どうしてフローリングは危険なの?
室内飼育のペットが増えている昨今、フローリングの材質にも変化がみられるようになりました。
しかし、こういった対策をしていない場合、とても滑りやすく、思わぬ怪我に見舞われる可能性があります。
愛犬の足が滑ると足の付け根の脱臼やヘルニアなどの事例が特に多く、滑り止めに爪をカットしていても防ぐことは難しいようです。
静止していても踏ん張ることができず足がじわじわと滑ってしまったり、ジャンプをしたときに着地が不安定だったりするのは滑ることが原因とも考えられます。
愛犬がつるりと滑ってバランスを崩す動作は可愛らしく見えてしまう行動ですが、骨折の危険が隠れているということを忘れないようにしましょう。
どうしてもリフォームをしなくてはいけない?
私の家も9割がフローリングですが、滑り止めのためのリフォームといわれると予算の都合もあり難しいのが現状です。かといって、何もしなくてもいいのかというと、愛犬にみすみすケガをさせるわけにもいかないので滑り止めを重点に対策が必要になってきます。
そこで、まずはリフォームのタイミングであった場合のフローリング材を選ぶポイントをご紹介します。
- アンモニアに対して耐性があること
- 滑らない素材であることを確認すること
- 傷に強いこと
- 消臭を考えるなら、壁の材質にお任せする
あたりまえのことですが、いざとなると見落としてしまいがちなのがアンモニアに対する強さです。トイレトレーニング中でなかった場合でも、万が一を考えることは大切です。そして、愛犬も人も滑らず、かつ、アンモニアにも強く、さらに消臭も、と欲張ってしまうと必要な材料が揃わなくなることがあるので注意しましょう。
消臭は壁の材料でも充分補えるものですから、まずは床であるフローリング部分のみで最善を考えましょう。
簡単にできる滑り止め対策
次に、リフォームは無理でも、コストを抑えて愛犬が滑らなくてすむ対策をとりたい。そんな我が家で最初にとった対策は、階段の滑り止めでした。
常に階段を勇ましく駆け上がり下って行く姉妹犬の後ろ足が滑っていることが気がかりでしたが、100円ショップで売られていた滑り止めシートを利用することで、愛犬の後ろ足の滑りは改善されました。
●おすすめ商品
ペットと人にやさしい、共生型カーペットです。毛先がカットされているためペットの爪が引っかかりにくく、適度なグリップで足腰の負担を軽減、ケガや脱臼、ヘルニアを予防します。
他にも、友人の家では愛犬のために、リビングの半分をホームセンターで購入したクッションシートを敷き滑り止め対策をしています。同じように、廊下の中心部分にも滑らないよう敷かれていました。
他には、タイルカーペットやカーペットの歯切れなどを利用するのもおススメです。使用したい空間との調和が難しいことが多いのが難点ですが、エリアラグと合わせるのもいいかもしれません。
しかし、どの場合でも注意が必要なのは、愛犬の爪です。
長い毛のカーペットに爪が絡むとアクシデントに見舞われる可能性もあるので、まずはデザインよりも機能性をメインに選ぶことがポイントになります。
最後に
いかがでしたか?
愛犬は家の中にいれば安全、私たちはそう思いがちですが、フローリングで滑る、カーペットに引っかかるということを考えると、そうとは限らないのかもしれません。
ホームセンターなどで材料が手に入り、工夫次第で愛犬が元気に過ごせるなら、すぐにでも対策をとりたいものです。
愛犬はフローリングで滑りやすい、そう言い続けてきましたが、デメリットばかりではありません。
犬は密集した被毛で被われているので体温を下げるのが苦手です。姉妹犬は、熱くなった体をフローリングの床に寝転がりクールダウンさせるのが気に入っているようで、2匹で寝ころんだ状態で滑りを利用してじゃれ合うこともあります。
愛犬を含め、全員が滑らないための最適な材料を選んだり、工夫を考えたりするのも楽しいひとときかもしれません。
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