24時間稼働!?ミュンヘンにある動物救急隊とは
ペットと一緒に暮らしていると、急に具合が悪そうな様子を見かけることがあります。
人間のように「どこがどのように痛むか」という状況を言葉で話すことのできない犬たち。このまま様子を見ればいいのか、でも苦しそう・・・。夜間の急病やケガは本当に心配ですよね。人間だったら救急車があるけれど・・・。なんて思ったことのある飼い主さんはきっと多いですよね。
実は、ドイツのミュンヘンにはこんな心配を解決してくれる嬉しいサービスがあるんです。
2001年に誕生したサービスが24時間稼働中の「動物救急隊」。24時間対応してくれるサービスなので、夜間のペットの変化にも安心ですね。
年会費は3600円なので、会員になっておけば、この電話一本で応急処置の対応を獣医師さんが行ってくれるそうです。また、活動は寄付金で行われているのですが、野生のワンちゃんや猫ちゃんなどの動物に対しては無料とのことです。
犬を止める!?アメリカで登場!!駐犬場?
ワンちゃんと一緒に散歩中に「ちょっと買い物したい」と思ったことのある飼い主さんも多いはず。愛犬のために、いったん家に戻って、また買い物に来るという方も多いでしょう。日本ではスーパーなどの前でリードに繋がれている犬たちをたまに見かけることもありますよね。でも、実際に愛犬家としては、いくらリードで繋がれているとはいえ、店の外にワンちゃんを数分でも放置しておくのは心配なのが正直なところです。
「もしリードが外れたらどうしよう」「盗難にあったらどうしよう」など、さまざまな点で心配になってしまうので、散歩中は店先で愛犬をリードに繋いで買い物をしたことのないという方が多いかもしれませんね。
そこで、そんな飼い主さんに興味深いサービスが!
– Dog Parker(ドッグ・パーカー)で犬をちょっと駐犬? –
アメリカのニューヨークの「ブルックリン」地区で2015年の10月から試験的に始まったのが、ドッグ・パーカーと言われる犬の駐車場のようなサービス。
試験的なサービスのため、まだまだ設置箇所は少ないのですが、2017年春までには設置場所を増やしたいとのことです。
– 誰でも使えるの? –
利用するには、ドッグ・パーカーを使用できる条件があります。
・生後4か月以上で予防接種をしっかりと受けている犬
・年会費25ドルを払うこと
このように、条件を設けることがマナー向上に繋がるとも言えます。「誰でもOK」とすると、逆に心配になるかもしれませんよね。利用料は1時間12ドルか1分間20セントのどちらかを選択するシステムのようです。
– 本当に安心できるの? –
このドッグ・パーカーの特徴というと、ちょっとした犬小屋のようになっていて、カギをかけることができます。しっかりとカギがかかっていることで、盗難に遭う心配もありませんね。また、ガラス張の部分があるので中の様子が見えるのが嬉しいですね。
ただし、パッと見た感じでは「小さな犬小屋」。果たしてワンちゃんがスムーズに入ってくれるかどうか・・・というところは、ワンちゃんそれぞれですね。
– ドイツにもあるのですよ –
実は、この駐犬場とはちょっと違ったものがドイツにあります。日本にもある、世界で有名な「IKEA」という家具店が2012年に始めた面白いサービス。買い物に来たワンちゃんが、車の中で放置されないようにとの意味で始めたもの。
人工芝の上、水まで用意されていて、リードをつなぐ場所があるのでワンちゃんが寝転がってゆっくりと飼い主さんを待つことができます。お客さんの満足度も高いようですね。
アメリカで注目!新しい形のペット宿泊サービス「DogVacay」について
ワンちゃんと暮らしていて困ってしまうのが、急に家を空ける時。数時間単位の留守なら、ワンちゃんも一人で留守番ができるものの、旅行など「泊りがけ」の場合には、ワンちゃんを一人にしておくわけにはいきませんよね。そこで多くの方が利用するのがペットホテルではないでしょうか。
ペットホテルというと、預けられた大部分をケージに入れられて過ごすものです。宿泊慣れしていないワンちゃんだとストレスを感じてしまう場合も多いかもしれません。
アメリカで始められた「DogVacay」は愛犬家にとってはとても興味深いサービスなのです。
– 新しいスタイルの宿泊システム –
長期的に家を留守にする際に、ペットホテルに預けるのは可愛そう・・・と感じたことはありませんか?
