顔周りの毛が気になる犬種
目の上の毛が伸びたり、目の周りの毛が気になったり、なんだか口周りも気になって・・・そんなことを口にしているのは、マルチーズとトイプードルのミックス犬を飼育している私の友人ですが、同じように感じている人も多いのではないかと思います。
実際、飼育していたラブラドールでは感じたことはありませんでしたが、定期的にグルーミングをしていたトイプードルの顔周りは長さや汚れは気になって仕方がありませんでした
顔周りのカットの道具は何が必要? 人用のハサミやコームはダメ?
ダメ、というわけではありません。
できれば刃先が丸みを帯びているものがおススメで、工作用のハサミはNGです。人の髪も、工作用のハサミで切るのはカッターで切るようなものだといいますし、何よりも限られた短い時間でスタイルを決めなければ愛犬もおとなしく待っていてはくれません。
ですから、人よりも細い愛犬の被毛は短時間で切れるハサミを用意することをおススメしています。ただ、トリマーさんではない初心者がカットをしようとしているのですから、通常のハサミだと失敗したときの被害が大きくなってしまいます。
こんなときに役立つのが梳きバサミです。ご自分の前髪をカットするときを思い出してください。
仕上げバサミでカットするより、梳きバサミの方が、失敗が少ないように感じませんか? 愛犬の被毛も同じです。
慣れてきたら用途に応じてハサミをかえ、バリカンを使ってスタイリッシュに仕上げてあげるのもいいですね。
次にコームですが、櫛幅の大きいものと小さいものを用意しておくと便利です。
1本で両方を兼ね備えているコームがあるので、そういったものを1本用意しておくといいかもしれません。
ではカットをはじめましょう!
待ってください! いきなりザクッと切らないで!
まずは、愛犬がハサミを怖がらないか、おとなしく切らせてくれる状態かを確認しましょう。犬は狭くて高さのある場所が苦手です。できるだけ高さ50センチ程度の台にのせ、静かになったところで耳の毛をカットしてみましょう。
コームで長い毛を梳いて、ゆっくりと少しずつカットをします。
そして気になる顔の周りのカットですが、ここでも注意すべきポイントがあります。
それは、刃先です。
ハサミの先端は、どこを向いていますか? 刃の先端が目の近くにあった場合、何かの拍子に刺さってしまったり傷をつけたりする可能性があります。
顔周りの毛をコームで梳き、すくい取った毛を少しずつカットしていきます。カットをするときは、ハサミの刃の中央で切るようにして、刃先が外側を向くようにすると安全です。
特に目の周辺は刃で傷つけてしまう可能性が高いので、ハサミの刃先の方向には注意が必要です。
顔周り以外でカットを考えている場合、愛犬の被毛の長さが一定以上伸びにくい犬種であるかどうかを確認することをおススメします。私はトイプードルの顔周りで、ちょうど眉間にあたる部分の毛をカットしたところ、伸びが悪いと知らなかったため、失敗を長いこと隠せなくなるというトラブルが発生したことがあります。
こういったトラブルを招かないためにも、ご自分の愛犬の被毛の伸び具合を知っておくのも必要かもしれません。
最後に
いかがでしたか?
シャンプーをするように、自宅でサッと愛犬をきれいにしてあげられたら素敵ですよね。
しかし、刃物で傷をつけてしまってはどうしようもありませんから、一度、かかりつけのトリマーさんにコツを教わるのもいいかもしれません。
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