猫が喜ぶ代表的な猫おもちゃの洗い方を知って清潔を保とう!

2022.08.20

猫が喜ぶ代表的な猫おもちゃの洗い方を知って清潔を保とう!

ご自宅にたくさんの猫おもちゃを常備して、そのときの気分によって遊ぶおもちゃを変えているといった飼い主さんは多いのではないでしょうか。 しかしその猫おもちゃ、遊んだあとにはどうしていますか? さまざまな素材でできている猫おもちゃは、本来しっかり洗って清潔を保つことが一番です。 今回はそんな猫おもちゃの洗い方について、ご紹介していきたいと思います。

猫のおもちゃは洗える?

おもちゃで遊ぶ猫

愛猫が喜ぶ姿を見たくて、ついつい猫用のおもちゃを買ってしまう飼い主さんは多いことでしょう。

いつの間にか猫おもちゃでいっぱいになっているといったご家庭は多く、定期的に使わないおもちゃは処分しているといった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな猫おもちゃの中には一軍、二軍といったように、愛猫がお気に入りのおもちゃがいくつかあるとは思いますが、それらのおもちゃは遊んだあと、どのようなケアを行っていますか?

猫おもちゃは色々な素材でできていることからも、洗っていいのか迷われる飼い主さんも多いとは思います。
しかし、洗わないと衛生的にも良くないため、定期的なお手入れが必要となります。

◆実は雑菌まみれなおもちゃ

実は猫ちゃんが遊ぶおもちゃは、雑菌まみれということをご存知でしょうか?

もちろん購入してきて間もないおもちゃは清潔です。
猫が一度でもおもちゃをくわえて唾液が付着すれば、気温が安定している室内では雑菌が増えやすく、湿度の多い季節であればさらに雑菌が繁殖しやすい条件が揃います。

遊ぶ頻度にもよりますが、菌の温床を防ぐためにも、猫おもちゃは洗って清潔を保つようにしてください。

◆定期的にお手入れをするのがおすすめ

遊ぶたびに猫おもちゃを洗う必要性があれば、遊ぶこと自体が億劫になってしまいます。
遊ぶ頻度や汚れ具合によっては1~2週間に1回ぐらいを目安にして、定期的なお手入れを心掛ければ問題ありません。

洗わないでそのまま猫おもちゃを放置した場合、自分のニオイが付いたおもちゃを猫は好んで遊ぶため、雑菌まみれのおもちゃで遊ぶことになってしまいます。

汚れたままの猫おもちゃを再度くわえることで、口から雑菌が侵入してしまい、腸炎を引き起こせば下痢といった辛い症状が出てしまうことも否めません。

また、動物の唾液には人間にとっても有害な病原菌が含まれています。
おもちゃに触れた手で食べ物を口にするなどといった、間接的な理由により何かしらの感染症を患ってしまう可能性もありますよね。

これらのことを防ぐ目的でも、猫おもちゃは定期的にお手入れをするようにしましょう。


布製品のおもちゃの洗い方

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猫ちゃんの中にはお気に入りのぬいぐるみや、けりぐるみといった布製品を気に入っている子は多いと思います。

布製品には自分の唾液のニオイだけでなく、体臭も移りやすいため、ニオイを嗅ぐことによって安心するといった効果が得られるようです。

だからこそ布製品の猫おもちゃは、雑菌が繁殖しやすく汚れも目立つため、定期的なお手入れが必要と言えますよね。

布製品の猫おもちゃは以下のような手順で、丁寧に洗うようにしましょう。

◆汚れや毛を取り除く

布製品の表面には汚れや被毛が付着しています。

そのまま洗ってしまうと繊維に被毛が絡まることがあり、洗っても被毛が残ってしまうでしょう。
清潔を保つ目的でも下準備としてできる限りの被毛は取り除いてください。

コロコロ(粘着クリーナー)やガムテープを利用すると、簡単に被毛が取れますよ。

◆洗濯機や手で水洗い

猫おもちゃに使用される布製品のほとんどは綿素材の場合が多いと思いますので、洗濯機で洗っても問題がありません。

型崩れが気になるようでしたら、洗濯ネットに入れてドライコースを利用した洗い方はいかがでしょうか。

猫おもちゃを洗う際には、人間用の洗濯洗剤を使用するのではなく、ペット用の洗剤や無香料の洗剤を利用するようにしてください。

ペットの布製品専用 洗たく洗剤
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洗濯機を使った洗い方に不安が残るようであれば、手で優しく水洗いしてみることもおすすめです。

◆しっかりすすいで乾かす

猫のアイテムを洗う際には、動物にも優しい洗剤を使うことが大切です。
洗剤が少しでも残ってしまうと、猫は嫌悪感を示すようになり遊ばなくなってしまうこともあるようです。

