海外へ行く前の準備
年末年始、春休み、ゴールデンウィーク・・・
季節の移り変わりと同じ時期に、少し長めの休暇がやってきます。この期間を利用して、家族旅行を計画されるファミリーも多いのですが、さて、そのとき、愛犬は人数に含まれていますか?
いろいろと話し合って旅先が決定すると、次は愛犬を海外旅行へ連れて行くための準備に入ります。
私たちと違い、明日行こう! といって行けるものではありません。予防接種や投薬など、条件を定めている場合があるので、まず、行き先の国の入国条件を各国の大使館や、目的地となる相手国の検疫当局で確認しましょう。
そして帰国する際にも輸入検疫が必要になるので、余裕をもって準備を始めるといいようです。
①マイクロチップ
いまや装着があたりまえになっているマイクロチップですが、あなたの愛犬は装着していますか?
日本を出国する際にはマイクロチップによる個体識別が必要となりますので、必ず装着を済ませましょう。
②狂犬病の再予防接種と抗体値評定
マイクロチップを装着後、狂犬病予防接種を2回以上接種することも、海外旅行の準備のひとつです!
接種後は、日本の農林水産大臣が指定する検査施設で狂犬病に対する抗体値評定を受け、基準(0 .5IU /ml以上)をクリアしなければいけません。
③出国前の検査と出国
愛犬と海外旅行を楽しむためには、愛犬の狂犬病とレプトスピラ症の検査をしなければいけないので、出国7日前に動物検疫所に連絡をして輸出検査申請書を提出します。
その後、検査結果が手元に届き、一定水準がクリアできていれば、いざ、海外旅行に出発! となるわけです。
④帰国するときの検査
愛犬との海外旅行を満喫したあとは、帰国の準備です。
出国するときと同様、帰国前の検査や申請が必要になりますので、愛犬に合わせたスケジュールの微調整も入念に行う必要があります。
⑤各航空会社の規定をチェック
ブルドッグ、ボクサー、パグなど短頭種とよばれる犬種は、他の犬種に比べると熱中症や呼吸困難を起こす危険性が考えられるため、一定期間預かりを中止している航空会社もあります。
せっかくの海外旅行です。出発から帰国まで、愛犬も含めて全員が元気で楽しめなければ意味がありません。各航空会社の規定を確認して、愛犬がフライトに耐えられる時期にスケジュールを調整する配慮も大切ですね。
⑥海外旅行先での病院の連絡先
日本国内でのかかりつけの病院の連絡先も大切ですが、万が一に備えて海外旅行先での動物病院の連絡先を調べておくと安心です。
私たちが旅行先でいつもと違う環境に置かれて体調を崩してしまうことがあるように、愛犬はもっと敏感に環境の変化に反応して体調を崩しやすくなります。旅行を楽しむためにも、必要な情報は事前に集め、常備薬があるなら必ず携帯するようにしましょう。
さいごに
いかがでしたか?
愛犬との海外旅行は、なかなかたいへんな手続きが多いように感じます。特に手続きに慣れていないとそう感じるのかもしれませんが、どちらにしても、時間に余裕を持って日程を調整することがポイントになりそうです。
また、こういった面倒な手続きを代行してくれる会社もあります。
手続きの説明を聞いたり、申請に不備があって何度も足を運んだりすると、無駄に時間ばかりが過ぎていきます。必ずしも自分で申請をしなければいけないわけではないので、愛犬との海外旅行をサポートしてくれる専門家のサービスを上手に利用して時間を有効に使うようにするといいかもしれません。
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