1.ペットに安全な環境を
犬は人間の赤ちゃんと同様に、生まれつきとても好奇心旺盛です。
人間の赤ちゃんもですが、口に入るものはなんでも口に入れてしまう傾向があります。
しかし犬は、何を口に入れていいのかダメなのか判断することはできません。
ですので、飼い主が犬を誤飲から守ってあげなければいけないのです。室内犬の場合は、家の中には危険がいっぱいですので飼い主が特に気をつける必要があります。小さくて尖っている物が危険なことは承知ですが、普段私たちが何気なく使っている日焼け止めや化粧品だって犬にとっては命に関わることだってあり得るのです。人間には無害な物でも犬にとっては有害な物なのです。
夏は日焼け止めを使用する機会が多いので、犬が届く場所に放置してしまったりしていませんか?犬が誤飲してしまうのは、飼い主の責任です。必ず犬が届かない場所に片付けておくようにしましょう。
2.犬が日焼け止めを誤飲してしまったら?
人間が使用する日焼け止めは、人間が皮膚に使用することを目的として使われており、犬が口から摂取してしまった場合の安全性は確かめられていません。犬は愛情表現の1つとして、舐めてくることがあります。日焼け止めを塗っている手や腕を愛犬に舐められてしまったら…愛情表現は嬉しいですが、愛犬が心配ですよね。ですので、できるだけ舐めさせないようにする必要があります。
万が一愛犬が日焼け止めをボトルごと舐めてしまっていたら、無理に吐かせたりはしない方がいいそうです。至急動物病院と連絡をとり、病院へ行くようにしてください。何事も早めの対応が一番です。誤飲してしまった物の容器があれば、その容器を動物病院に持参すると良いでしょう。処置や治療に役立ちます。
自分で勝手に判断せずに獣医師の判断に任せましょう。
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3.犬用の日焼け止めクリームもある?
犬用の日焼け止めクリームもペットショップなどで販売されているそうです。犬用に作られているので、舐めても安心ですね。
短毛種の犬や毛がない犬種の犬は、日焼け止めクリームを塗らないと皮膚の病気にかかってしまうことがあるようです。また、長毛種も日焼けをしてしまう可能性がありますので、日焼け対策は必要です。しかも犬の鼻の頭はどんな犬種でも絶対に日焼けをしてしまいます。人間のように帽子を被ったり日傘をさすなんてことは出来ないですもんね。そうなると、鼻の頭に日焼け止めを塗る必要があります。飼い主が愛犬を皮膚の病気から守ってあげるようにしましょう。
4.日焼け止めクリーム以外の日焼け対策は?
犬の日焼け対策は日焼け止めクリーム以外に、紫外線を防ぐ服があります。服は犬には無害ですし、安心して着せられることができますね。メッシュ素材ですので通気性にも優れており、犬も快適に過ごせるでしょう。
また、日焼け止めクリーム以外にウェットティッシュタイプの犬の体を拭くタイプの日焼け止めやスプレータイプの物もあります。日焼け止めクリームを舐めてしまう犬には、こちらのタイプの方がいいかもしれませんね。
後は散歩に行く時間を気をつけることも大切です。日中の太陽がかんかん照りの時は避けた方が良いです。アスファルトもかなりの高温になっていますので、素足の犬は火傷をしてしまうかもしれません。朝は早朝に、夕方は日が陰ってから散歩に行くのが良いでしょう。そうすると日焼け対策にもなりますからね。
犬にとって普段飼い主がつけている日焼け止めは、興味津々な物だと思います。しかし人間の日焼け止めは犬にとってはとても有害なもので、場合によっては命を奪ってしまうかもしれないのです。そうならないためにも、普段から飼い主が犬が暮らしやすいように環境を整え、犬が触れない場所にきちんと片付けておく必要があります。
日焼け止めだけにかかわらず、犬が誤飲してしまうと困るものは必ず片付けておきましょう。
犬と楽しく健康に暮らしていくため、飼い主がきちんと守ってあげましょう。
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