初めてのドッグショー♪行き方と楽しみ方

2017.02.02

ドッグショーに出陳するのは、限られたショードッグですが、見に行くだけなら誰でもOKです。ここではドッグショーの行き方と楽しみ方をご紹介します。愛犬と一緒に華やかな世界へレッツゴー！

ドッグショーとは？

ドッグショーを一言で言えば、犬の品評会です。血統が証明されている犬のみが出陳でき（犬がドッグショーに出場することを「出陳」と言います）、犬種別・オスメス別にトーナメント方式で競い、最終的にはチャンピオンを決定します。見かけや歩き方などが「犬種標準」に近いことが審査のポイントになります。

ドッグショーにもいろいろある

ゆっけさん(@lilyberry_y)が投稿した写真 – 2017 1月 22 7:28午後 PST

世界最大のドッグショーは、イギリスの「ドッグショー・クラフツ」。毎年2万匹以上の犬が出陳し、観客は10万人以上、グッズなどの店が400以上、テレビでも中継されるという人気のイベントです。このドッグショーで上位を占めた犬こそが、理想的な「犬種標準」であり、世界中の犬のお手本になります。

日本でも毎年300以上のドッグショーが開かれています。ショーによってそれぞれの行き方と楽しみ方がありますが、主催者別に規模の大きい順に並べると次の通りです。

FCIジャパンインターナショナルドッグショー（JKC本部主催）
FCIインターナショナルドッグショー（ブロック協議会主催）
クラブ連合会展覧会（都道府県のクラブ合同開催）
犬種部会展覧会（単犬種・犬種群クラブ合同主催）
クラブ展覧会（各クラブ主催）

ドッグショーの行き方

ドッグショーの行き方は簡単です。毎週土曜・日曜になると全国のどこかの会場でドッグショーが開催されています。先ほど紹介した③～⑤の展覧会は入場料無料なので、会場が近いときや、興味のある犬種の展覧会のときなどを狙って、気軽に出かけてみると良いでしょう。

②は、「FCI○○インターナショナルドッグショー」という名称（○○は東京・大阪など）で、ブロック協議会毎に1年に1回開催されます。①は日本で一番大きなドッグショーで、毎年4月最初の土曜・日曜に東京ビッグサイトで開催されています。

①②は有料のイベントになり、入場料はドッグショーにより異なります。例えば、①FCIジャパンインターナショナルドッグショーの場合、当日1,500円、前売り800円、
小学生以下の子どもと犬は無料です。2日間に渡り開催され、1日ごとに料金がかかるので、全部を見るなら当日3,000円、前売り1,600円になります。（JKC会員割引あり）最終審査は2日目になりますが、1日目も見ごたえがあるので、スケジュールを確認して前売りを利用する行き方をおすすめします。チケットはコンビニなどで購入できます。

どんなドッグショーがいつどこで開催されるかは、JKC（一般社団法人ジャパンケネルクラブ）のホームページに掲載されるので、ご確認ください。

ドッグショーの楽しみ方

toto&pukuさん(@non03182001)が投稿した写真 – 2016 12月 25 6:02午後 PST

ドッグショーを満喫したいなら、丸1日を会場で過ごすつもりで、開場時刻に合わせて到着するのが良いです。最初に「出陳目録」（1,000円～2,000円）を買って、審査スケジュールを確認！何時に何を見学するのか、お目当ての犬種の審査を見逃さないように計画を立てるのが楽しみ方の基本です。

かわいい犬や珍しい犬にたくさん出会え、標準犬種としてお手本にしたくなるような美しい犬を間近に見ることができるのがドッグショーの魅力です。ペットショップには絶対いないような珍しい犬も見られるので、犬を初めて買う人にとっては、犬種選びのまたとないチャンスです。

ドッグショーなので犬と一緒に行きたい所ですが、まずは犬を連れずに行って、会場やほかの犬の様子を見ながら、愛犬が大丈夫な雰囲気か確認しておくと良いでしょう。愛犬と一緒に行けば、また違う楽しみ方ができます。同じ犬種の犬を連れている人と交流するのも楽しいですし、愛犬が犬同士で触れ合うことが好きな犬なら、おすすめの行き方です。いろいろな種類の犬と会えるので、愛犬と相性の良い犬種を知ることができ、別の種類の犬を飼ってみたい、犬の友達を増やしたい、などと思っている場合も大変参考になります。

大規模なドッグショーでは、ペット用品店がたくさん出店します。ドッグフードからケアグッズやコスチュームまで、珍しい犬用品もそろいます。ショッピングも楽しみ方の一つです。

ドッグショーの楽しみ方～マナー編

ドッグショーは誰でも見学できますが、当然のことながらマナーを守って見学しなくてはいけません。出陳する犬は訓練を重ねて臨んでいますし、オーナーさんは手間もお金もかかっています。真剣勝負なので、じゃまにならないようにしましょう。

審査中の犬は、カッコよくポーズをとるので、シャッターチャンス！と思う瞬間がたくさんあります。でも、審査中の犬の撮影は、控えた方が無難です。出陳犬はデリケートになっているので、フラッシュはもちろん、声援にも気をとられるかもしれません。とくに正面からのフラッシュ撮影は、犬の目に強い光が入ってしまい、影響が大きいので絶対NGです。出陳犬に触れたり出陳者に声をかけたりするのは、審査中だけでなく審査前も大変迷惑になります。どうしても声をかけたい場合は、審査が終わってリラックスするまで待ちましょう。

犬と一緒の行き方は、基本的にはドッグランなどの行き方と同じです。ただ、あまりにも多くの人や犬がいるので、雰囲気に圧倒されていつもと違う行動をとってしまう犬もいます。我が家の愛犬は、興奮のあまりオシッコがもれてしまい、いつもは使わないマナー用品を同行した友人にもらいました。