愛犬だって一緒に楽しめる～秋の味覚、梨！～

愛犬だって人間と同じ！与えすぎに注意

紹介した通り、与えることでメリットのある梨ですが、与える量には注意が必要です。
人間と同じで犬にも個体差があり、アレルギーを持っている子もいます。初めて与える際には、少量ずつ与えて様子をみましょう。

それでは、一日に与えてもよいとされる量とはどれくらいなのでしょう？
体重５キロの子で１日約２０ｇ、摂取量としては１日の食事量の約１０％が推奨されています。
梨といえばシャリシャリとした歯応えですが、これは石細胞と呼ばれる細胞からなるものです。この細胞に排便を促す効果があるのですが、食べ過ぎると軟便・下痢といった悪影響を愛犬に与えてしまいます。
美味しそうに食べてくれると、つい沢山与えたくなってしまいますね。もっと頂戴！と催促されるかも…。でもそこは飼い主さんも我慢して、適量を守って与えてくださいね。

与える際の注意点！正しく与える方法とは？

梨を与える方法として、注意が必要な項目を何点か紹介します。

梨に豊富に含まれる栄養素「カリウム」は、熱に弱く調理に向いていません。せっかく豊富な「カリウム」を補給できる食材なので、与える際は調理せずに生で与えましょう。手作りのお菓子に使用したい！という場合は、生のまま型抜きするなどして使ってみてはいかがでしょうか？

梨の種には「アミグダリン」という青酸配糖体が含まれています。これは体内で分解されると、青酸毒を発生して中毒症状を起こす恐れのあるものです。未成熟の実にも「アミグダリン」は含まれているので注意しましょう。
といっても、店頭で販売されている梨は成熟したものばかりなので問題はありません。
ただ、最近では愛犬と一緒に果物狩りができる所も増えてきていますね。梨狩りに行く場合や、家庭菜園をしている飼い主さんは気を付けるようにしましょう。

梨には消化されにくい成分も含まれています。特に皮や芯は消化されずに詰まりやすいので、与えないように注意しましょう。
実を与える際は、細かく刻んで与えるか、すりおろして与えるのがベストといえます。
ただ、シャリシャリと梨を噛んでいる姿は実に愛くるしいものですよね！
問題なく食べられる実の大きさは、愛犬の体格によっても差が出ると思います。飼い主さんが愛犬の様子を見ながら適切な大きさを探ってあげてください。

まとめ

与える量や方法を守れば、梨にはメリットがたくさんあります。
試したことのない飼い主さんも、今年は一緒に「秋の味覚」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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