クールな顔立ちとグレーの毛並が魅力
シベリアンハスキーの大きな特徴といえば、なんといっても狼に似たその風貌です。瞳の色は透き通った薄い青やグレー、ブラウンなどが多く、神秘的な美しさを漂わせます。中には、片目が青で、もう一方がブラウンというように瞳の色が違うこともあります。
また、額に特有のマーキングがあり、マーキングラインは目の間まで続いています。シベリアンハスキーは骨格が頑丈で体のバランスがとれており、キツネを思わせるフサフサとしたブラシ尾です。耳は頭部の高い位置にあって、三角形の耳は分厚くて豊かな被毛で覆われています。
寒さに耐えるために、この犬種は被毛がダブルコートです。オーバーコートは立ち上がっていて、アンダーコートは耐寒性が強く、柔らかい毛が密集しています。 毛の色も色々で、ホワイトのみや、ブラックとホワイトの組み合わせ、同様にブラックとシルバー、ホワイトとシルバー、レッドとホワイト、シャンパンカラーとホワイトというように、多くのカラーが組み合わされた毛色が存在します。
また、ツンドラ地帯やシベリアでソリを長距離引いて走れることから分かるように、持久力に優れています。
見た目と裏腹に楽天家で明るく陽気
一見すると、クールで怖そうな外見だと思われるかもしれませんが、シベリアンハスキーは遊ぶことが大好きで、人懐こい性格です。執着心があまりなく、陽気で明るい楽天家で、常に前向きなため、順応性も高いのが特徴です。
シベリアンハスキーは精悍な顔立ちをしているので、気性が荒いと勘違いされる場合もありますが、穏やかな気性です。
他の犬に対しても社交的であり、子供が相手でも人懐こく、飼い主に従順です。そのため、本気で威嚇したり、噛みつくこともほぼありません。協調性があって、他のペットに対しても仲間意識を持つことが多く、優しく接することができます。
ただし、警戒心は強く、知らない人には警戒を示したりするので、番犬として飼育されることも多いです。また飼い主に対して褒められたいと意識が強い傾向があります。頑固な一面が見られる場合もありますが、適切なしつけをすれば改善できます。
イタズラが好きな一面もあり、しつけをしっかりしないと脱走癖につながる場合があります。用心深いところもありますが、攻撃的になったり無駄吠えを頻繁に行う性格ではありません。
シベリアンハスキーのしつけで気をつけたいこと
神秘的な見た目ですが、実は陽気なシベリアンハスキー。
さらに、人間との関わりが大好きな性格と聞くと、しつけがしやすそうに感じるかもしれません。
しかし、飼い主を「自分のリーダーだ」と認めることができないと、自分のやりたい放題になるケースもあるでしょう。
主従関係ができなければ「陽気で楽天家」というプラスの部分が「やんちゃで自分中心」となってしまいます。
飼い主さんの命令を聞いてくれなくなると問題行動にも発展するので、注意が必要です。
シベリアンハスキーのしつけで注意すべきポイントを紹介します。
◆基本的なしつけは幼犬の頃からが大事
成長すると凛々しい見た目になりますが、子犬の頃はとても可愛らしいです。
「まだ子犬だから」としつけを後回しにすると、どんどん主従関係を築きにくくなるでしょう。
あどけなさが残っているような月齢2~3か月くらいからしっかりと「飼い主である」と認識させ、しつけをスタートさせることがポイントです。
また、シベリアンハスキーは好奇心旺盛なワンちゃん。
しつけが不十分だと、散歩のときに制止できなくなるリスクもあります。
飼い主さんが引っ張られてケガをしたり、リードをつけたまま脱走したりなどするかもしれません。
いざというときに「マテ」「スワレ」などの命令に従えるように、幼犬のころからしつけていきましょう。
◆リーダーウォークをマスターする
シベリアンハスキーは、極寒の地でソリを引いていた過去があります。
そのため、散歩ではグイグイと飼い主さんを引っ張るようなスタイルを取ることも少なくありません。
しつけが行き届いていれば「マテ」という号令で急な飛び出しなども防げる気がするかもしれませんが、シベリアンハスキーのパワーはかなりのもので、力の強い大人でも対抗しづらいです。
それを未然に防ぐためにマスターしたいのが、リーダーウォーク。
飼い主さんの隣を歩かせる散歩の訓練をしましょう。
ワンちゃんが「こっちに行きたい」と引っ張ったら、一度立ち止まります。
「そっちには行かない」と飼い主さんは、態度で意思表示をしましょう。
また、シベリアンハスキーが行こうとする側とは逆向きに歩いていく…など、散歩の主導権を飼い主さんが握るようにするリーダーウォークをマスターして主従関係を築いてくださいね。
◆家族みんなで「しつけ」
シベリアンハスキーのしつけは、一緒に暮らす家族みんなの一貫した態度が大切です。
対応が違う人がいると「この人は自分のリーダーだけど、こっちは違う」と勘違いしてしまうかもしれません。
「褒めるべき点」「叱るべき点」を家族みんなで統一することで、飼い主さん一家をリーダーと認めてくれるでしょう。
また、シベリアンハスキーに対して愛情を注ぐこともリーダーと認めてもらうには大事です。
スキンシップが足りないと「自分は孤独」と勘違いしますし、怒鳴られ過ぎると「この人は怖い」と威嚇行動で立ち向かってくる可能性も…。
愛情を注いでシベリアンハスキーのストレスを防ぎ、「褒める」「叱る」「遊ぶ」と上手にこなして、家族みんなでしつけていってくださいね。
たっぷり運動させればノンストレスに
シベリアンハスキーを飼う際のポイントは、愛情を沢山与えるのがコツです。集団生活をしていても、自分の居場所が見つからずに孤独を感じてしまうと、脱走してしまったり、仲間とコミュニケーションを取ろうとして遠吠えすることもあります。孤独を感じさせないためにも、毎日丁寧になでてあげたり、声をかけてあげるようにして、たっぷりと愛情をシベリアンハスキーに与えましょう。
散歩になかなか行けなかったりすると運動不足になって、結果的にストレスがたまってしまいます。シベリアンハスキーはストレスを吠えることによって発散することがあります。体力があって活発に行動する犬なので、1日に2回散歩を行うのがベストです。その際、なるべく長時間散歩をするのが望ましく、1時間以上の散歩を目指しましょう。体を動かすと喜ぶので、シベリアンハスキーにとっては、散歩することは運動と同時にストレス発散にも役立ちます。
大型犬ですので、股関節を怪我しないように注意することが大切です。暑さには非常に弱いので、夏場は室内で飼育するようにして、散歩も涼しい時間帯にしましょう。
アイキャッチ
出典:https://www.flickr.com/photos/denverjeffrey/8836096812
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