酸化したドッグフードは愛犬の病気の原因に?フード保存容器を活用しよう!

2020.08.13

酸化したドッグフードは愛犬の病気の原因に?フード保存容器を活用しよう!

近年、多くの飼い主さんが品質の良さに配慮してドッグフードを選んでいますが、酸化してしまったものを与えても意味がありません。酸化したドッグフードは犬の病気の原因になりやすく、せっかくドッグフードに含まれている栄養素も減ってしまいます。夏場や湿気の多い時期には特に保存容器を使用するなど、管理方法に気をつけましょう。

【目次】
1.ドッグフードは傷みやすい?
 1-1.ドッグフードが傷みやすい理由
 1-2.ドッグフードの酸化は何故生じる?
 1-3.酸化したドッグフードを与えたときに起こりうる健康被害
 1-4.酸化しやすいドッグフード成分

2.ドッグフードの正しい保存方法

3.ドッグフードの保存容器を選ぶときに重視したいポイント
 3-1.用途とサイズ
 3-2.密封性
 3-3.衛生管理のしやすさ
 3-4.ドッグフードの出し入れに配慮

4.おすすめのドッグフード保存容器

5.避けたいドッグフードの酸化防止剤(抗酸化物質)
 5-1.ドッグフードと酸化防止剤
 5-2.化学合成酸化防止剤(合成抗酸化物質)
 5-3.天然酸化防止剤(天然抗酸化物質)

6.ドッグフードの保存方法に関するまとめ

ドッグフードは傷みやすい?

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◆ドッグフードが傷みやすい理由

ドッグフードの種類によっても傷みやすさが多少異なりますが、全般的にドッグフードには必ず脂質が含まれているので、傷みやすいのが特徴です。
特に夏場などの暑い時期や湿気が多い時期、暖房をかけている冬場などには注意が必要で、ドッグフードに含まれる肉や魚、卵のタンパク質や脂質、その他食材の栄養素が酸化することで犬の健康に被害を及ぼす原因になります。
最近のドッグフードは、発がん性物質に配慮して酸化防止剤を使用していないものもあるので傷んだドッグフードを与えないよう十分注意しましょう。

📌【おすすめ記事】犬用高級ドッグフードのメリットや安いフードとの違いは何?代表的な高級ドッグフード5選

◆ドッグフードの酸化は何故生じる?

ドッグフードに含まれる栄養素(主に脂質)が空気に触れて酸素と結びつくことによって、ドッグフードは酸化します。
いわゆる化学反応によるものですが、酸化防止剤が含まれていない無添加ドッグフードはパッケージ開封後の酸化に特に注意が必要です。
しかしながら、酸化防止剤が入っているドッグフードに関しても酸化しないわけではないので注意しましょう。
その他、海外製のドッグフードが近年人気を集めていますが、パッケージが海外仕様のもの(並行輸入品など)は特に開封後に保存容器を使用するなどの配慮が必要です。
日本は特に他国だと比較すると湿度が高い国と考えられており、カビや細菌が増殖する環境が整いやすいので、日本の湿度に合ったパッケジングがされているものがおすすめです。

◆酸化したドッグフードを与えたときに起こりうる健康被害

総合栄養食表記のあるドッグフードの場合、基本的に犬に必要とされる栄養素がドッグフードと水で補えるようになっていますが、ドッグフードが酸化してしまうと栄養素が損なわれて、犬が体に必要となる十分な栄養補給ができない状態になります。
ドッグフードの酸化の度合いや与える頻度によりますが、酸化したフードは犬の消化器系症状(主に嘔吐・下痢)の原因になりやすく、継続的にこのようなフードを与え続けると最悪の場合は肝機能低下、腎泌尿器障害、動脈硬化やアトピー性皮膚炎など様々な病気の原因になることもあります。

◆酸化しやすいドッグフード成分

価格が安いドッグフード(トウモロコシなどを使用しているもの)に関しては、犬の消化器官に負担をかけるだけでなく、酸化しやすい植物性油脂が多く含まれているので極力与えないに越したことはありません。
また、最近ではオメガ3脂肪酸が人気でドッグフードにも含まれているものが多くありますが、サーモンオイルを中心に脂肪酸に関しても酸化しやすいのが特徴です。


ドッグフードの正しい保存方法

ドッグフードの保存方法は、開封後は酸素と結びつかないようしっかりと密閉することは必須。
必ず密封性の高い保存容器(犬用のドライフード保存容器や密封性の高い未使用のゴミ箱など)に入れて光や日光の当たらない涼しい場所(冷暗所)で保管しましょう。
また、ドライフードの場合は毎日開け閉めするので、小分けのジップロックなどの保存容器に1回分の食事量を分けて入れておくのもおすすめです。
たまに夏場にドライフードを冷蔵庫で管理する方を見かけますが、1回分のドッグフードを小分けにして管理していない場合(中・大袋を冷蔵庫で保管している場合)は、冷蔵庫に入れたり出したりする際の温度差(結露)によってドッグフードがさらに傷みやすくなるので注意しましょう。
開封後のウェットフードの場合は必ず冷蔵庫で保管して、数日以内に使い切る必要があります。
ウェットフードはドライフードとは異なり、一般的には酸化防止剤を使用せず缶を密封した状態で煮沸消毒されますので、ドライフードより酸化が速いと考えられています。


