【掲載:2017.09.05 更新:2026.06.25】
雨の日に散歩が必要な事情とは?
雨の日でも散歩に行かなければならないという飼い主さんもいます。いったいどんな事情があるのでしょうか。
◆運動のため
室内飼いで小さいサイズの犬の場合、雨で散歩ができなくても室内で十分運動することができます。小型犬なら、部屋を何往復するだけでも散歩に匹敵するくらいの運動になります。さらに、ボールやおもちゃなどで飼い主さんと遊べば、散歩をしなくても結構な運動量がクリアできますよね。
ところが中型犬や大型犬の場合そうはいきません。犬種によっては、毎日の運動が欠かせないほど運動量が必要なこともあります。
雨で散歩に行けないと運動不足がストレスになります。体が大きいと、自宅のスペースで遊ぶのも難しく、やはり雨が降っても散歩をさせたいという飼い主さんも多いかもしれません。
◆外でしか排泄できない犬のため
「オシッコやウンチは散歩のときに」という飼い主さんもいます。その場合には、散歩に連れていかないと排泄ができなくなります。
台風でひどい雨降りでも、犬の排泄のためには散歩に出るしかないのです。
普段から室内で排泄ができるようにするためには、子犬の頃から室内でのトイレトレーニングをしておくことが大切です。
もし、家の中で排泄をさせたくないなら、せめて自宅の庭など近場に排泄の場所を決めておくようにしましょう。
雨の日に散歩に行った方がいいの?

日々の日課になっていると雨だからと散歩をしないことにも抵抗があるかもしれません。
いったい、どうしたらよいのでしょうか。
◆飼い主さんの考えと愛犬の状態で決めよう
豪雨でも散歩に行くべきかどうかは、飼い主さんの考えと愛犬の状態で決めるとよいでしょう。例えば「小雨程度なら散歩に行くけど、大雨や強風なら散歩には行かない」「少しでも雨が降ったら散歩に行かない」と飼い主さんの判断で決めるのがよいですね。
ただ、どの場合でも愛犬の状態を見て判断しましょう。例えば、愛犬が体調不良の場合などは、わざわざ雨の日に散歩に行くのは避けた方がよいでしょう。
◆愛犬が雨を嫌がらないなら散歩に行く
毎日の散歩を楽しみにしている犬だと、散歩の時間になると待ち遠しくてソワソワすることもあります。
散歩をせがんで吠える可能性や、「散歩に行きたいのに何故連れて行ってくれない」とストレスを溜めるかもしれません。
特に大型犬の場合、もともとが「水が平気」という性質の子もいます。ちょっとくらい濡れても全く気にならないので、
雨が降っていても散歩に行きたがる犬が多いかもしれません。そんな場合には雨対策をして散歩に行くとよいでしょう。
一方、雨に濡れるのが好きではないワンちゃんなら、無理に散歩に連れていかなくてもよいでしょう。
◆連れていかない時は運動をさせる
豪雨で散歩に連れていかないなら、運動不足にならないように配慮しておきましょう。
おもちゃや運動スペースを用意して、家の中で安全に運動できるようにしてあげましょう。飼い主さんとのコミュニケーションで愛犬も喜び、ストレス発散になります。
子犬の頃から雨の日には休むなど臨機応変に対応していれば、成犬になっても「散歩に連れて行って」とせがむことも少ないでしょう。
雨の日に散歩するときに注意したいポイント

雨の日の散歩は、普段の散歩よりも気をつけることが多いです。雨の日の散歩の注意点について解説していきます。
◆犬の体を守るために必要な雨具
雨と言っても「小雨」「雨」「大雨」と、その雨の降り具合は違います。大雨の場合には、すぐに体が濡れるので雨具が必要と感じるものですよね。
実は、どの場合でも愛犬のために雨具を準備してあげるのがおすすめです。雨具なしで外出すると、当然「雨」の水分が体につきます。
小雨だとしても、散歩が終わるまでにはしっかりと濡れてしまうものです。
雨具は、散歩中に体が濡れるのを防ぎます。絶対濡れないわけではありませんが、濡れを軽減できるので、帰宅後に乾燥させる時に短い時間で乾かせるでしょう。
また、雨で濡れた道路を歩くと、泥はねがあります。雨具を使っていれば、はねたときでも体に付着しにくいメリットがあります。
雨具には、体を簡易に覆うマントタイプ、足元まで濡れないようなスーツタイプ、足の短い犬種が泥はねを防止する泥除けエプロンタイプなどがあります。愛犬に合わせて選んであげてくださいね。
◆肉球の怪我のリスクを考えておく
アスファルトの上を直に歩く犬は、常に肉球が地面と接触します。基本的に犬の肉球は皮が厚く、道路などの地面を歩いても問題ない構造になっています。
しかし、雨の日は注意が必要。水分が肉球に染みこむことで肉球が柔らかく傷つきやすくなるのです。
普段より強度が弱まっている肉球で歩けば、ちょっとした刺激で傷つきます。傷から不衛生なものが入り込めば、感染症にかかってしまうかもしれません。
散歩から帰宅した後には、肉球の汚れを丁寧に取り除き、傷がないか確認しておきましょう。
犬用の雨の日の対策として「レインブーツ」があるので、もし嫌がらないようなら肉球保護のために履かせると安心です。
◆水たまりは避ける
雨が降ると水たまりができます。水たまりの水は、空から降ってきた水の中に地面に付着していた不衛生な菌が混じっています。
犬や猫の糞尿、人間が落したタバコの吸い殻、側溝から溢れ出た菌ばかりの水などは、素足で歩く犬にとって感染症のリスクを伴います。
傷ついた肉球から感染することもありますし、舐めてしまって体に悪影響をもたらすこともあります。
雨の日に散歩をするなら、水たまりのない道を歩かせましょう。水たまりの跳ねた水を舐めてしまうこともあるので、十分に気を付けて下さいね。
◆散歩の時間を短縮してみる
雨の日の散歩は時間を短めに対応しましょう。「排泄のため」と割り切って散歩するなら、散歩コースを短めにして目的がクリアできれば、帰宅しても犬は満足です。
◆傘をさすのが危険なケースも!
