1.トイレで寝る愛犬を叱ってもいい?
2.犬がトイレシーツの上で寝る理由
2-1.理由①トイレシーツの感触が気に入っている?
2-2.理由②トイレとベッドの区別がついていない可能性も
2-3.理由③トイレの形に問題がある
2-4.理由③構ってほしい
【掲載:2016.12.08 更新:2020.10.13/2022.08.04】
トイレで寝る愛犬を叱ってもいい?
愛犬がトイレで寝てしまっている時。叱ってもいいのか悩むことがありますよね。
結論からいうと、叱るのはワンちゃんを混乱させる原因となるのでしないようにしましょう。
最初はまだ小さいし、失敗することはよくあることです。
根気よくしつけを行い、寝る場所と排泄を行う場所の区別をつけられるようにしましょう。
犬がトイレシーツの上で寝る理由
◆理由①トイレシーツの感触が気に入っている?
少しふわりとしていて、ひやっとした感覚を好むのか、トイレシーツの上で眠ってしまうわんちゃんが多いようです。
もちろん、この感覚は人の思い込みなので、実は違う要因かもしれませんが、もしもこの感触が気に入っているようなら、本当に眠ってもらいたい場所に同じような素材のものを置いてみるという方法もあります。
犬の体温は人よりもコート1枚分高いといいますから、ひんやりした感触を好むのかもしれませんね。
また、逆の発想で、トイレシーツをかえてみるという方法もどうでしょうか。
これまで使用していたものよりもふわりとした感触が少ない、たとえばトイレシーツに厚みがないものなどをチョイスしてみるのも効果が期待できます。
◆理由②トイレとベッドの区別がついていない可能性も
たとえば、寝る場所とトイレがサークル内にあり、愛犬がトイレだと認識できていないという可能性もあります。
それでは、ここで愛犬がトイレで寝ることにお困りだった飼い主さんのケースを紹介しましょう。
愛犬は子犬です。最初はサークル内にハウスとトイレをセットしていました。しつけの甲斐もあり、トイレの失敗はほぼありません。しかし、どうしてもトイレで寝てしまうのです。
そこで、飼い主さんは隣接していたトイレをこれまでよりも離れた場所に置き、寝る場所とトイレの区別をつけてみました。すると、その愛犬はトイレで寝ることをやめたというのです。
この場合、ハウスとトイレの境界がわからず愛犬が混乱していたため、それを切り離すことで解消できたわけですが、家のスペースの都合上、どうしても隣接させないとならない場合もあります。
そんなときは、ひとつの手段として、サークルをやめ、ケージやクレートが寝る場所(ハウス)だとしつけ、ハウスを出なければトイレがないという環境を作ることも効果があります。
◆理由③トイレの形に問題がある
犬はもともと狭い場所で眠る習性があるので、箱型のトイレを使っていると居心地がよくなり寝てしまうことがあります。もしもこのタイプを使用していてお悩みを抱えているのであれば、トレータイプのトイレに切り替えてみるのもおススメです。
もし、正しい場所でトイレがすませることができたら、ご褒美もお忘れなく!
しつけとご褒美はワンセットです。その場所で褒められておやつがもらえる、そのイメージを定着させることが大切なのです。
◆理由④構ってほしい
飼い主さんに構ってほしいあまり、わざとトイレで寝る、という行為をするワンちゃんもいます。
普段のお散歩を少し増やしてみたり、コミュニケーションを少しでも多くとってみるなど、愛犬との関わりを増やしてみましょう。
犬がトイレで寝てしまう理由を見つけよう
いかがでしたか?
愛犬がトイレで寝てしまったり、違う場所でトイレをされてしまったりしたら、しつけが間違っていたのかしらと飼い主さんも落ち込んでしまいます。
トイレの場所をかえたり、サークルを外してクレートやケージにハウスをかえたりすると、どうしてもいきなりの環境の変化に対応できなくてすぐにマスターできない可能性もありますが、これまでのしつけと同様、時間をかけて丁寧に向き合うことが大切なポイントです。
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