それ以上に口に入れることもある猫おもちゃに、洗剤が残っていること自体がとても危険なため、しっかりとすすいで洗剤が残らないような洗い方を心掛けてください。

ドライコースを利用した場合は、脱水が不十分と感じたようであれば、様子を見ながら脱水の時間を増やしてみましょう。

布製品は中までしっかりと乾かす必要があるため、乾燥機の利用や天日干しをするなどをし、猫おもちゃの中に水分が残らないようにしてください。

布製品の日焼けが気になるようであれば、風通しの良い日陰となる場所で乾燥させましょう。

◆汚れがひどい場合は漬け置き洗い

洗濯や手洗いといった洗い方だけでは汚れが取れなさそうなときには、漬け置きしてから洗濯機で洗うか、そのまま漬け置き洗いをしてみてはいかがでしょうか。

40度ぐらいのお湯の中に、セスキ炭酸ソーダや重層を入れ、数時間ほど漬け置きします。

その後形を崩さないように優しく揉み洗いをし、しっかりとすすいだあとには洗濯機で脱水をし、形を整えてから風通しの良い場所で乾かしてください。


パーツが多いおもちゃの洗い方

猫おもちゃの中には、猫じゃらしのようなさまざまな素材が使用されたパーツの多い商品もたくさん販売されていますよね。

猫じゃらしはその名の通り大好きな猫ちゃんも多いです。
猫と暮らすご家庭であれば、最低でも1本は常備しているといった方も多いのではないでしょうか。

このようなおもちゃは使用頻度も高く、頻繁に洗いたいと思っている方は多いことかとは思います。
しかし、プラスチックなどのパーツが含まれていれば、洗濯機には入れることができず洗うことを断念してしまう飼い主さんもいらっしゃるはずです。

パーツが多い猫おもちゃは、どのようにして清潔を保てば良いのでしょうか?

◆優しく手洗いをする

布や毛を用いている商品であれば、その部分だけ漬け置きをしてから優しく手洗いをしてみてください。

あまり強く力を入れ過ぎると接続部分が取れてしまう可能性もあるため、優しく揉むようにして洗いましょう。

洗剤などは布製品と同じもので構いませんので、手洗いの後にはしっかりとすすぐことも忘れないようにしてください。

◆しっかりと乾かす

洗った後はしっかりとタオルドライをし、おもちゃ本来の形に整えて、こちらも風通しの良い場所で乾かしましょう。

手洗いできなかったパーツがあるようでしたら、アルコール不使用のペットにも安全な除菌シートなどを使用して汚れを拭き取ってください。


自然素材を使ったおもちゃの洗い方

猫じゃらしで猫と遊ぶ女性のイラスト

最近では猫ちゃんの安全面を考慮して、自然素材が使用されている猫おもちゃも増えてきました。

自然素材を使っている分、洗い方が気になるところですが、自然素材の猫おもちゃはどのようなお手入れが理想的なのでしょうか。

◆基本的に水洗いはNG

自然素材の猫おもちゃは、基本的に水洗いがNGとなっています。

木などの自然素材は水を吸収する性質を持っています。
雑菌が含まれた水分を吸収してしまえば、更なる菌の繁殖やカビの原因となりかねません。

衛生的に使用したいようであれば、遊んだあとに乾いた布などで汚れを拭き取り、乾燥させるといったこまめなケアが必要となってきます。

除菌スプレーなどを利用したいところですが、あくまで猫が口にするおもちゃとなりますので、使用しない方が無難と言えるでしょう。

◆消臭には重曹がおすすめ

遊ぶうちにニオイが気になるようであれば、猫にも安全な重層を使って、重層スプレーを作ってみてはいかがでしょうか。

スプレーボトルに水(ぬるま湯)100mlに対して重層を小さじ1杯入れ、しっかりと振って混ぜ合わせてから、猫おもちゃに軽く噴きかけます。

水洗いとよりも水分が浸透していきませんし、たとえ重層の成分が残っていたとしても、猫に対して無害ということが分かっていれば、安心して使用ができますよね。

消臭効果が期待できますし、猫おもちゃで長く遊ぶためにもできることは工夫しつつ、日頃から清潔を保つためのお手入れを心掛けてみてはいかがでしょうか。


まとめ

おもちゃで遊ぶ猫

猫のおもちゃにはさまざまな種類の商品が販売されていますが、猫ちゃんによっても好みが異なるため、各ご家庭に常備された猫おもちゃがすべて同じ商品とは限りません。

できることなら長く大切に使いたいところですが、猫の性質上唾液が付着することは避けられないため、しっかりと洗って常に清潔を保ちたいものですよね。

今回の記事では代表的なおもちゃの洗い方をご紹介させていただきました。

洗うということは愛猫の健康維持にも繋がるため、怠ってはいけない工程であることが分かりました。
愛猫が安全に遊ぶためにも、猫おもちゃは定期的なお手入れを心掛け、常に清潔な状態を維持できるようにケアを続けていきましょう。



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たぬ吉

たぬ吉

小学3年生のときから、常に猫と共に暮らす生活をしてきました。現在はメスのキジトラと暮らしています。3度の飯と同じぐらい、猫が大好きです。


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