グレートデーンの外観的特徴
見た目通り、とても体が大きく、力強さを感じさせる均整のとれた四肢をしているグレートデーン。なんと、後ろ足で立ち上がると170cm以上、体重はオスで50kg以上、メスでも45kg以上にもなります。グレートデーンが後ろ足で立ち上がって女性にハグをしたら、その大きさと力強さに受け止めきれないこともありそうです。
①グレートデーンの被毛
フォーンやプリンドル(ゴールデンフォーンに肋骨に向かって黒い縞が入っている種)はJKCではこのタイプのグレートデーンはブラックマスクがよいとされ、胸や指趾に白いマーキングのあるフォーンは認められていません。
他にも、主色が純白で、できる限り縞がなく、ボディ全体に不規則に散らばった漆黒の斑が美しいハールクイン、ブラック、ブルーの5種類で、グレートデーンの短い被毛はビロードのような光沢があり、滑らかな質感を兼ね備えています。
②グレートデーンの大きさ
個体差はありますが、グレートデーンの体高は世界一ともいわれる70~80cm、体重は成犬のオスで50kg以上になり、数字的にもグレートデーンの大きさや逞しさがわかります。
グレートデーンの性格
グレートデーンは、体の大きさや見た目の第一印象から「きっと獰猛だろう」とか、「近づいたら吠えられそう」と怖いイメージを持たれてしまいますが、実はとても子供好きで、どんな挑発にものらない忍耐力の強さがあり、とてもしつけやすい犬種とされています。
さらに、他の犬に対して攻撃的な姿勢をみせたり、飼い主を支配下に置くような態度をとったりすることもありません。とても温和で従順なグレートデーンは、間違いなく飼い主のベストパートナーとなるでしょう。
グレートデーンの寿命
小型犬であっても、大型犬であっても、体格の差はあるものの心臓の大きさはあまりかわりません。
そのため優しき巨人と称されるグレートデーンは、体こそ大きいものの心臓の大きさは小型犬と同等のため心臓にかかる負担が大きく、通常の大型犬の寿命が10年とすると、グレートデーンは7年程度と、とても短命です。
これほど短い時間しか過ごすことのできないグレートデーンですが、大きなボディと四角いフェイスの愛らしい巨人と一緒に過ごした時間の濃厚さを知っているため、他の犬種に比べれば早く来る別れを理解していても、またグレートデーンをパートナーとして迎えてしまうのだというオーナーは少なくありません。
グレートデーンのしつけ
グレートデーンは友好的で賢い犬種とされていますが、他の犬種と同様に小さな頃からのトレーニングが重要になります。いくら性格が穏やかだといっても、何も訓練をしなければ周囲に危害を加える狂暴な巨人になってしまうからです。
そうならないために服従訓練をきちんとマスターさせ、グレートデーンを本来の優しき巨人として成犬へ育て上げるのが飼い主としての義務でもあるのです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
グレートデーンは常に人と過ごすことを好み、体の大きさに似合わず甘えん坊な一面があります。
定期的なヘルスチェックも大切ですが、些細な変化にも気づけるよう日ごろからコミュニケーションを多くとるように心がけることも、愛犬グレートデーンとの素敵な時間の過ごし方なのかもしれません。
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