犬の毛は年に2回、生え変わる
犬の毛の抜け変わりを「換毛」と言い、その時期を「換毛期」と呼びます。
春の換毛は冬毛から夏毛へ生え変わる…冬の毛が抜け落ち、少し粗目で密度の少ない夏毛を生やします。
秋の換毛は夏毛から冬毛へ生え変わる…夏毛が抜け落ち、冬の寒さから身を守る為のふわふわした冬毛を生やします。
犬の毛はシングルコ-トとダブルコ-トに分類できる
オ-バ-コ-ト(上毛)は皮膚を紫外線や水などのダメ-ジから身を守る役割がある長めの毛。
アンダ-コ-ト(下毛)は防寒の役割がある短めのやわらかい毛。
①シングルコ-ト
アンダ-コ-ト(下毛)を持たず、オ-バ-コ-ト(上毛)だけしか持たない犬種
②ダブルコ-ト
オ-バ-コ-ト(上毛)とアンダ-コ-ト(下毛)の2種類の毛を持つの犬種
特にダブルコ-トと言われる犬種は、冬の寒さを防いでいた毛が抜けるわけですから毛が大量に抜け落ちます。
ご自身で犬を飼われている、またはこれから飼ってみようとお考えの方でしたら、
犬がどんな毛のタイプでいつ頃、生えかわるのか、知っておくことも大事ですね。
犬の抜け毛対策
最も簡単にできる抜け毛対策として、ブラッシングがあります。
抜けた毛や抜けそうな毛が体に付いたままだと、新陳代謝が悪くなり体温の調節がしづらくなったり、皮膚が蒸れてしまい、皮膚病になってしまうこともあります。換毛期には特にブラッシングはこまめにしてあげたいですね。
我が家では気が付いた時にブラッシングするようにしている為、床に落ちる抜け毛がだいぶ減りました。
スリッカ-やピンブラシタイプは肌を傷つけたり、負担をかけやすいので肌に優しい豚毛ブラシやラバ-ブラシがおすすめです。
犬の毛をシャンプ-やカットしてあげることは抜け毛対策として有効です。
犬の毛を水で洗い流すことにより、抜け毛をしっかり取り除くことができますが、カットのし過ぎは犬の毛質を変えてしまったり、短い毛を増やして衣類やカ-ペットから毛が取りにくくなる原因にもなります。また、毛が薄くなったせいで、紫外線による皮膚のダメ-ジも受けやすくなります。もちろん、シャンプ-もやり過ぎは皮膚によくありませんので、どちらもほどほどにしましょう。
犬服を家や車の中で着せてあげると、裏地に抜け毛がついて掃除が楽になります。
ただし、犬のストレスになったり長毛種の犬は毛玉ができやすくなりますので注意が必要です。
汚れが気になったところがあったら、すぐに綺麗にしましょう。
トイレの床や少し低くなっている玄関、犬の行かない場所も気にしてみるとずいぶん抜け毛が溜まっています。
これを機に掃除道具や掃除のやり方の見直しをするのも悪くありません。
・掃除機で吸い取る
・粘着シ-トでコロコロする
・フロ-リングワイパ-で拭く
・手のひらにゴムのついた軍手を着け、カ-ペットの抜け毛を集め取る
・ルンバで自動清掃する など
まとめ
今年の秋は犬の抜け毛に関する知識と、抜け毛対策で愛犬をストレスや症状から守ってあげましょう。ワンちゃんも飼い主さんも抜け毛に悩まされず、快適な生活をお過ごしください!
ライター/ヨッシーやま
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