その一番の不安は「ワンちゃんのストレス」。一日程度の留守ならばペットホテルに預かってもらうことも仕方ないと思えても、数日も続いてしまうと「申し訳ないな」と心が痛んでしまう気がします。
またペットシッターさんに自宅に来てもらうという方法もあるのですが、ペットシッターさんが24時間見てくれるわけではありませんよね。食事や散歩の時間だけ来てくれますが、残りは一人で過ごすというスタイル。食事の心配はクリアできても、ペットシッターさんが帰ったあとはとても心配になります。
そこで気になるシステムがDogVacay。ペットシッターとして登録しているワンちゃんを預かってくれる人と、留守にする間預かって欲しい飼い主さんをマッチングしてくれるサービスなのです。これによって出会ったペットシッターさんの家に愛犬を預けるシステムなので、ペットホテルとは違った良さが実感できるサービス内容なのです。
– どんなワンちゃんでも受け入れやすいか? –
ドッグシッターさんの家で過ごすことができるので、ケージの中で過ごすストレスを感じることもありません。のびのびゆっくり過ごすことができます。また、常に誰かがいる場所で過ごせるため飼い主さん的には安心することもできるでしょう。
ただし、どんなワンちゃんでもこのサービスを受け入れられるかというと、そうでもないようです。このサービスに適しているのは「人懐こい犬」。逆に「人見知りをする犬」の場合は、利用は難しいかもしれませんね。
– 信頼できるドッグシッターに出会える –
犬好きならだれでもDogVacayにペットシッターとして登録できるのでしょうか。
実は、それには書類や面接によってしっかりした基準のもと、ペットシッターとしての登録が認められるとのこと。そのため、犬の飼育経験があるかどうか、身元がしっかりしているかどうか、をチェックされて、基準にクリアした人がペットシッターとして登録されるので、預ける側としては安心できるのではないでしょうか。
– 宿泊サービス以外のマッチングも –
ここでは宿泊サービス以外のマッチングもできます。
・ペットの散歩を代行してほしい
・ペットのマッサージをしてくれる人を見つけたい
・デイケアサービス
・ペットシッターとして自宅に来て欲しい
– 宿泊料金がリーズナブル –
一般的なペットホテルの費用と比較すると約半分程度の金額で利用が可能だとか。ペットホテルで寂しい思いをさせるより、信頼できるペットシッターのもとで温かい気持ちで預けることができるDogVacay。今後、ますます注目されていきそうですね。
イギリスで注目!認知症の人のためのサービス・ドッグ
犬は病気の人間の心を豊かにしてくれる効果があると言われていて、セラピードッグが有名ですよね。イギリスの『Dementia Dog Project』というプロジェクトから、認知症の患者のためのサービス・ドッグが誕生したとのことです。
認知症を発症した人の家庭で、一緒に住み、暮らしを介助するために訓練を受けたサービス・ドッグ。
起床時間に起こしてくれたり、日常生活に必要なものを運んでくれたり、その活躍は素晴らしいもの。実際、サービス・ドッグと一緒に暮らしたご夫婦によると、今までの辛く苦しい生活がサービス・ドッグのおかげで気持ちが楽になったということです。
実際に認知症患者とその家族の暮らしは、本当に大変なものです。そんな家族の厳しい現状を支えてくれる犬。サービス・ドッグはペットではなく、大切な仲間とも言える存在なのかもしれませんね。
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