プーチン大統領の愛犬は、日本から贈られた秋田犬「ゆめ」

秋田犬の特徴は？

最も有名な「忠犬ハチ公」は秋田犬だったのはご存知ですか？
秋田犬は現在天然記念物に指定されている大型犬です。
かつては絶滅の危機でしたが、秋田犬の保存会の人々により絶滅を避ける事ができました。

秋田犬の身体はダブルコートと呼ばれる二層の被毛で覆われています。暑さに弱く寒さに強いので、ロシアでの暮らしは最適かもしれませんね。
性格は忠実で、飼い主の事を守ろうとする思いが強く番犬としても活躍できます。
その反面頑固で飼い主以外には攻撃的な面もあります。その点から見ても、プーチン大統領によくなついていることから、大切にされていることが伺えます。

秋田犬は徹底したしつけが必要な犬種で、初めて犬を飼う人には難しい犬種と言われています。飼い主がリーダーであると覚えさせることや無駄吠え、噛み癖がつかないようなしっかりとしたしつけが求められます。

秋田犬「ゆめ」とは？

2012年、東日本大震災復興支援の感謝のしるしとして、秋田犬「ゆめ」がプーチン大統領に贈られ、そのお礼に日本には猫の「ミール」が贈られました。
秋田犬のブリーダーである畠山正二さんは、秋田犬保存会の人から「秋田犬を欲しい人がいる」と言われ、生まれて間もない「ゆめ」の写真を渡したようです。

その後秋田犬「ゆめ」がプーチン大統領に贈呈されることを知り、とても驚いたようです。
まさか大統領とは…！！びっくりですよね！？

2014年の安倍総理との会談でも、プーチン大統領と「ゆめ」が触れ合う姿が放送され「よほど大事にされているのでしょう」と喜んでいました。

プーチン大統領って？

そもそもプーチン大統領ってどんな人？という方のために、少しご紹介します。

プーチン大統領は元ＫＧＢのスパイで、冷徹なイメージの強い方です。
例えば、野党から手渡された文書を目の前で破り捨てたり、合意文書にサインしなかった社長に強制に署名をさせたり…
有無を言わせない、そんな雰囲気の方ですが、実は大の犬好き♥

犬と触れ合う時は優しい顔をするんです！

インタビューにだって連れてきちゃう！

モスクワの大統領府（クレムリン）でのインタビューの映像の時に、「ゆめ」が映ってびっくりしましたね。
もちろん日露の友好関係のために連れてきたのかもしれませんが、「ゆめ」がプーチン大統領の指示を聞いておやつをもらう姿を見ると、大切に育ててもらっているということがよくわかりますね。

はじめはたくさんの取材人に驚いて吠えていた「ゆめ」ですが、プーチン大統領がおやつで気を引きいくつか芸を見せてくれました。
プーチン大統領のいうことをちゃんと聞いていて、とてもお利口さんです。

吠えた「ゆめ」に記者がびっくりしたと述べると、プーチン大統領は「ここには大勢の人がいて、カメラのシャッター音やライトが光っている。ゆめは私を警護したのだ。」と話しています。

吠えた「ゆめ」を叱るのではなく、「警護した」と褒めてくれるプーチン大統領は素敵な人ですね。犬が好きということがよくわかる一言だと思いました。

まとめ

• 秋田犬は忠実で番犬としても活躍する。
• プーチン大統領の飼っている秋田犬「ゆめ」は、東日本大震災復興支援の感謝として日本から贈られた。
• 「ゆめ」を大切に育ててくれたことが、プーチン大統領と「ゆめ」の触れ合いから感じる事ができる。

いかかでしたか？
テレビで政治の話をしている時のプーチン大統領とは、全く違った顔が見られたのではないでしょうか。
犬好きと聞いただけで、なんだか近寄りがたい雰囲気が溶けるような感じがします。（お近づきになれるようなお方ではありませんが…）

日本犬は従順で賢い事から、海外では日本犬がブームとなっています。
日本では小型犬が人気で日本犬を見かけることが少なくなってきましたが、秋田犬「ゆめ」をきっかけに、日本犬にスポットライトが当たるといいですね。

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