犬に食器台は必要?利用のメリットや高さの目安

2020.01.12

犬に食器台は必要?利用のメリットや高さの目安

食器台は、犬の食事を快適にしてくれる大切なアイテムです。気管が弱い老犬や病気の犬のみならず、健康体な犬にとっても食事を飲み込みやすい食器台を使用した方が、毎日の食事が快適になります。 今回は、犬の食器台について使用するメリットや適切な高さ、選び方など幅広くご紹介致します。

犬の食器台のメリット

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◆何より犬にとって食べやすい

食器台を使用するメリットは、何より犬が食事を摂りやすいことです。

犬の食道は、二足歩行の人間とは異なり横向きになっているため、頭を下げた状態での食事は好ましくありません。

食道が下向きになっている状態で食事をすると、犬によっては吐き戻しをしてしまうので、犬の快適な食事には食器台の利用がおすすめです。

◆衛生的に食事ができる

犬が水やドッグフードをはじめとした食事を飲み込むとき、犬の口からそれらがこぼれて床に落ちることがあります。

食器が床にある場合、犬が飲み込む際に顔を上に向けることから食事が必然的に床にこぼれやすい状況になり、床にこぼれた食事を犬は食べてしまいます。

そのため、食器台を利用すると顔を上げる必要がないので床を汚さずに済み、犬が不衛生な食事を摂らずに済みます。

水や食事がこぼれた場合、すぐに掃除しないとカビやバクテリア繁殖の原因となり、衛生的でないので食器台を準備すると便利です。

不衛生な状況で犬が生活すると、健康被害を及ぼす危険性もあるので注意しましょう。

◆食道症の犬に役立つ

犬の場合は「巨大食道症(食道拡張症)」と呼ばれる病気があり、このような病気を発症している犬には高い位置で食事を摂ることができる食器台が大切です。

巨大食道症(食道拡張症)は、先天性のものと後天性のものがありますが、食道部分の拡張や食道の動きに障害が生じて食事をした時に吐き戻してしまうことがあり、重度の場合は呼吸困難の危険性を高めます。

多くの場合は流動食を与えますが、高い位置からの水や食事摂取が必要となり、重力を使ってこれらを胃に流し込むようにするため、食器台などを利用した立位での食事が必須となります。

◆気管が弱った老犬に役立つ

老衰によって気管が弱っている犬にも食器台がおすすめです。

食道症の犬同様に、立位で食事や水を与えることによって重力でこれらを消化器官に流し込むことができるので、食事中に頻繁にむせてしまう犬には最適です。

◆関節炎の犬に効果的

関節炎をはじめとし、肢や股関節に疾患がある犬、または老衰によって脚や股関節が弱っている犬の場合は、食事を床に置くと都度姿勢を変えなければいけないため大変です。

特に炎症が起きている犬は痛みを伴うため、立位で姿勢を変えずに食事ができる環境が好ましいでしょう。

老犬については、食事がしにくいという理由だけで食べものを拒否してしまうことがあるので、食器台をはじめとし、食事がより簡単に行える環境をつくってあげなければいけません。


犬の食器台の高さの目安

食事をするときに犬が立った状態で、首を少し下げた状態が犬にとって食べやすい姿勢ですので、食器台は犬の肩の高さを目安にすると良いでしょう。


犬の食器台の種類

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◆一体型

一体型の食器台には、フードボウルが付いています。専用のフードボウルが付いていることから、フードボウルと食器台が固定されやすいので、安定性があるのが特徴です。

◆セパレートタイプ

セパレートタイプの食器台の場合は、フードボウルは別売りになっていてテーブルのみ販売されています。そのため、どんなフードボウルでも使用できるのがメリットです。

基本的には安定性が一体型の商品に比べて低くなる傾向にありますが、フードボウルを置く部分に滑り止めが付いていることが殆どです。


犬の食器台の選び方

◆高さ調節できる食器台は長く使用できる

犬の食器台を選ぶ際は、長く使用するのであれば高さ調整ができるかどうかがポイントになります。

最近では、老犬介護に役立つ高さ調整や傾斜角度を調整できる食器台もあるので、長く使用するのであればこれらの調節機能がついているかも大切です。

犬の食器台は基本的に価格が高いので、長く使用できるものを選びましょう。

◆衛生管理がしやすいかを考える

基本的に食器台を使用すると床へのこぼれ落ちが減るので衛生的ですが、やはり完璧に食べものや水がこぼれないわけではありません。

万が一こぼれてしまった時に洗いやすい素材であるか、複雑な構成でないかもポイントです。

また、フードボウル付属の食器台の場合は、フードボウル自体が洗いやすい素材でできているかについても着目しましょう。

細菌の繁殖は犬の健康被害の原因となるので、衛生管理のしやすさはとても大切です。

◆フードボウルがしっかり固定される食器台かどうか

犬の食器台には、フードボウル付きのものとフードボウルなしのテーブル型のものがあります。

犬の多くがガツガツと食事をするので、出来ればフードボウルと食器台が一体型になっているものが理想です。

一体型でない場合は、しっかりとした滑り止めが付いているかを確認しましょう。

◆フードボウルが2個置ける食器台

食事のみならず水分補給の時にも食器台は有効活用できるので、フードボウルが2個置けるか、または2個付属している食器台か否かは食器台選びで大切です。

◆安定感がある食器台かどうか

犬の食事を快適にするために食器台を使うのに、安定感がなく犬が食べているときの小さな衝撃でずれてしまったり、グラグラ揺れてしまったりするようであれば、せっかく食器台を使用しているのに犬が食べにくい状態になってしまいます。

安定性に優れた食器台を選んであげましょう。一般的に重さのある食器台は安定感が強いのでおすすめですが、軽い素材の食器台の場合は、側面に滑り止めが付いているかも確認しましょう。


