1.老猫が遊ばない。健康への影響は?
1-1.猫は大人になるとあまり遊ばなくなる
1-2.激しい運動は体の負担に
1-3.全く動かないのも問題
2.老猫と遊ぶ時のおすすめおもちゃ
2-1.CAT TOY 猫用じゃらし モコモコフェザー
2-2.CAT TOY 猫用じゃらし シューティングスター
2-3.スポーツペット キャットトンネル ピンク
2-4.プチトリートボール ブルー
2-5.ニャンコロビー ボックスタイプ ナチュラル
3.老猫とおもちゃで遊ぶ時の注意点
3-1.無理に遊ばせようとしない
3-2.体の負担にならないように
4.まとめ
老猫が遊ばない。健康への影響は?
子猫や年齢が若かったときは、飼い主が疲れ果ててしまうぐらい運動量の多い猫ですが、歳をとってくると筋力は衰え、あまり動かず眠ってばかりになってしまいますよね。
ですがこれはとても自然なことで、何も不思議なことではないのですが、猫の成長を間近で見てきたのなら尚更、感慨深くなってしまうことでしょう。
たとえ老猫であっても、一分一秒でも長生きしてほしいし、病気をせずに健康でいて欲しい!と願わずにはいられませんよね。
なので体を動かす目的として、老猫と遊んで若かりしころの本能を呼び起こさせようと思う、飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
ですがいざ飼い主さんが遊ぼうと思っても、老猫は無反応で遊ばない。
そのような状態が続くと、健康への影響も心配になってきてしまいますよね。
老猫になると遊ばなくなってしまうのには、どんな理由が隠されているのでしょうか。
◆猫は大人になるとあまり遊ばなくなる
猫は人間よりも早いスピードで歳をとっていくので、ついこの間まで元気に遊んでいたのに、急に遊ばなくなったな…と思うことがあっても仕方のないことですよね。
猫は大人になると子猫のようには遊ばなくなりますし、大人から老猫になれば、更に遊ばなくなるのは自然であるとも言えるでしょう。
老猫になれば体力も集中力もなくなっていくので、もしかしたら気持ちでは遊びたくても、体が追いついてきてくれないのかもしれません。
そして体が成長していけば、同時に心も成長していきますので、子猫時代には何でもおもちゃになっていた物が、大人になって興味を惹かれない物に変わってしまった場合も考えられますよね。
飼い主が遊びたくても、猫の気持ちが一番大事なので、愛猫のペースで遊んであげるようにしてあげてください。
◆激しい運動は体の負担に
いざ遊ぶとなっても、子猫時代のときのような、激しい遊び方はNGです。
関節が弱り、筋力の落ちている老猫が激しい運動をしてしまうと、大きなケガへと繋がってしまうことがあります。
ケガをすると老猫は治癒力も落ちてきているはずなので、治るまでにもかなりの時間がかかってしまうことでしょう。
ケガをしないにしろ体の負担となってしまうことは確実なので、老猫と遊ぶ際は体に負担にならないようチェックしながら、遊んであげてくださいね。
◆全く動かないのも問題
老猫だから遊ばなくても仕方がない、という考え方は止めておいた方が良いかもしれません。
猫は元々動く物に興味を示す動物ですので、「狩りたい」「遊びたい」という気持ちは、いくつになっても持ち合わせているはずです。
全く体を動かすことがなければ、どんどん筋力が落ち、体に力が入っていかなくなります。
そして動かないことによって、食欲も沸かなくなってしまうので、老猫であってもある程度体を動かすことは、必要であると言えますよね。
刺激の少ない生活を送っていると、認知症といった病気を引き起こしてしまうこともあるので、程よい刺激を与えてあげることが、長生きの秘訣となっていきます。
老猫と遊ぶ時のおすすめおもちゃ
ある程度体を動かすことが大切なのが分かった上で、遊んであげる際にはおもちゃが必要になってきますよね。
ですが子猫などと違い、老猫はどんなおもちゃを気にいってくれるのか、飼い主としては知っておきたいところです。
老猫は体の全ての機能が低下してきていることに違いないので、弱った足腰、視力の低下した目でも、楽しめるような猫用おもちゃを選んであげるようにしましょう。
◆CAT TOY 猫用じゃらし モコモコフェザー
猫の大好きなおもちゃと言えば、猫じゃらしを思いつく方も多いのではないでしょうか?
もこもこのフェザーを使用した猫じゃらしは、猫の狩猟本能を駆り立ててくれますよね。
老猫であってもこの本能が消えてなくなってしまっている訳ではないので、手で掴む素振りを見せたり、目で追ってみせたりするだけでも、十分遊んでいることになります。
体があまり動かない場合でも、棒が短めの猫じゃらしなら、体のすぐ近くで遊んであげることが出来るので、おすすめですよ!
