【掲載:2017.02.25 更新:2020.10.21】
シュナウザーについて
シュナウザーはドイツ原産の犬種です。
ドイツ語で「口ヒゲ」という名前を持つシュナウザーは、ヒゲの生えたおじいちゃんのような顔をしているのが印象的なワンちゃんです。
ネズミ獲りや護衛犬として活躍していた歴史を持つシュナウザーは、とても活発で好奇心旺盛な性質を持っています。
家庭犬として多く飼われている犬種は「ミニチュア・シュナウザー」が有名ですが、その他に「スタンダード・シュナウザー」や、大型サイズの「ジャイアント・シュナウザー」の3種類がいます。
それぞれの種類のシュナウザーについてご紹介します。
ミニチュア・シュナウザー
スタンダード・シュナウザーに小型のアーフェンピンシャーをかけ合わせて、「ミニチュア・シュナウザー」が生まれたと言われています。
14世紀ごろに登場したミニチュア・シュナウザーは、ネズミ捕りとして活躍したそうです。
ミニチュア・シュナウザーの性格は穏やかでしつけもしやすく、家庭犬として最適なワンちゃんです。
*ミニチュア・シュナウザーのサイズ
・体高:30~35cm
・体重:約4~8kg
スタンダード・シュナウザー
ミニチュア・ジャイアントの大元となっている「スタンダード・シュナウザー」は、歴史の古い犬種です。
もともとは護衛犬やネズミの狩猟犬として活躍していました。
見た目はテリア種っぽく見えますが、ワイアーコートのピンシャー種から作られた犬種です。
ドッグショーに初めて出た時の名は「ワイヤーゲアード・ピンシャー」でしたが、その独特の容貌と、ペットネームの「シュナウザー」が人々の目を惹き、「シュナウザー」が犬種名として広まりました。
*スタンダード・シュナウザーのサイズ
・体高:45~50cm
・体重:14~20kg
ジャイアント・シュナウザー
ジャイアント・シュナウザーは、羊や牛の追い込み役を目的として、スタンダード・シュナウザーを大きくなるように改良してできた犬種です。
スタンダード・シュナウザーにグレート・デーンやロットワイラーなどの大型犬を交配してつくられました。
ジャイアント・シュナウザーは、体が大きい分、大量のエサを必要とするので、放牧スタイルの家畜の縮小と共に人気が衰退気味となりました。
ジャイアント・シュナウザーは頑丈でパワフルな割には、それほど運動量を必要としないので、都市でも飼いやすい犬種です。
縄張り意識が強く、テリトリーをしっかり守るので、番犬としても最適です。
*ジャイアント・シュナウザーのサイズ
・体高:60~70cm
・体重:35~47kg
シュナウザーの風貌
3種類のシュナウザーに共通する風貌は、独特な口周りのヒゲとマユ毛の形です。
ネズミ捕りをする時に、ネズミの反撃から身を守るためにこの被毛の形が残されたそうです。
シュナウザーの被毛はラフコートで、カラーは4種類あります。
シュナウザーのイメージカラーは「グレー×ホワイト」で、この毛色のことを「ソルト&ペッパー」と呼びます。
他には「ブラック&シルバー」や、真っ黒の「ブラック」真っ白の「ホワイト」などがいますが、「ホワイト」の被毛を持つシュナウザーを正式には認めていない団体もありますが、どの毛色のシュナウザーも愛らしいと思いました。
まとめ
シュナウザーの種類についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
ミニチュア・シュナウザー、スタンダード・シュナウザー、ジャイアント・シュナウザーでの3種類は、大きさはだいぶ違いますが、愛らしいヒゲが印象的なのは、どのサイズのシュナウザーでも同じです。
見た目の愛らしさに加え、性格や頭の良さでもシュナウザーは、家庭犬としても人気の高い犬種です。
愛らしさと活発さを持つシュナウザー、ミニチュア・スタンダード・ジャイアントのどの種類のシュナウザーを選んでも楽しいだろうなと感じました。
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