体が小さく力が弱い犬の場合には、飼い主さんが傘をさして散歩をさせても特に問題ないでしょう。ただ、体が大きい犬の場合、
傘をさすことが思わぬ危険を招いてしまいます。突然走り出した犬を片手で制止できないこともあります。大型犬の場合は、愛犬・飼い主さんともにレインコートを着用し、リードをしっかりと持つようにしましょう。
◆雨の日の散歩コースを考えてみる
雨の日には、水たまりからの感染症や肉球のケガのリスクが増えます。そこで、それらをなるべく防ぐことができそうな散歩コースを考えてみてもいいかもしれません。
水たまりになるような道路を避けると水たまりのリスクを回避できますよね。また、肉球のケガを避けるためには、砂利道など危険なものが落ちているような道路は避けた方が無難。
雨でもなるべくリスクがなさそうな散歩コースを考えておくのもいいでしょう。
◆帰宅したら丁寧にお手入れをする
雨具や傘で濡れないようにしても、絶対に濡れないことはありません。特に、大雨の時には雨具は気休め程度のことも。そこで帰宅したら丁寧なお手入れが大事です。
①タオル&ドライヤーで丁寧に乾燥させる
濡れてしまった体はタオルやドライヤーを使ってスピーディーに乾燥させてあげましょう。自然乾燥をさせる飼い主さんもいるかもしれませんが、雨降りで湿気が多い時期に濡れたままだと雑菌が繁殖し皮膚炎のリスクが高まります。しっかりと水分を取ってあげましょう。
②耳や口、肉球も忘れずにケア
耳は蒸れやすいので、水分を取り除かないと外耳炎になる可能性もあります。
そして、口の周辺も汚れをしっかり拭いてあげましょう。口の周りは犬が舐めるところです。汚れたまま乾燥すると、犬の口に雑菌が入るかもしれません。
また、汚れが付着しやすいのが肉球。小さな砂や泥汚れが肉球の間にはさまっていることも多いです。
犬用のレインブーツを履いての散歩なら問題ないですが、素足で歩いている犬の場合は特に念入りに汚れをふき取ってあげてくださいね。
外を歩いた犬の肉球には、菌がついています。肉球を自分で舐めた犬が感染症にかかってしまうことがあります。丁寧にケアしてくださいね。
そして、肉球にケガをしていないかも確認しておくといいでしょう。散歩中に泥水がかかったなど汚れた時にはシャンプーを使って汚れを取り除いてあげてください。
まとめ
雨の日の散歩は、飼い主さんも悩むところですよね。
さまざまな事情から、雨の日でも散歩に連れていかなければならないこともあります。ワンちゃん用の雨対策グッズも多く市販されているので雨の散歩には是非取り入れてみましょう。
ちょっとした雨なら、グッズのおかげで楽しい散歩時間を過ごせるかもしれませんよ。激しい雨のときには散歩をお休みするのも選択肢のうちのひとつです。
飼い主さんの判断で愛犬のことを考えながら決めましょう。
雨の日の散歩は、普段よりも気をつけるべき点が多いです。雨でも散歩に行くなら帰宅後のお手入れも十分気をつけたいものです。
そして、散歩に行かない場合にはワンちゃんの運動不足解消のためにお家でたっぷり遊んであげるようにしてあげたいものです。散歩をしなくても愛犬との楽しい時間を過ごしてみてくださいね。
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