アメリカ・ニューメキシコ州にあるサンタフェ警察署が先日、一人の男性についての情報を求めるとメディアに訴えかけました。
その男性は、通り沿いにあるドーナツ店の前で、犬を捨てたとされています。その男性が行った悲しい行為は、そのドーナツ店の監視カメラにしっかりと映っていました。
暗い色のバンを運転しドーナツ店へとやってきた一人の男性。その男性は車を駐車すると、ドアを開け一匹の犬を外へと出します。
そのまま男性は店内へ行くと、他の客と同じように列に並んで一杯のコーヒーを注文。
その後、ドアのところで尻尾を振り付いてくる犬を無視し自分だけ車に入ると、そのまま店を後にしたのでした。彼の車から降ろされた犬は、一匹駐車場に取り残されてしまったのです。
「カメラには男性の後をついて回る犬が映っていました。しかし男性はその犬を全く無視し、悲しいことにそのままその場を去って行ったんです。」
飼い主に置いていかれ一人ぼっちになってしまったワンちゃん。その彼女の首輪には、男性からと思われる1枚のメモが付けられていました。
「私はフリーです。お腹に赤ちゃんもいます。」
このカメラの映像が映した悲しい出来事をサンタフェ警察署は放っておきませんでした。
この男性が誰なのか警察が情報を求める中、このワンちゃんは「Santa Fe Animal Shelter and Humane Society」という動物保護施設にて世話されることに。
保護施設によると、このワンちゃんは怪我や病気もなく元気に過ごしているとのこと。とても人懐っこい子で、他のワンちゃん達とも仲良くやっているそうです。
彼女が妊娠しているのかどうかはまだこの時点ではハッキリとわからないそうですが、これからも彼女の健康状態をしっかり観察していくとのことでした。
まるで物のように扱われ捨てられたワンちゃん。そんな行為を行った男性に対してインターネット上では海外からも怒りの声が上がっています。
「山の中とかで無く公衆の場で捨てられたのがせめてもの救いだね。彼女がすぐに新しい家族を見つけることができるのを祈っているよ。」
「その男性の家族にも何らかの災難が訪れればいいのに…。」
「犬と飼うということは一生を共に過ごして面倒をみるということ。それができない人は飼わないでほしい。」
悲しいことに、日本だけでなく海外でもこういったペットの動物を捨てるという行為が多く行われてるのが現状です。捨てる理由は様々でしょうが、これ以上世話できないと思った末の非常識な決意が多いよう。
そういった心無い人間達は、それでも罪を問われることはあまりありません。しかし、この男性のケースは違ったものであり、しっかりと処罰されて欲しいですね。
<参考サイト>
boredpanda.com
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