パピチワってどんな犬?

2021.10.11

パピチワってどんな犬?

ペットブームにより小型のミックス犬を飼う人が増えました。見た目は可愛らしく、抱っこできるから扱いやすいなどが理由です。ミックス犬は純血種と体質や性格は違うのか、どんなデメリットがあるのか紹介します。

パピチワとは

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◆特徴

昔は混血の犬は雑種という呼び方でしたが、近年はミックス犬と呼ぶようになってきました。獣医師やペット事業者の間では両親が分かっていて純血種同士をかけ合わせた犬をミックス、親がはっきりしない混血の犬のことを雑種と区別しています。
パピチワとはパピヨンとチワワのハーフです。ペットショップにはチワプー、ポメマル…たくさんのかけ合わせや呼び方の犬が並んでいますね。この呼び方にもルールがあり、父親の名称が先となっています。
パピヨンは大きな立ち耳と飾り毛が特徴の人気の小型犬です。フランス語で蝶という意味で、華奢で優美な姿をしています。
チワワは立ち耳が特徴の世界一小さい犬種です。華奢な手足に大きな目、「アップルヘッド」と呼ばれる丸い頭が特徴です。小さいが故に先天性の病気が多く、仮病を使うこともあるので病院に行く機会が多い犬種でもあります。

パピチワは両方の特徴を受け継いで目と耳は大きいです。耳はパピヨンに近く、飾り毛がある犬もいます。短いマズルやアップルヘッドはチワワよりです。しかしどちらに似るのか予想が難しく、きょうだいでも似ない場合はあります。成犬の大きさは2種の中間で体高が23cm、体重が2.5㎏くらいです。

◆性格

パピヨンとチワワどちらも警戒心が強く、神経質です。見た目は弱々しいのに勇敢で吠え癖がついて近所迷惑になる可能性があります。家に不審者が入ってきたら吠えてくれますが、小さいので番犬にはなれません。
パピヨンはヨーロッパの貴族に愛された犬であり、チワワの歴史はよくわかっていませんが同じく愛玩犬です。この性格を持って生まれたパピチワも甘えん坊でワガママになりやすい犬です。ですが人に触られることが好きなので、しっかりしつけをすれば家族の良い一員になれるでしょう。

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気をつけたい病気

◆膝蓋骨脱臼

いわゆる膝の皿が正常な位置から外れてしまう症状で、ひどい場合は歩行困難になります。大きな段差を上り下りさせない、ソファに上らせるなら踏み台を置く、床には滑り止めマットを敷くなどの対策が必要です。パピヨンにもチワワにもよく見られ、先天性の場合が多いです。

◆骨折

骨が細いので骨折はしやすいです。ちゃぶ台なら自力で上ることがありますが、椅子やテーブルは小型犬にとっては高所です。床が硬いと落下したときに骨折してしまう恐れがあるので、カーペットを敷くなどの対策をとりましょう。

◆角膜炎

パピヨンもチワワも角膜炎などの目の病気を起こしやすい犬種です。パピヨンは逆さまつ毛が原因で目を傷つけ、チワワの顔立ちをしていると鼻が短いために目ヤニや涙を出しやすくなります。またチワワ似で眼球が飛び出していると、遊んでいるときに家具にぶつけてしまうこともあります。

◆尿路結石

尿路結石とは腎臓・尿管・膀胱・尿道に結石ができて排尿できなくなる病気です。パピヨンが分類されるスパニエル系にもチワワにも多いので、パピチワにも多くなります。
動物にとって体内の老廃物を排出できないというのは人間よりも一大事です。血尿や頻尿など、排泄に異常が見られたらすぐに獣医師に相談してください。

◆水頭症

脳脊髄液が何らかの原因で増え、脳室が大きくなり脳が圧迫される病気です。チワワに多く、後頭部が膨らんだアップルヘッドが原因とされています。予防が難しい病気で発症すると投薬や手術など辛い治療をしなければいけません。


寿命

パピチワの寿命は12~15歳と言われています。パピヨンの寿命は12~15歳、チワワの寿命は12~16歳で犬の中では長生きです。
体重10㎏未満のミックス犬の平均寿命は14歳とされています。しかしこれは頻繁に動物病院に行くようになったり、その子に合ったフードを食べさせるようになったりした結果です。普段からコミュニケーションやスキンシップを積極的にとり、ケアはきちんとしてあげてください。


パピチワの毛色

元々パピヨンにはチワワ、ロングコート・チワワにはパピヨンが混じっているとされるので、この2種をミックスしても違和感なくかわいらしい容姿になります。
毛色は成長と共に変化し、子犬のときは黒系だったのが明るくなると言われています。ベースは白で黒や茶のマーキングが入り、トライカラーになる場合もあります。多くの犬はパピヨンの毛質を受け継ぎ、長いダブルコートです。同じきょうだいでも違う色になることがあり、個性が楽しめます。


