ゴールデンレトリバーの選び方、値段相場はどれぐらい?

2019.08.05

ゴールデンレトリバーの選び方、値段相場はどれぐらい?

大きな体と優しい表情が特徴的なゴールデンレトリバーは、大型犬のなかでも大人気。多くの人に飼われている犬種です。 それに、盲導犬や警察犬としても活動しているなど、人間に忠実に尽くしてくれる頼りがいのある一面もあります。 そんなゴールデンレトリバーをペットとして迎えたいと考える人も多いでしょう。 飼うとしたら、特徴や性格だけでなく「値段」も気になるものですよね。そこで、一般的な価格相場から値段が変化する要因など、 ゴールデンレトリバーの性格なども交えながら知っておきたいポイントについてご紹介していきます。

ゴールデンレトリバーの特徴や性格について

ゴールデンレトリバー

まずは、ゴールデンレトリバーの外見的特徴と内面の性格についてみてみましょう。

◆外見の特徴

– 大きな体 –

ゴールデンレトリバーは、かなり大きく、オスは体重が29~34キロ、メスは24~30キロと平均的に見ると30キロ前後の大型犬です。
体型は引き締まっていてバランスがいいです。

– ツヤツヤの美しい被毛 –

ゴールド系の淡い色の被毛は、ツヤツヤで長く美しいです。そのため、大きい体のなかにも、とても上品な雰囲気があります。

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– 優しい雰囲気の顔立ち –

丸くつぶらな瞳は垂れ目で愛嬌があります。そして垂れた耳も可愛らしいイメージに一役かっています。

●内面(性格)の特徴

– 頭が良い –

盲導犬や警察犬など、使役犬として活躍できる犬種のゴールデンレトリバーは、頭がとても良いのが特徴です。
人間の指示にも従える忍耐力があります。周囲への洞察力もあり、訓練をすれば人間の期待することを覚えてくれます。

飼い主さんがリーダーとして認めてもらえば、しつけもしやすく、初めて犬を飼うケースでも飼いやすいと言われています。
大型犬ですが、とても飼いやすいワンちゃんなのですね。

– 穏やかで優しい –

家族として穏やかな暮らしができると言われています。「大型犬だから番犬として外飼いをしよう…」と考えている人には、残念ながら不向きかもしれません。基本的に穏やかな優しい性格なので、攻撃的になることは少ないでしょう。
個体差にもよりますが、知らない人に会っても吠えることはあまりないようです。

– フレンドリー –

とてもフレンドリーな性格から、初めて会った人や動物にも友好的です。散歩で他の犬と会ってもマイペースを保ちます。
他の犬とも仲良くしてくれるので多頭飼いもいいでしょう。大きい犬たちに囲まれて暮らしたい犬好きさんにも、ぴったりの犬種かもしれませんね。

– 運動が大好きで活動的 –

ゴールデンレトリバーは、運動が大好きです。毎日の散歩は1日2~3回、飼い主さんが一緒に連れていくのは日課になります。
それに、ドッグランや海、山、原っぱなど、たくさんの場所に連れていくとかなり喜んでくれます。
体力があってアウトドアで活動するのが大好きな人におすすめの犬種です。


ゴールデンレトリバーの種類は実は2タイプ?英国系と米国系の違い

ゴールデンレトリバーには、実は2タイプの種類があるのです。

◆英国系…イングリッシュゴールデンレトリバー


そもそもゴールデンレトリバーの原産地はイギリスです。水辺で鳥の狩猟のために繁殖されていた大型犬です。
英国系のイングリッシュゴールデンレトリバーは、ホワイトもしくはクリーム色の毛色をしています。被毛の質も少し違い、ツヤツヤのアメリカンゴールデンレトリバーと比較すると、短めでウェービー、1本1本が硬めの特徴があります。

◆米国系…アメリカンゴールデンレトリバー

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<和歌山城ー(ノ´∀`)ノめっちゃ綺麗ー byゴル男ちゃん

ゴールデンレトリバーの原産国であるイギリスから渡ったあとに、独自に品種改良を重ねられたことで生まれたのが米国系のゴールデンレトリバーです。
そのため、本来のイギリスのゴールデンレトリバーとは、少し見た目に変化があります。

前項でゴールデンレトリバーの特徴をお話しましたが、名前にもある「ゴールデン(金色)」の毛色が多くの人がイメージしやすい特徴ですよね。アメリカンゴールデンレトリバーは、名前の通り金色や茶系の混じったような色をしています。

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ゴールデンレトリバーの価格相場はどのくらい?

ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーが欲しいと思ったときに気になる値段の相場ですが、値段には幅があります。
入手先やその個体差によっても値段が異なるのですが、だいたい10万円前後くらいから購入できるゴールデンレトリバーもいます。
でも30万以上と高い値段になるケースもあります。どうしてこんなに値段に幅があるのでしょうか。その内容にせまってみたいと思います。

◆ペットタイプは値段が低めだけれど、ショータイプは高い値段

ゴールデンレトリバーに値段の幅があるのは、大きく分けてペットタイプとショータイプに分けられるからです。

ショータイプのゴールデンレトリバーは、血統がよく値段が高めです。両親や祖父母など、チャンピオンの血を受け継ぎショーの基準にマッチしているなど素晴らしい血統を持っていると50万、60万円など高い値段で売られていることもあります。それ以上の値段ということもあるかもしれません。

ただ、「ゴールデンレトリバーの優しい表情に日々癒されたい」「ドッグランで一緒に元気よく遊びたい」「リビングで一緒に昼寝をしたい」など、家庭でペットとして育てるなら良血統にこだわる必要もないでしょう。
ペットタイプの値段で購入するなら、入手先にもよりますが10万円前後から15万円くらいの幅が値段のだいたいの相場と言われています。

◆若いほど値段が高い

ゴールデンレトリバーに限らずどんな犬種でも言えることですが、生後間もないような若い時期ほど高い値段で売られています。
多くの人は、ゴールデンレトリバーを小さいときから育てたいと思うのではないでしょうか。成犬になればかなり大きな体ですが、幼少時の小さめの体からの成長過程も楽しみたいと思うものですよね。

そんな買い手側の気持ちを反映しているのか、一般的には「若い」方が高い値段となりがちです。
そして、日数が経ち大きさが成犬に近づいていくと、値段がだんだんと下がっていく傾向となるようです。

◆性別の違いで値段も変わる?

犬を飼うときに、オスかメスかの性別で迷う方もいるかと思います。ゴールデンレトリバーに限らず、一般的な犬は性別で値段の差があります。ただ、性別が異なることは値段が変わってくることだけではありません。
性別特有の性質などが違うので、育て方で知っておきたいポイントもそれぞれ異なります。大きな違いが「出産できるか」という点で、若干ではありますがメスの値段が高いことが多いようです。

◆英国系ゴールデンレトリバーは値段が高め

日本で「ゴールデンレトリバー」というと、アメリカ系の金茶色の被毛の犬がイメージされやすいです。
それに、実際に飼われているゴールデンレトリバーの多くはアメリカ系でしょう。

英国系のゴールデンレトリバーは、まだまだブリーダーさん自体も少ないです。そのため、希少価値がある存在となっています。
一般的なゴールデンレトリバーの相場よりも高めの値段です。
もし、ペットとして迎えたいなら、ペットショップでは購入できないでしょう。
英国ゴールデンレトリバーを専門に繁殖しているブリーダーさんから購入することになりますが、珍しいため値段は高いことをあらかじめ想定しておくといいですね。

日本でよく見られるアメリカ系のゴールデンレトリバーが10~30万円という値段で入手できるのに対し、英国系のゴールデンレトリバーは50万円以上が相場の値段となっています。


ゴールデンレトリバーはどうやって選ぶべき?

