犬が靴や靴下が好きな理由3つ!靴や靴下を噛まれたくない対処法も

2018.02.10

犬が靴や靴下が好きな理由3つ!靴や靴下を噛まれたくない対処法も

飼い主さんが外へ出かけようとしたら、靴が無い!靴下の片方がいつも行方不明になって困っている。そんな時、いつも犯人は飼い犬だったりしませんか?愛犬は飼い主さんの靴や靴下が大好きで、いつもどこかに持って行ってしまったり噛んでボロボロにしたりしてしまいます。 今回は、なぜ犬が靴や靴下を噛むのか、靴や靴下をかじられたくない場合の対処法についてお伝えします。ぜひ参考にしてみて下さいね。

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犬が靴下・靴を好きな理由は?

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犬を飼っていると、ふとした瞬間に玄関から飼い主の靴を持ってきて遊んでいるという事がしばしば見られます。
お気に入りの靴なのに、犬に噛まれてボロボロになってしまったり、靴を履こうと思ったら、犬に靴をどこかに隠されていたりすることもあります。
また、お風呂に入っている最中に犬が靴下を咥えて持って行ってしまったいったという場合も多く聞きます。

ではなぜ犬は飼い主の靴や靴下が好きなのでしょうか。
主な理由は3つあります。

◆飼い主さんが大好き!

どの犬も、飼い主さんが大好きです。
その大好きな飼い主さんの匂いが付いたものなら同じように何でも大好きになります。
靴や靴下のちょっと臭いにおいも、犬にとっては大好きな飼い主さんの匂いが付いた特別な物。
人間にとって臭いにおいでも、犬にとっては最高の香りになる事もしばしばあります。
犬と人間の感覚には大きな差があるのですね。

飼い主さんの匂いが付いている靴や靴下のそばにいると、大好きな飼い主さんと一緒にいる気持ちになってとても安心します。
犬にとって飼い主はお家のリーダーそのものです。
リーダーが常にそばにいると安心するという、人間に例えると一種の「お守り」に似ていますね。

安心するために靴や靴下を噛むことで、結果として飼い主さんからすればお気に入りの靴や靴下がボロボロになってしまうという困った事が起きます。
そして、飼い主さんが靴や靴下を探しにお家の中を探索すると、大抵は犬がいつもいるゲージの中やベッドの中から出てきます。
それは、自分のテリトリーの中に大好きな飼い主さんを連れてきたいと思っている証拠。

飼い主さんのことが大好きで噛むのだと思えば、少しは許してしまおうと思いませんか?

◆噛み応えが抜群

飼い主さんの匂いが付いた靴や靴下、甘噛みをしてみたとします。
その際、靴や靴下の噛み応えが抜群に好きだったという事が考えられます。
犬にとって、おもちゃを噛む事が良い事で、靴や靴下を噛む事がいけない事だなんて区別はつきません。
噛み応えが抜群なものがあれば、そのお気に入りのものをずっと噛んでしまいます。

犬のおもちゃは、飼い主さんの靴と同じような素材のゴム製品や革製品などで作られているものも多く、どんな犬でも靴の噛み応えが好きになるのは仕方ないと言えるでしょう。

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強くて耐久性の高いゴムを使用していますので、犬が強く噛んでも、形状変化せずに長持ちします。

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◆寂しさ・ストレス

犬は群れで暮らしている動物ですので、あまりにも一人で過ごす時間が長いと寂しさやストレスが重なって、破壊行動をするようになります。
お留守番最中に部屋の中をぐちゃぐちゃに荒らされて困るという方も、長時間のお留守番に犬が耐え切れなくなっているかもしれません。
飼い主さんの靴や靴下をボロボロになるまで噛む原因が、「飼い主さんの匂いが付いたものを少しでも自分のものにしたい」という寂しさから来る欲求なのであれば、お留守番の時間を少なくしてあげる必要があるかもしれません。

また、お仕事の都合でお留守番の時間を変えられない場合は、お留守番最中の時間が犬にとって楽しい物やお昼寝の時間になるよう、家にいる時には全力で一緒に遊んだり、お家を空ける時にはコングなどのおもちゃにご飯を詰めておいたりするなどの工夫が必要ですね。

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犬が靴下・靴を噛んだ時の対処法、しつけ方法

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いくら犬が飼い主の靴下や靴が好き=飼い主の事が大好きだという行動でも、せっかくのお気に入りの靴や靴下に穴を開けられたリボロボロになって履けなくなってしまうのは困りますよね。

◆噛んだ時に現行犯で叱る

犬はしてはいけない行動を起こした際、現行犯で叱れば理解します。「どうしてあんなことやったの?」と、留守中のいたずらを飼い主さんが帰宅した際に怒っても、犬はどうして飼い主さんが怒っているのかわかりません。

犬が靴や靴下を噛んでいる時、現行犯逮捕!でもするような感じでその場で「靴や靴下を噛むことはダメな事」と教えましょう。

◆しつけの注意点

その際に、決して飼い主さんが犬に対して暴力をふるったり暴言を吐いてはいけません。
暴力は犬にとても辛いものですし、大好きな飼い主さんが嫌いになってしまいます。
暴言を吐くのも、甲高い声でぎゃあぎゃあ言っているだけだと、犬は「遊んでくれているのかな、楽しいのかな」と勘違いしてしまいます。

