ラガマフィンの体の特徴
ペルシャ猫系のラグドールとメインクーンなどを掛け合わせて作られたラガマフィン。その体には、大きく3つの特徴があります。
1つ目は体の大きさです。
直系の祖先であるラグドール同様、ラガマフィンもとても胸板が厚いです。体の作りも「ロング&サブスタンシャルタイプ」…つまり、体が比較的長く、筋肉や骨格がしっかりしたタイプになっています。
そして体も大きいので、当然体重も他の猫より重くなります。猫の平均的な体重が4kg~5kgと言われている中、ラガマフィンは成長するとメスでも5kg~7kg、オスになると10kgになることもあります。大きいので見た目もしっかりしている一方、抱っこするのは少し大変です。
2つ目は成長がゆっくりであることです。
猫の中にはすぐ成長する子も多くいますが、ラガマフィンの場合は大人になるまでに3~4年かかるといわれています。ゆっくりと体格が決まっていくため、長い期間をかけて成長を楽しむことができます。
3つ目はなんといっても長毛です。
毛はダブルコートになっており、とてもふわふわで柔らかく、ウサギの毛によく例えられます。また、長毛なので比較的寒さにも強い種類になっています。
ラガマフィンの性格
とても大きな猫種であるラガマフィンですが、その名前には「いたずらっ子」という意味が込められています。
というのも、ラガマフィンはとても好奇心旺盛で、非常に遊ぶことが大好きだからです。この性格は大人になっても変わることがなく、いつまでも子猫のように可愛らしい行動をとります。
その一方で非常に頭が良く、環境への適応能力も高いです。また人懐っこくておとなしいこともあるため室内でも飼いやすい一方、いたずら好きな子も多くなる傾向があります。
ラガマフィンを飼ううえで注意すること
ラガマフィンはとてもおとなしく、室内でも飼いやすい猫とされています。では、実際に飼ううえで気をつけるべき点はどこにあるのでしょうか。
まずラガマフィンの体格は他の猫より大きく、骨格や筋肉がしっかりとしています。そして立派な身体を維持するためには、それに見合うだけのカロリー・たんぱく質が必要となります。そのため、食事は他の猫種に比べて高カロリー・高たんぱく質の食事が必要となります。
また、しっかりとした骨・筋肉を作り上げるためには日々の運動も大切です。幸いラガマフィンは遊ぶことが大好きで、大人になってもよく遊び、よく寝ます。登り木やタンスなどの上下運動を入れるなどして、できるだけたくさん運動させるように心掛けましょう。
ただし、室内で飼っており、おとなしい性格の場合はあまり動こうとせず、肥満になってしまう危険性もあります。猫の性格や活動を見ながら食事のバランスを考えるようにしましょう。
また、長毛の猫共通の課題として、毛が絡まりやすいという欠点があります。毛が絡まってしまうと「毛球症」という病気を発症するリスクが高まってしまいます。この病気は猫が自分で毛づくろいするときに毛玉を飲んでしまい、吐くことも排泄することもできなくなってしまい、最悪命にもかかわる危険な病気です。
この病気を予防するためにも、最低でも1日1回はブラッシングやコーミングをしてあげるようにしましょう。また、これも長毛種共通ですが、比較的抜け毛が多いので、部屋の掃除もこまめにするようにしましょう。
おとなしくて人懐っこい一方で遊ぶことが大好きでいつまでも子猫のような可愛らしさを持ち続けるラガマフィン。
体が大きく長毛なので見た目も立派で、触りごこちもとても気持ちいいです。そして性格的に比較的飼いやすいタイプなので、多くの方に愛される猫となっています。
eye catching by Takashi Hososhima
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