。
聴力や視力は、犬や猫が外敵から身を守るために必要な身体の機能です。視力や聴力の低下のある犬や猫は、外敵に気付くことが出来ず、命を落としてしまうということがあるため、オッドアイは寿命が短いという意見が出ているのでしょう。

しかしながら、これは自然の世界で生きている犬や猫の話です。
人間が飼育して、健康管理を行い、安全な室内で飼育している場合は、危険を予測し避ける事が出来るため、全く問題ありません。


オッドアイに治療法はある?

犬や猫の左右違う色の瞳は、その殆どが先天性の遺伝子異常によるものです。そのため、治療法は確立されていません。
また、特に左右違う色の瞳の猫は幸運の象徴とされて希少価値もありますので、治療して、左右を同じ瞳の色にしたいと思う飼い主も少ない様です。

人間の場合は、一般的に聴力障害などの併発がありません。
また、人間自体に虹彩異色症の発生確率も低いことが理由で、やはり治療は望まない人が多い様です。

それでも虹彩の色を変えたい、という場合には美容整形手術により人工虹彩を埋め込む手術が有効です。


オッドアイは幸運の象徴!

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オッドアイとは、犬や猫の左右の瞳の色が違うことを指します。

白猫に多く出現する左右違う色の瞳は、先天性の遺伝子異常が殆どだと言われています。
また、犬の中には、犬種標準(スタンダード)としてオッドアイが一般的なハスキーもいます。

オッドアイは幸せの象徴と呼ばれ、希少価値が高く人気があります。是非街の中でオッドアイの犬や猫を探してみてくださいね。



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St.Elmos

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動物看護士、トリマー、愛玩飼養管理士などの資格を持っています。 家族の一員としてのワンちゃんネコちゃんにまつわる情報をお伝えできればと思います。

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