1.プードルってどんな犬種?
2.大型犬から超小型犬まで!プードル6種類をご紹介
2-1.スタンダードプードル
2-2.ミディアムプードル
2-3.ミニチュアプードル
2-4.トイプードル
2-5.タイニープードル
2-6.ティーカッププードル
4.外で一緒に遊ぶ?室内でまったり過ごす?あなたにはどのプードルがおススメ?
4-1.元気に外で遊びたい!
4-2.やっぱり室内でまったり過ごしたい…
4-3.たくさんのワンコを飼いたい
【掲載:2018.08.07 更新:2020.06.02】
プードルってどんな犬種?
トイプードルの人気が高いので、プードルには小型犬のイメージが定着しているかもしれません。
しかし実は、プードルは元々大型犬だったのです。
プードルは16世紀のフランスで人気が高まり、フランス・イギリス等で小型化が進められました。矮小化を重ねた結果、様々な大きさと特徴を持つ犬種となり、現代では6種に分類されています。
サイズは様々ですが、能力そのものに大きな違いはありません。体長・体高の比率によってハイオンタイプ、ドワーフタイプ、スクエアタイプの3タイプに分類されます。どのサイズも手足が細く小さな頭で、気品ある独特な被毛を持っています。サイズが縮小されて愛玩犬化したとはいえ、その資質を失うことなく発展してきたのですね。
プードルは聡明で運動能力も高く、好奇心も旺盛です。家族には愛情深く、他のワンちゃんとも上手に接することのできる犬種なのです。
大型犬から超小型犬まで!プードル6種類をご紹介
全6種の特徴を、サイズの大きな順に紹介します。
◆スタンダードプードル
体高約45cm~60cm、体重約16kg~25kg。
プードルの大元で、その歴史が一番古い種類です。
6種の中で、最も穏やかな性格を持ち、頭が良いとされています。訓練がしやすいので、海外では警察犬や盲導犬、セラピードッグなど、様々なシーンで活躍をみせています。
◆ミディアムプードル
体高約35cm~45cm、体重約8kg~15kg。
2003年にJKC(ジャパンケネルクラブ)の認定を受けた歴史の浅い種類です。まだ謎が多いプードルで、このサイズを認めていない国もあるようです。
スタンダードプードルより小さいですが、こちらも温厚で賢い犬種といわれています。
◆ミニチュアプードル
体高約28cm~35cm、体重約5~8kg。
プードルの種類の中でちょうど中間サイズです。小型犬が好まれる日本では少し珍しいサイズですが、海外では高い人気があります。
やや神経質な傾向はありますが、温厚さも兼ね備えています。感受性が強いので、少し怖がりな面もあるようです。
◆トイプードル
体高約26cm~28cm、体重約3kg~4kg。
プードルの中で日本で一番人気の高い種類です。
明るく温厚な性格ですが、神経質な面もあります。基本的には他のワンちゃんと仲良くできますが、強い警戒心も兼ね備えているので、初めて会う子の場合は注意しましょう。また、甘えん坊な子が多いともいわれています。
◆タイニープードル
体高約23cm、体重約2kg~3.5kg。
生後6カ月で成長が完了する珍しい種類です。
骨格はトイプードルより小さく、マズルは短めです。実はタイニーには2種類あり、基本的なプードルが持つスクエア構造の他に、足の短いドワーフタイプもいます。
明るく賢い性格ですが、神経質で精神面に幼さを持つ子が多いそうです。暮らす環境には注意深い配慮が必要です。
◆ティーカッププードル
体高約20cm、体重約2kg。
プードルの種類の中でも最も小さい種類です。ティーカップに入るくらい小さくて可愛いということで、女性人気が高いです。
中には骨の弱い子もいるので、遊び方や段差には十分注意が必要です。
明るさ・賢さはありますが、プードルの中では一番神経質で、恐がりの子が多いといわれています。飼い主さんへの依存度も高まりやすい傾向にあるので、飼育方法・しつけには気を付けましょう。
以上が全6種となりますが、現段階でJKC(ジャパンケネルクラブ)が認めていない種類があります。
タイニープードルとティーカッププードルの2種は、JKC非公認なので血統書の表記は「プードル」となるのです。
尚、スタンダードからトイまでの4種はJKC公認の種類です。
プードルを飼うときの注意点
外見は気品が溢れ優雅に見えますが、プードルは体力があり好奇心が強い特徴を持っています。
十分に運動ができなければ、欲求不満となり様々なイタズラをしてしまうこともあります。必要な運動量はサイズによって違いますが、十分な散歩と遊びで運動させましょう。
被毛は独特なカールで絡まりやすいです。抜け毛は少ないですが、少なくとも週2~3回はブラッシングが必要です。
様々なトリミングが叶うのもプードルの魅力ですが、ある程度長さを必要とするスタイルを予定している場合は、被毛が絡まないようにブラッシングして、毛を伸ばしておきましょう。
外で一緒に遊ぶ?室内でまったり過ごす?あなたにはどのプードルがおススメ?