ゴールデンレトリバー
<ドックランでこの笑顔…メチャ癒されます(笑) byすずちゃん

イングリッシュゴールデンレトリバーやアメリカンゴールデンレトリバーと2つのタイプがあるものの、どちらも可愛らしい大型犬ですね。

◆ブリーダーからの購入がいい?

ゴールデンレトリバーの購入先は、ペットショップやブリーダー、インターネットなどさまざまです。
さきほども触れましたが、日本で流通している金茶色の毛をしたアメリカンゴールデンレトリバーはペットショップでも購入できるでしょう。

ゴールデンレトリバーの子犬を見たいと近所のペットショップに出かけても、店頭にはいないことも多いかもしれませんが、全国チェーンのペットショップだとスタッフに声をかければ他の店舗に連絡してもらえることもあるでしょう。
ただ、そもそも大型犬の取扱いが少ないこともあり、他の店舗にいたとしても「どの子にしようかな」など、多数のゴールデンレトリバーの子犬から選ぶなどはできないでしょう。

一方、ブリーダーであればそのような心配はありません。ブリーダーと言っても、「多くの種類の犬種を同時に繁殖させている」「ひとつの犬種に特化している」とタイプがあります。
後者のように、「ゴールデンレトリバーだけ」と限定しているブリーダーさんなら専門的知識に長けています。
ゴールデンレトリバーへの愛情も大きいので、良質な子犬を繁殖していると考えていいでしょう。
大型犬を始めて飼うときには、飼育方法や食事、病気などについて不安な点が多いかもしれません。
ゴールデンレトリバーを専門に扱っているブリーダーさんならアドバイスをしてくれるなど、頼りになる存在となります。
また、英国系のゴールデンレトリバーはペットショップからではなく、専門的なブリーダーさんからの購入になります。

ゴールデンレトリバーの子犬を選ぶときには、親犬を見せてもらったり、相談にのってもらったりもできるので、「安心」という観点からみるとブリーダーさんからの購入がおすすめと言われています。

◆里親でゴールデンレトリバーを迎えるという選び方もある

大型犬のなかでもゴールデンレトリバーは知名度が高い犬。そのため、保護犬となってしまう確率も高いです。
新しい飼い主さんを待ちながら、保護されているゴールデンレトリバーも多いです。子犬の頃から飼いたいなど、特別な思い入れがある場合でなければ、里親で飼う方法を選ぶのもひとつの選択肢となります。

◆インターネットで購入するデメリット

近年、インターネットを通じてさまざまな物を購入できる時代になりました。
家にいながらにしてのショッピングは気軽なイメージがありますよね。確かに、画面を通じて比較ができるので楽かもしれません。

ただ、犬をインターネットで購入するときには、生き物なので画面では分からないことがたくさんあります。
画面からは、ゴールデンレトリバーの子犬の可愛らしい様子が伝わってくるでしょう。
しかし、実際に手元に犬が来てみると「思ったのと違った」「ちょっと病気がちだった」というトラブルも少なくありません。
生き物を飼うということに着目すると、値段が安いからという理由でインターネット経由購入するのは難しいのかもしれません。


ゴールデンレトリバーの選び方、値段のまとめ

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<冷え冷え~♪快適MAX~♪(σ≧▽≦)σ byビックちゃん

大きいけれど優しい表情で癒されるため、ゴールデンレトリバーは人気がある犬種です。ペットショップ、ブリーダー、インターネットなど購入方法はさまざまですが、どこから購入するか、どんな個体を選ぶかによって値段が変わります。
また、ホワイト色が特徴の英国系ゴールデンレトリバーは、希少価値があり値段も高めと覚えておくといいでしょう。
10万円程度で購入できることもあれば、数十万円と高い値段になることもあります。

ゴールデンレトリバーはとても賢くて優しい犬種です。飼い主さんが愛情をたっぷり注いであげれば、可愛い表情でこたえてくれます。値段や入手先がどこかに関わらず、大切なのは迎え入れたあとです。
家族の一員として愛情をたっぷり注いであげてくださいね。

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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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