パピチワの飼い方

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暑さ寒さに弱いので室内で飼ってください。室温は25℃前後が良いのですが、小型犬は飼い主より低い位置にいるので体感温度が違います。飼い主の位置より約2℃低くなるので、夏冬関係なくエアコンで寒そうにしていたら服を着せてあげてください。また外では地面に近いため体感温度が高くなります。夏は地面の温度が下がった時間帯に散歩に行きましょう。
散歩以外に部屋で遊ぶことが多いので、マットを敷く、家具に布でカバーをつけるといった対策が必要です。中・大型犬と違って骨が細いので、興奮して走り回ったときに家具に激突し、骨折などの大ケガをする可能性があります。
小型犬を多頭飼いする人が多いですが、パピチワは比較的他の犬と暮らすのに向いている犬です。甘えん坊なので遊び相手がいると犬も退屈せず、運動になります。注意点は複数になっても世話に手を抜かないことと、同じくらい暑さ寒さに弱い犬と同居させることです。パピチワはシングルコートですが、全く体質の違うダブルコートの犬は暑がりなので、同じ部屋で暮らすのは難しくなります。多頭飼いには同じ犬種、近い犬種がおすすめです。

◆食事

小型犬は体重に対する体表面積の割合が大きいため、体重1㎏あたりのエネルギー量が多くなります。口や胃も小さいので、小型犬に向けてつくられたドッグフードがおすすめです。
パッケージには適正量が表示されていますが、成犬時の体重から必要な量を計算しているので、ミックス犬はどこまで大きくなるのかわからず、困る人が多いと思います。パピチワの大きさはパピヨンとチワワの中間とされているので、子犬を迎える際にできるだけ両親の情報を入手しておきましょう。
子犬のときは1日3回に分け、ふやかして与えてください。成長とともに食べにくくないか、お腹を壊していないか観察しながらそのままで与えるようにします。6~8ヵ月で成犬用フードに切り替えます。

◆散歩

散歩時間は30分を1日2回が目安です。1日1回でも良いのですが、小型犬なので歩幅が狭く、中・大型犬と違って長い距離を歩くと疲れてしまいます。そのため遠くまで行けず犬が飽きてしまうかもしれません。コースをいくつか用意して犬が楽しめるようにしてあげてください。
パピヨンは運動量が多い犬種ですが、チワワは少ない犬種です。どちらに似るのか予想できませんが、犬が疲れたら抱っこをしたりカートに乗せたりしましょう。関節に負担がかからないように坂道や階段は避けてください。
ドッグランではできるだけ小型犬専用を選び、周囲に攻撃的な犬はいないか観察して離してみてください。怖がって飼い主から離れない場合もありますが、そんなときは無理せず少しずつ他の犬に慣らしていきましょう。慣れればドッグランが好きになる犬もいます。

◆しつけ

パピヨンもチワワもかわいらしく、悪さをしても簡単に手で押さえられてしまうので飼い主は甘やかしがちです。犬の方も甘え上手なところがあるので、吠え癖や噛み癖がつかないようにしなければいけません。
子犬のうちからテレビやインターホンなどの音を聞かせ、様々な環境に慣れさせることが大切です。たくさんの人に撫でてもらったりおやつを食べさせてもらったりすると、警戒心が薄れて吠えにくくなります。学習能力がある犬なので、正しいしつけをすれば良い子になります。

◆お手入れ

パピヨンやチワワと同じでこまめなお手入れが必要になります。ブラッシングは毎日、シャンプーは1ヵ月に1回程度行いましょう。長い被毛が絡まらないように自宅ではなくサロンに任せるのがおすすめです。毛はストレートで量が多く、抜け毛も多いです。そのため手入れが大変な犬になります。
大きい犬よりも散歩時間が短くなりがちなので、爪が自然に削れることが少なく、定期的に切ってあげなくてはいけません。難しければサロンに任せるべきなので、トリミング代がかかる犬です。
手間がかかる分かわいい服を着せるなど、おしゃれが楽しめる犬でもあります。写真を撮ってサイトに投稿する人もいますね。


パピチワの値段

生体価格自体は10~15万円であり、ここに販売業者が価格を上乗せして決まります。純血種はサイズ・カラー・毛質などが基準に近いと高額になりますが、ミックス犬には基準がありません。
ペットショップの場合、店舗での人件費や仲介手数料などが含まれるので当然高額になります。都会のペットショップでは家賃も加算されるために子犬も高額になり、地方では安くなります。
一方ブリーダーから直接購入すると安くなります。ですが良い犬を生み出すにはブリーダーが環境を整え、親犬にも飼育費用をかける必要があります。健全なミックス子犬1匹を生み出すのに10~15万円と言われ、ここに値上げされていくと考えてよいでしょう。


まとめ

近年は犬の平均寿命が延び、10歳以上の小型犬は珍しくなくなりました。これは室内で家族同然に暮らし、体調の異変に気づいたらすぐに病院に行く、日頃から食事や体の手入れをするといったケアがあってこそです。
大きな目に小さな体を持つパピチワはとてもかわいらしいです。かわいいけれど手間をかけてあげなければ生きていけない犬だということを忘れないでください。



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PetSmilenews編集部

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