ワンちゃんの里親になるには?

2016.04.07

ワンちゃんの里親になるには?

ワンちゃんが欲しい!その時あなたはどこでワンちゃんを探しますか?おそらく一番最初に行くのはペットショップではないでしょうか?又は直接ブリーダーから購入する方もいるはずです。それ以外なら友人、あるいは知り合いから譲り受ける方もいるでしょう。これから犬を飼おうとしている方々に是非「里親」という選択も視野に入れて欲しいのです。

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動物保護団体とは

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日本全国各地に動物保護団体というところがあります。この団体は動物保護活動を通じ、地域社会に貢献することを目的とした非営利団体で数多くのワンちゃん達が保護されています。そして驚くことに雑種犬はもとより純血種のワンちゃん達も多く保護されているのです。例をあげればチワワ・ダックスフンド・パピヨン・シーズ・ポメラニアンこれらの小型犬はその時代の流行りとなりお金になるとばかりに悪質なブリーダーが産めよ産めよと強制的に繁殖させ、その結果数が多くなり売れ残った犬、又は流行りでなくなった為に捨てられたワンちゃんもたくさんいます。
中には飼い主から酷い虐待を受けボロボロになって保護される犬も少なくありません。そんな悪質なブリーダー、処分に困ったペットショップ、又は通報や個人からの連絡を受け保護するのが「犬 保護 団体」の仕事です。
とは言っても、非営利なのでほとんどの方がボランティアで活動されており多くの方が無償で協力しています。
保護されている犬達はこの団体に協力している動物病院の先生が看てくれています。動物を飼われた方ならお分かりかと思いますが、動物一匹にかかる費用は決して安くはありません。餌代から室内犬であればおしっこシート・疾患があればオムツもします。病気になればお医者さんに看てもらいます。数多く保護している犬にかかる費用も大変です。個人で協力して頂ける方がいれば里親が決まるまでその家庭に預けて面倒をみてもらうこともあります。そうして地域一体の協力のもとに動物保護団体は成り立っているのです。

保健所しかなかった時代も・・・

犬泣く

この団体が無い時代には保健所というところに行くしかなかった犬達でした。そしてそこは二度と外に出られない場所でもあったのです。希に引き取り手が現れるのは奇跡に等しいくらいでした。今現在も保健所はあります。そして毎日殺処分される犬がいるのも事実です。それでも現在この団体ができたおかげで殺処分される犬が減ってきているのも事実なのでそれはとても嬉しいことです。
動物保護団体では定期的に街頭や会場を借り譲渡会も開催しておりそこには多種多様なワンちゃん達がいます。正直人気のある犬もいればそうでもない犬もいて、要は子犬と成犬で人気に差が出てしまうのです。保護された成犬のほとんどは精神的に辛い思いをしたり体に痛い思いをさせられた経験があります。子犬で保護されるのはまだそういった思いをした時間が少ないので人間に慣れるのも早いのです。

ワンちゃんとの出会い、里親になるための条件とは?

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初めて犬を飼う方はやはり子犬の里親から始められるほうが良いかも知れません。
譲渡会や団体が保護している場所に行き多くのワンちゃん達に会うことをお薦めします。たった一度の出会いで決められるワンちゃんとの出会いもあればどうもしっくりこないという場合もあるでしょう。焦ることなくじっくりと気の合うワンちゃんを探してもいいと思います。そのワンちゃんの一生を面倒見なくてはならないのですから安易に見た目が可愛いというだけで判断しないで下さい。きっとあなたに出会うべきして待っているワンちゃんがいるはずです♫
そうして出会えたワンちゃんの里親として申し込むとある程度の審査があります。環境・家族構成・住まい・仕事などなど他に細かい条件がある団体もあります。捨てられ辛い思いをしてきたワンちゃん達ですから里親に出して又捨てられることが無いように犬を渡す方も真剣に里親を選びます。その上でこの人ならと判断をしたら里親としてお願いをするのです。その条件の中に仕事をしていない・老人の一人暮らし・独り者・未婚のカップルなどは厳しい審査になるかもしれません。それも全て犬の幸せを優先に考えるからです。そして条件にクリアすると「おめでとうございます。里親に選ばれました♫」と連絡が入ります。その時の喜びは体験した人にしかわからないです!!

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里親に応募した段階である程度いつワンちゃんが来てもいいように準備しておいた方がいいでしょう。何を用意していいのか分からない場合はそこの団体に聞いてみたり犬を飼っている知り合いに聞いたりすれば教えてくれるはずです。それとわずかではありますが(団体によって〇千円~〇万円)譲渡する際にお金がかかります。それはそのワンちゃんを保護してからかかった費用となります。去勢が必要な犬は去勢していますし、皮膚に問題があった犬もきちんと治療をしています。保護されてから里親さんに引き取られるまでのケア代だと思えば納得出来るはずです。それでも犬によって治療などが違いますから金額に差もでます。それは引き取る前にしっかりと確認を取ったほうが後々揉めないで済みます。マイクロチップもつけているワンちゃんもいますので万が一迷子になった場合でも直ぐに見つかります♫
まぁどうしてもこの犬種じゃないと嫌!!という方には動物保護団体はお薦め致しません。犬は人間のお飾りではないのですから好みで犬を選んでいるような方は信用出来兼ねます。
どうぞこれから犬を家族として向かえるつもりの方に是非とも動物保護団体に足を運んで頂き一匹でも多くのワンちゃんに人間の愛を与えては貰えないでしょうか?でも本当はその逆で愛を与えて貰っているのは人間のわたしたちなのかもしれないですね♪

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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