プードルの種類は、大型から超小型までとバラエティに富んでいます。
どの種類のプードルもフワフワした被毛でとても可愛らしい外見ですよね。
ただ、体のサイズによって特徴や性格も違います。
「こんな飼い方をしたい」という飼い主さんの希望によって、どのプードル合っているかが違っています。
「プードルを迎えたいけどお我が家にはどんなプードルがぴったり?」と迷った人におススメのプードルを紹介していきたいと思います。
◆元気に外で遊びたい!
一緒にたくさん散歩したり、広場でボール遊びをしたりと、「愛犬と元気に外で遊びたい!」ならスタンダードプードルが合っているかもしれません。
スタンダードプードルは、6つの種類のうち体のサイズが最も大きく運動能力が高いです。
日常的に運動量が必要ですし、「運動が大好き」と思っています。
犬と一緒に外で楽しく遊びたい飼い主さんならスタンダードプードルの良きパートナーとなれるでしょう。
警察犬や盲導犬としても活躍しているスタンダードプードルは、賢く訓練がしやすい魅力があります。
一緒に外で遊ぶときもマナーを守って楽しく遊んでくれるかと思います。
散歩以外でも外で遊べるように、家の庭が広い飼い主さんにもおススメです。
また、体のサイズは少し小さくなりますが、ミディアムプードル、ミニチュアプードルも運動神経がよく、飼い主さんとの遊びもアクティブにこなしてくれますよ。
◆やっぱり室内でまったり過ごしたい…
体力のない飼い主さんなら「室内でまったりと愛犬と過ごす」ことを理想とするかもしれません。
それならやはり体の小さいタイニープードルやティーカッププードルでしょう。
サイズが小さいので、家のなかで「箱入り息子or娘」として大事に育てるのが理想的な育て方。
小さい体なので散歩時間は短くてOKですので、基本的には家のなかで過ごす時間が多くなるかと思います。
抱っこしたり、一緒に昼寝をしたりなど、まったりとした時間を過ごしてあげてくださいね。
◆たくさんのワンコを飼いたい
たくさんのワンコに囲まれて生活したいという「大の犬好き」の人もいるでしょう。
多頭飼いするなら、トイプードルが向いているかもしれません。
他の犬たちとも仲良くできる温厚な性格なので、多頭飼いにも対応できます。
また、「訓練しやすい」「性格が穏やか」という特徴を持つスタンダードプードルも多頭飼いに向いています。
多頭飼いでは、違う種類の犬種を飼った場合、相性が悪いことも考えられます。
先住犬のペット歴が長い場合は、ヤキモチやストレスなどからケンカが勃発しやすいです。
犬たちそれぞれの性格、犬同士の相性を確認してから迎え入れましょう。
バラエティ豊かなプードルのまとめ
種類豊富なプードルですが、それはサイズだけではありません。
プードルが持つ毛色も、バリエーション豊かなのです。
単色が理想とされていますが、濃淡については認められており、存在するプードルの毛色は10色以上の種類があります。
トリミングでも様々なカット方法を実現できるプードル!犬社会で最もバラエティ豊富な犬種かもしれませんね。
プードルの毛色について、詳しくはコチラをご覧ください。
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