◆CAT TOY 猫用じゃらし シューティングスター
猫じゃらしは猫じゃらしでも、カサカサ音のするロングテープを使用したこちらの商品はいかがでしょうか。
音の出るおもちゃは耳が聞こえづらくなった老猫でも、「何かかすかに音がする」と気付かせてくれるはずですよね。
キラキラ光る素材も感知出来るのであれば、老猫にとってぴったりのおもちゃであると言えるでしょう。
◆スポーツペット キャットトンネル ピンク
猫が大好きなトンネルも、老猫にとって運動不足解消のおもちゃへと早変わりしてくれます。
中に入るとカサカサと音が鳴るので、中に歩いて入ってくれるだけで、体を動かすことに繋がってくれるので、有難いですよね。
その中で眠ってもいいですし、遊ぶだけでなくお気に入りの場所にもなってくれそうな、使い勝手の良いおもちゃとなっています。
◆プチトリートボール ブルー
猫は元々鼻の利く動物なので、ニオイのするおもちゃは、老猫であっても気に入ってくれる可能性が高いです。
このボールの中にお気に入りのキャットフードやおやつを入れてあげれば、そのニオイを感じてボール自体に興味を持ってくれるようになります。
遠くに転がしてしまっても、飼い主さんが老猫の傍に戻してあげることによって、一緒に楽しく遊ぶことが出来ますよ。
◆ニャンコロビー ボックスタイプ ナチュラル
老猫になったとしても、爪とぎが習慣となっている子は多いので、爪とぎをしつつ遊べるおもちゃは人気が高いです。
鈴が入ったボールやキャットニップが入ったボールが、爪とぎの内部に仕込まれているので、爪をとぐたびに中が気になってしまうはずです!
そのまま遊んでくれれば良いですが、例え遊ばなかったとしても、爪とぎとして機能してくれるのなら、試しに購入してみても良いかもしれません。
老猫とおもちゃで遊ぶ時の注意点
さっそく老猫が喜んでくれそうなおもちゃを用意したのなら、あとは一緒に楽しく遊ぶだけですよね。
ただ遊ぶ際にも、ある程度の注意はもちろん必要となってきます。
どんなことに注意をすれば、老猫に楽しく遊んでもらうことが出来るのでしょうか?
◆無理に遊ばせようとしない
まずは老猫の気持ちに、寄り添うことが何よりも大切です。
買ってきたおもちゃを見せたからといって、老猫が「遊びたい!」という気持ちになっているか分かりませんし、もしかしたら「今はぐっすり眠りたい」と考えているかもしれません。
そんなときに飼い主さんだけが遊ぶ気満々でも、ただの迷惑としか受け取ってもらえないのなら、今後そのおもちゃに対して興味を持ってくれることさえ、無くなってしまうかもしれませんよね。
なので最初は無理に遊ばせようとせず、おもちゃを開封して老猫の傍に置いておき、老猫がニオイを嗅いだり触ったりして興味を示していたら、飼い主さんがおもちゃを動かしてスキンシップをとってあげてください。
おもちゃを勢いよく動かすよりは、老猫でも触れられるぐらいのスピードを心掛けて、優しく遊んであげましょう。
◆体の負担にならないように
おもちゃで遊ぶ際には、老猫への体の負担の心配も忘れてはいけません。
思いのほかおもちゃに食いつき、一生懸命遊んでくれることもあるかと思いますが、そのときは夢中で楽しくても、遊び終わったあとに、体に何かしらの不調が出てしまうことだってありますよね。
酷く疲れてしまえばご飯を食べることも、トイレをすることも億劫となり、寝たきりになってしまう場合もなくはないので、体に負担がかかっていないかを見ながら、遊んであげるようにしてください。
疲れているような気配を感じたら、すぐに遊ぶのをやめて、ゆっくり優しく撫でてあげましょう。
大好きな飼い主さんに撫でられることによって、落ち着きを取り戻してくれるはずなので、それだけでも老猫にとって十分なコミュニケーションとなるので、覚えておいてくださいね。
まとめ
猫はどんなに歳をとったとしても、可愛さが変わることはなく、飼い主さんにとってかけがえのない家族であると言えるでしょう。
愛猫の健康チェックを怠らなかったとしても、早いスピードで残酷に歳をとっていきますので、いつの間にか老猫と呼べるぐらい、年老いていることがほとんどです。
老猫だから遊ばないというのは、ある意味人間の思い込みでもあるので、長生きしてもらいたいからこそ、遊んであげる時間はとても重要であると言えますよね。
老猫でも遊べるおもちゃを用意してスキンシップを図るのも良いですが、子猫のときから愛用しているおもちゃが残っているのなら、それを見せて昔の記憶を思い起こさせてあげるのも良いかもしれません。
飼い主さんと愛猫の間に、遊びたい気持ちにすれ違いがあったとしても、コミュニケーションを図りスキンシップをとることは、長生きの秘訣に繋がっていきます。
一緒に居られる時間を大切にし、愛猫が幸せな時間を過ごせるように、精一杯サポートをしてあげてくださいね。
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