おすすめの犬用食器台

◆超小型犬~中型犬におすすめ高さと角度調整ができる「Porta ウッディドッグテーブル」

Porta ウッディドッグテーブル

テーブルの角度と高さを調節できる木製食事台。食事台を使用することで、首や腰への負担が軽くなり、また角度をつけることで愛犬も食べやすくなります。テーブルの高さは8・11・14・17cmの4段階調節可能。

購入
メーカー名 ペティオ
材質・素材・成分など 本体:天然木
滑り止めマット:塩化ビニル樹脂
サイズ 組立サイズ(外寸):約W38×D17×H17cm
製品重量 約1.25kg
製造国 マレーシア

Portaのウッディドッグテーブルは、首や腰への負担軽減に役立つ高さ調節と角度調整ができる食器台です。

フードボウル付属ではありませんが、滑り止めマットが付いているので安定性にも配慮された商品です。

◆小型犬におすすめの3段階の高さ調節機能が付いた「ウッディーダイニング」

Porta ウッディドッグテーブル

テーブルの角度と高さを調節できる木製食事台。食事台を使用することで、首や腰への負担が軽くなり、また角度をつけることで愛犬も食べやすくなります。テーブルの高さは8・11・14・17cmの4段階調節可能。

購入
メーカー名 ドギーマンハヤシ
材質・素材・成分など ラバーウッド、エラストマー、スチール、PVC
サイズ S:幅35奥行き18高さ18cm M:幅43奥行き23高さ22cm
製造国 ベトナム

ウッディーダイニングは組立が簡単な3段階高さ調整可能食器台で、滑り止めがついています。

左右に持ち手がついているので、飼い主が運ぶときに便利な商品です。

◆食事中の音や安定性にこだわった「カタカタ鳴らないツインディッシュ」

カタカタ鳴らないツインディッシュ

カタカタ音なく落ち着いて食べられる吸音ラバー付のステンレス食器。犬猫用。

購入
メーカー名 ドギーマンハヤシ
材質・素材・成分など 《食器》ステンレス、合成ゴム《スタンド》スチール、合成ゴム
サイズ S:W24×D13.5×H6cm M:W28×D15.7×H6.8cm
カラー シルバー
製造国 インド

カタカタ鳴らないツインディッシュ Sは、フードボウル付属のため安定性のある食器台です。

食器台には食事中の音を防止するために吸音ラバーが付いており、ステンレス食器ですので衛生管理もしやすい商品です。

◆簡単に外せて洗いやすい「洗える 外せる ドッグダイニング」

洗える 外せる ドッグダイニング

テーブルが「洗える!外せる!」すべり止めも付いた樹脂製テーブル。
高さ平置き時:4段・斜め置き時:3段!
・樹脂製でお手入れが簡単「外せる!」「洗える!」テーブル
・すべり止め付きです。
・平置きと斜め置きが選べるので、食べ方に合わせてセットできます。
・斜め置きにすれば、フードが前に集まるので食べやすいです。
・テーブルに突起が付いているので食器が落ちにくいです。
【平置き時は突起を後ろへ(後ろに落ちにくい)、斜め置き時は突起を前へ(前に落ちにくい)】

購入
メーカー名 ドギーマンハヤシ
サイズ S:W38×D23×H19cm、テーブル有効サイズ:W29×D14cm M:W43×D29×H24cm、テーブル有効サイズ:W34×D19cm

洗える 外せる ドッグダイニングは、食器台の衛生面にこだわった商品で、樹脂製のためお手入れが簡単に行えます。

滑り止め付きであることはもちろん、斜め置きにもできるのが特徴です。


愛犬に合わせた食器台を手作りしよう!

◆木からセパレート式食器台(テーブル)をつくる

木を買ってきてテーブルを作る場合は、愛犬が使用している食器がおさまるようにしっかりと木の幅を調整することが大切です。

食器台の高さ目安は、犬の体高から10cm程度低い高さを目安にしますが、正確に測りたい方は地面から犬の肩の位置までを測り、その高さから使用する食器の厚さをマイナスしましょう。

食器台は安定性が重要ですので、支えになる4本の木は地面に固定されやすい太めの木を使用することをおすすめします。また、滑り止め用のゴムを活用するのも良いでしょう。

◆簡単に作りたい方におすすめ!食器台の作り方

安定性のある食器台を作りたい方におすすめなのが、丸形の植木鉢や鉢スタンドです。

植木鉢に関してはホームセンターで安く購入でき、半円状のフードボウルであれば活用できます。
また、鉢スタンドは100円均一でもサイズが豊富にあるので、半円状のフードボウルを持参してサイズに合ったものを選びましょう。

植木鉢も鉢スタンドも同様ですが、安定性を高めるために円部分にボンドで細いゴムをつけると犬が食事をする際にフードボウルがずれにくくなります。


犬の食器台に関するまとめ

犬の食器台のメリットや高さ目安、選び方を中心にご紹介致しました。

食事は犬にとって毎日のことですので、食べやすいに越したことはありません。体調が悪い犬や老衰によって動くのが負担な犬にとっては、ちょっとした食事の不便性が食欲低下を引き起こす要因にもなってしまうので、愛犬の健康的な食生活のために食器台を活用することをおすすめします。



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動物看護士(日本能力開発推進協会/日本キャリア教育技能検定協会)、老犬介護士(日本キャリア教育技能検定協会)、犬の管理栄養士(全日本動物専門教育協会)、ドッグトレーニングアドバイザー(日本ペット技能検定協会)等、動物関連資格を多数保有。大型犬2頭、中型犬1頭、小型犬(保護犬)1頭、猫3頭と暮らしながら、役立つペット関連情報を提供しております。


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