犬にダメな事を教える時は、「ダメな行動を起こしているその場で」「低い声でゆっくりと」言い聞かせる事が大切です。

また、犬のしつけには一貫性を持つことも非常に重要です。
今日は靴や靴下を噛んでいて怒られたけど、昨日は怒られなかったなどと、同じ行動を起こしているにも関わらず注意される時と注意されない時があると犬が混乱してしまい、完全にしつける事が出来ません。


犬が靴下・靴を噛む時の対策

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犬が靴下・靴を噛んだ時の対処法やしつけ方法をお伝えしましたが、それでも犬が噛むのを止めなくて困っているといった場合、最終手段の対策を4つお教えします。

◆いらない靴や靴下をプレゼント

それほどまでに靴や靴下が好きなら、いっそのこといらなくなった靴や靴下をプレゼントしてみてはいかがでしょう。
噛む行為が満たされるので、思う存分犬が楽しんでくれると思います。

靴をあげる際には、靴紐が付いているものは紐を必ず取って下さいね。
犬がじゃれている最中に、首や胴体が靴紐に絡まって重大な事故につながりかねません。

また、小さすぎる靴下もおすすめしません。
噛む行為をしている最中に何らかの拍子に飲み込んでしまう場合があり、開腹手術をしなければいけなくなるかもしれませんよ。

ただ、犬は「いらなくなった靴」と「飼い主さんが履く靴」の区別はつきません。
従来通り、飼い主さん自身が履きたいと思う靴については、犬の届かない場所に収納するように心がけましょう。

最近では靴が大好きな犬のために、靴の形をした犬用のガムも販売されています。気に入るようであればそちらを利用してみてもいいでしょう。

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◆犬が嫌いな臭いを吹き付ける

大好きな飼い主さんの匂いが付いた靴や靴下は大好きですが、その匂いを消し去って犬が嫌いな臭いを吹き付けてみましょう。
その犬が嫌う臭いのスプレーはペットショップで市販されています。
商品によって臭いも色々ありますので、靴を犬に噛まれて困っているという方は一度試してみてはいかがでしょうか。
一つの匂いは効果が無くても、他の臭いなら大丈夫という事もありますので、様々な商品を手に取ってみる事をお勧めします。

◆靴や靴下を犬が届かない場所へ置く

飼い犬がお家にある様々な物を噛んだり散らかしたりして困っている場合、その原因は100%飼い主にあると言っても過言ではありません。
犬は赤ちゃんと一緒で、自分のそばに何かがあれば口の中に入れたくなってしまう生き物です。
どんなものでも自分の近くにあれば噛んでしまうので、犬の近くには噛まれて困るような物は置かないようにしましょう。

ティッシュをいたずらする場合、ティッシュは犬が届く位置へは置かないようにします。
机の上の新聞や果物をぐちゃぐちゃにされる場合、机の上には何も置かないようにします。
それと同じように靴を噛まれて困る場合は、靴は靴箱の中に必ず入れる習慣を作ったり、犬の背丈よりも高い場所へ収納しましょう。
そうすれば、犬は靴に届きませんので必然的に噛むことができなくなります。

靴下を噛む場合、靴下はお風呂の時に脱ぐという方がほとんどで、その脱衣所から犬が靴下を奪ってきます。
靴下を脱いだら、犬が靴下を加えられない位置へと置きましょう。
洗濯かごの位置を、犬の背丈よりも高くすれば脱いだ靴下を取られる心配はありませんね。

◆犬と一緒に思う存分遊ぶ

犬が靴や靴下を噛むという事は、飼い主さんが大好きで一緒にいたいと思うのに、飼い主さんが一緒にいてくれないという欲求不満が表面化して出てきている行動でもあります。
また、お留守番最中に様々な物を噛む場合、日ごろから飼い主さんが犬と思う存分遊んであげていないからかもしれません。

犬は、自分の満足できる遊びや運動をする事で、問題となる破壊行動をしなくなるといわれています。

靴や靴下を噛むことを、ダメだよとしつけるのも大切ですが、それと同時に飼い主さん自身が最近きちんと犬と一緒に遊んでいたかどうかを思い返してみて下さい。

十分に散歩に行ってあげていますか?
外でも室内でも体を十分に動かせていますか?
お留守番時間が多くなっていませんか?
おもちゃを使って遊んであげていますか?

今週はあまり遊んであげられなかったな、散歩もさぼりがちだったな、などと思い当たる節がある方は、まずは犬の欲求不満を満たしてあげて下さい。
犬と一緒に思う存分遊んでみたら、犬の破壊行動が減らせるだけでなく、飼い主のあなたのストレスも軽減されますよ!



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根っからの動物好きで、散歩で出会った犬は必ず声をかけて触らせてもらいます! 犬といると幸せ過ぎて顔がにやけてしまいます。皆さんがもっと犬好きになるよう、心に残る記事を書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。


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