【掲載:2016.09.08 更新:2026.10.09】
ブルドッグの特徴や歴史について

18世紀のイギリスには囲いの中で犬が雄牛を追い立てる様子を見るというブルバイティングという娯楽がありました。これは「牛いじめ」とも呼ばれています。そこで活躍していたのがブルドッグです。鎖につながれているとはいえ、自身の何倍もの大きさの牛の鼻に数匹の犬が噛みつき、殺していたのです。
最初の頃はマスティフという体重80㎏もの大型犬が活躍していたのですが、多額の賞金目当てに改良を重ねて生み出されました。特徴的なつぶれた鼻も牛に噛みついた状態で呼吸が楽に出来るようにという目的のためです。
1835年になるとその残酷な娯楽、ブルバイティングは禁止されました。需要がなくなったブルドッグは絶滅寸前に追い込まれたものの、そのユニークな外見から飼い犬として扱いやすいよう改良を加えられながら現在に至ります。
特徴的な姿と忠実で愛想の良い性格で現在も世界中の愛犬家に親しまれる犬です。ただあまりに顔に特徴を残そうという異常な改良を続けたため、帝王切開でしか出産できなかったり、病気になりやすいなど弱点も出てきています。
パグの歴史や特徴・由来について

しわだらけでブルドッグとよく似た見た目を持つパグですが、そのルーツはブルドッグとは異なります。紀元前400年以前には中国王室で飼われていたとされ、とても歴史の長い犬なのです。ただあまりに昔なので、その歴史ははっきりとは分かっていません。
その後、オランダ東インド会社によってヨーロッパに渡り、オランダ王室では王家公認の犬となり王の肖像画にも描かれるほど寵愛されました。フランスではナポレオンの妻・ジョゼフィーヌにかわいがられています。
ヴィクトリア朝時代にはイギリスにわたり、ここでも裕福な愛犬家を中心に人気となっています。1885年にはアメリカでも犬種認定され、いまや世界中で愛されています。
冷静で威厳あるその性格は富裕層とともに生きてきたゆえの姿でしょう。元々ヨーロッパでいた犬はマズルが長いものが主流だったので、つぶれたようなその顔の愛らしさに魅了されたのでしょう。
その名前は外観が握りこぶしに見えることからラテン語のこぶし・プグニュスが由来とされたり、マーモセットというサルの別名・パグモンキーと似ているからという説もあります。
2つの犬種の見た目や飼い方の違いについて


◆見た目
・大きさ
見た目が似ている両者ですが、ブルドッグは中型犬に、パグは小型犬に分類されます。
・耳
パグは耳が垂れていますが、ブルドッグは少し巻いた形の「ローズ耳」といわれる形をしています。
・色
ブルドッグは多彩な毛色で、黒を基調にしたものや白基調のものなどさまざまな中から好みの1匹を見つけ出すことができるでしょう。
一方、パグは赤みかかった色・シルバー・フォーン・ブラックなどが一般的です。後頭部から尻尾にかけては黒い線が伸びています。
◆飼い方
ブルドッグは、闘犬だったため顔や体つきは獰猛ですが、改良が重ねられた今やとても温厚な性格となっています。子供がいる家でも安心して飼うことができます。むしろ外見に反して繊細で華奢なので室外で飼うことは難しかったりします。
パグもブルドッグ同様、暑さに弱いので室内飼いがよいでしょう。特徴的な飛び出た大きな目は、お散歩の時に傷つきやすいので注意が必要です。
まとめ
どちらも他の犬種より手間はかかりますが、愛らしく愛嬌あふれる外観とかわいらしさで皆に愛されているのです。
他にも、フレンチブルドッグやボストンテリアなども似ている犬種としてあげられることが多いです。
それぞれの違いを知ると、お気に入りの犬種が見つかるかもしれません。
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