犬の目やにで健康チェックしましょう!目やにの色別病気のサイン

2017.04.21

犬の目やにで健康チェックしましょう!目やにの色別病気のサイン

愛犬の目元に時々見かける「目やに」、拭いて終わりにしていませんか?病気が原因で目やにが出ている場合もあります。犬の目やにを健康チェックのひとつとして見ていきましょう。

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犬の白い目やには大丈夫?

犬の目やにで健康チェックしましょう!

以前飼っていた犬は、時々右目にだけ白い目やにが見られることがありました。
目やにを見かけたらティッシュで拭き取っていたのですが、その内、頻繁に目やにが出るようになり、動物病院で診てもらったことがあります。
白い目やには大丈夫とのことでしたが、目やにを拭き取る際に使ったティッシュが刺激になり、目やにが増える原因になっていたそうです。
白い目やには病気ではないそうですが、目やにを放っておくと目の周りにたまって固まって目が開かなくなる場合もあるので、健康チェック項目のひとつとして注意して見ていきたいですね。


こんな色の目やには病気のサイン?

illustration

白い目やには大丈夫とのことでしたが、病気が原因で、色がついた目やにが出てくることもあるそうです。
注意が必要なカラー別の犬の目やにについてお伝えします。

●茶色の目やに

愛犬の目やにが茶色〜黒っぽい時は、それほど心配することはありません。
白い目やにのお手入れと同じように、水を軽く含ませて軽く絞ったコットンに優しくとってあげましょう。

●透明の目やに

一見、犬が泣いているように見える透明の目やにを見ることがあります。
透明の目やには、トリミングの後などシャンプーやゴミなどが目に入ったりして、涙で出そうとしている場合に見られることがあります。ゴミなどを手で取ると、眼球を傷つける場合がありますので、水道水や、あれば薬局などで売っている精製水を使ってを点眼瓶などにいれて目薬をする様な感じで何度か垂らしてあげて洗い流すといいですね。
また、高齢の犬にも透明の目やにが見られることがあります。
人間もあくびをした時に涙が出る場合がありますが、高齢犬も同じようにあくびとともに出た涙が、透明の目やにとして目元にたまったり、歯の痛みが原因で透明の目やにがでている場合もあります。
高齢になると歯や歯ぐきが弱ってきますが、食べる時や排泄の際に力が加わり、歯の痛みを感じた時の涙が透明の目やにが出ることもありますので、その場合は獣医師さんに相談しましょう。

●黄色や緑色の目やに

黄色や緑色でネバネバと粘りのある目やにが出た時は、病気を疑いましょう。
結膜炎など目の病気や、逆さまつ毛の場合いも黄色い目やにが見られます。
それぞれの症状と対処法についてお伝えします。

・結膜炎
結膜炎の原因は、ウィルスや細菌、アレルギーやストレスと言われています。
結膜炎の症状は、目が赤く充血して腫れることと、涙が止まらず黄色い目やになどがあります。
痒みが出て前足で目をかいたり、床に顔をこすりつけたりする場合もあるので、黄色い目やにが見られたら、すぐ動物病院に行きましょう。

・逆さまつげ
逆さまつげは、先天的にまぶたが内側に巻き込んでいるため、まつ毛も通常より内側を向いてしまい、眼球を刺激し続ける病気です。
常に目にゴミが入っているのと同じ状態なので、痒くて掻いたり目やにが出たりします。
軽度の逆さまつげでしたら逆さまつげを抜いてあげて、目薬などでケアをすることができますが、重度の場合は、手術によってまつ毛が目に入らないような処置をすることもあります。

・緑内障
緑内障が原因で、黄色い目やにが出ることもあります。
緑内障には先天性と後天性の場合がありますが、どちらも角膜と水晶体の間に障害が起こり、眼圧が上昇し網膜や視神経が圧迫されて、視覚障害が起きている状態です。
緑内障になりやすい犬種は、シーズー・マルチーズ・柴犬などで、顔が小さくて目が大きな犬は緑内障になる危険性が高いそうです。


目やにが出た時の対処法

目やにが出た時の対処法

犬の目やにを拭き取る時は、ティッシュを使うよりも、水を軽く含ませて軽く絞ったコットンに優しくとってあげましょう。
もし、目やにがかたまって目が開かなくなってしまったら、無理にこすらず、ぬるま湯で湿らせたコットンなどで優しく少しづつ拭き取りましょう。
基本的に犬の白い目やには大丈夫だと言われていますが、目やにの量や回数が多い時や、カラーの目やにがでた時など、犬の目やにが気になったら、獣医師さんに診せて相談すると安心ですね。


まとめ

犬の目やにで出来る健康チェックについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
普段から目やにの色や量で健康チェックをして、おかしいなと思ったら獣医師さんに相談しましょう。
飼い主として愛犬の大切な目を守ってあげましょうね。

※こちらの記事は、獣医師監修のもと掲載しております※


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カリーナ

カリーナ

動物好きな親の影響で、子どもの頃からずっと犬がいる生活をしていました。 これまで飼ったペットは、犬5匹・猫3匹・鶏8羽です。 現在は大型犬2匹と人間7人で、にぎやかに暮らしています。

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