ドッグフードの保存容器を選ぶときに重視したいポイント

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◆用途とサイズ

ドッグフードの保存容器を選ぶときは、まずはドッグフードを大袋にいれたまま保存するのか、1回(または1日の食事量)ごとに保存するのか考えた上で選ぶことが大切です。
大袋に入れたままであればドッグフード用の大きい保存容器が販売されていますが、小分けにする場合はジップロックなども活用できます。
また、大型犬のドッグフードはサイズが大きいものが多く、ドッグフード用の保存容器が限られてしまいますので、未使用の密封性の高い(ゴム製のパッキンが付いているようなもの)ゴミ箱も活用できます。
普段愛犬に与えているドッグフードのサイズを考慮して、保存容器を選びましょう。

◆密封性

ドッグフード用の保存容器を探していると、密封性の低い商品も実は多く販売されています。
それでは酸化防止のための効果が薄れてしまうので、密封性の高い保存容器を中心に選ぶことが必須です。
その他、虫やホコリ、菌などが入り込まないよう、蓋だけでなく容器の底・つなぎ目部分などの密封性にも配慮が必要です。

◆衛生管理のしやすさ

保存容器を使用していると、ドッグフードを出し入れするときにどうしても底部分にフードがこぼれ落ちてしまいます。
そのまま放置してしまうとカビや菌の繁殖が原因でフードにも悪影響を及ぼすので、定期的に掃除ができるシンプルなデザイン(構造)の保存容器がおすすめです。

◆ドッグフードの出し入れに配慮

ドッグフードを出し入れするときにスコップ上のスプーンを活用する場合は、取り出し口が大きめの保存容器を選びましょう。
細かなことではありますが、毎日数回出し入れするので出しづらいと意外にストレスが溜まります。
使用方法に応じて、使いやすい形状の保存容器を選ぶのがポイントです。


おすすめのドッグフード保存容器

オートエアーレスストッカー

鮮度を保っておいしさキープ、ドライフード専用の電池式フードストッカーです。
※電池は付いていません。単2アルカリ電池×2コが必要です。
・5L(約1.8kg)のストック可能で香り、風味が長持ち。
・ボタンを押すだけで、簡単に真空状態にできます。
・真空状態がゆるくなると自動真空装置が作動。

商品詳細を見る


ボタンを押すと簡単に真空状態にできるというドッグフードやキャットフード専用保存容器です。さらに、真空状態が弱まると自動的に真空できる仕組みになってるのが特徴。夏場や湿気の多い時期には特におすすめです。シンプルなデザインで衛生管理もしやすいのが嬉しいですね。


避けたいドッグフードの酸化防止剤(抗酸化物質)

◆ドッグフードと酸化防止剤

犬の健康被害に影響する「酸化」ですが、ドッグフードが酸化しにくいよう酸化防止剤(抗酸化物質)を使用しているフードもあります。
酸化防止剤には、天然酸化防止剤(天然抗酸化物質)と化学合成酸化防止剤(合成抗酸化物質)がありますが、前者においては全般的に継続摂取することで発がん性が生じるものが多いので極力避けましょう。
抗酸化物質に関しては、ドッグフードの品質を保つために使用されており、脂肪と脂溶性ビタミンの安定をはかることでフードの酸化を防止する役目を補っています。
一般的にドッグフードに含まれる添加物は比較的安全であると考えられていますが、アレルギーの原因になったり継続摂取することで健康被害の原因になりやすいことは否定できません。

◆化学合成酸化防止剤(合成抗酸化物質)

化学合成添加物の中でも特に注意が必要なのが「エトキシキン」。
エトキシキンに関しては人(食品)においての使用が認められていないため注意が必要で、価格が抑えられることが理由でドッグフードに使われていることがあります。
その他、化学合成添加物には、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)やBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)などがあります。
天然の酸化防止剤と比較すると健康被害に対してのリスクが大きい合成抗酸化物質ではありますが、ドッグフードを加工する際の圧力や水分、熱などに対しての抵抗力が強いのが特徴で天然抗酸化物質と比較すると効力が強いと考えられています。

◆天然酸化防止剤(天然抗酸化物質)

酸化防止剤が含まれるドッグフードを選ぶのであれば、ローズマリーやトコフェロール(時にビタミンEとも呼ばれる)、アスコルビン酸(ビタミンC)などの天然由来の酸化防止剤が比較的安心です。
ただし、トコフェロールに関してはドッグフードの酸化を防ぐためには効力が非常に弱いので酸化防止目的としてビタミンEのみを添加しているドッグフードの場合は注意が必要です。


ドッグフードの保存方法に関するまとめ

ドッグフードの酸化や保存容器を中心にご紹介致しましたが、湿気の多い日本ではドッグフードの管理に特に注意が必要です。
ドッグフードの色が濃くなった・脂っぽくなってベトベトする、普段と比較して匂いがおかしいなどの変化があったら、ドッグフードが酸化しているかもしれません。
傷んだドッグフードは犬の十分な栄養源にならず、それに加えて消化器系症状を引き起こしたり様々な病気の原因にもなります。
せっかく品質の良いドッグフードを与えていても酸化していたら意味がないので、夏場だけでなく梅雨や暖房のきいた室内、光がさす場所などに気をつけて、しっかりとドッグフードの管理をしましょう。



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動物看護士(日本能力開発推進協会/日本キャリア教育技能検定協会)、老犬介護士(日本キャリア教育技能検定協会)、犬の管理栄養士(全日本動物専門教育協会)、ドッグトレーニングアドバイザー(日本ペット技能検定協会)等、動物関連資格を多数保有。大型犬2頭、中型犬1頭、小型犬(保護犬)1頭、猫3頭と暮らしながら、役立つペット関連情報を提供しております。


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