1.超小型犬のサイズって?
2.人気の超小型犬種①チワワ
2-1.チワワのサイズ
2-2.チワワの特徴
2-3.チワワの性格
2-4.チワワの値段
3.人気の超小型犬種②ヨークシャーテリア
3-1.ヨークシャテリアのサイズ
3-2.ヨークシャテリアの特徴
3-3.ヨークシャテリアの性格
3-4.ヨークシャテリアの値段
4.人気の超小型犬種③マルチーズ
4-1.マルチーズのサイズ
4-2.マルチーズの特徴
4-3.マルチーズの性格
4-4.マルチーズの値段
5.人気の超小型犬種④トイ・プードル
5-1.トイ・プードルのサイズ
5-2.トイ・プードルの特徴
5-3.トイ・プードルの性格
5-4.トイ・プードルの値段
6.人気の超小型犬種⑤ポメラニアン
6-1.ポメラニアンのサイズ
6-2.ポメラニアンの特徴
6-3.ポメラニアンの性格
6-4.ポメラニアンの値段
【掲載:2018.10.01 更新:2021.01.05】
超小型犬のサイズって?
犬のサイズ区別には、よく小型犬、中型犬、大型犬という表現が使われます。
小型犬は成犬になった時の体重が10キロ以下の犬を指しますが、その中でも特に小さい犬を「超小型犬」と呼びます。明確な基準はありませんが、成犬時の体重が4キロ以下の犬を超小型犬と分類することが多いようです。
今回は、そんな人気の超小型犬の種類をご紹介します。
人気の超小型犬種①チワワ
超小型犬の人気犬種の代表といえば、チワワです。超小型犬であるチワワについて詳しくご紹介します。
◆チワワのサイズ
チワワの犬種標準(スタンダード)での理想体重は1.5kg~3kgの間です。まさに超小型の体格といえるでしょう。
しかしながら、小さければ小さいほど良いという訳ではなく、500g未満は犬種標準から外れているため、ドッグショーなどに出陳できないという点があります。
チワワは、世界で公認された犬種の中で最も小さな犬種(超小型犬)として人気が高いです。
◆チワワの特徴
チワワはメキシコ原産の超小型犬で、被毛の長いロングヘア―タイプと、被毛が短いスムースタイプがいます。
立ち耳で、頭蓋骨はリンゴの形をしたアップルヘッドが好ましいとされています。
手足は細いですが、胴はがっちりとしています。また、体高よりも体長がわずかに長い体格をしています。
◆チワワの性格
チワワは、好奇心旺盛な反面、臆病な面が強いです。飼い主や慣れた人には愛情を惜しみなくアピールしますが、他人に対しては攻撃的になったり、無視をしたりという行動をとります。
そのため、番犬として優秀ですが、現在の完全室内飼いで超小型犬を飼育する環境では、無駄吠えが問題行動の筆頭になっています。
◆チワワの値段
チワワは超小型犬の中でも人気が高く、流通も多い犬種です。
チワワの平均相場は、血統やサイズ、販売元にもよりますが、およそ18万~25万円ほどです。中には50万以上もの高値のチワワもいます。
人気の超小型犬種②ヨークシャーテリア
ヨークシャーテリアは、「ヨーキー」という愛称で親しまれている超小型犬です。イギリス原産の犬種で、日本だけではなく世界で人気の高い犬種です。
当初はネズミ狩りに使役していた犬だったため、より小さくする繁殖がされたと言われています。
◆ヨークシャーテリアのサイズ
体重は2kg~3.1kg以内で、JKC(ジャパンケネルクラブ)公認犬種の中ではチワワの次に小さい超小型犬です。
しかしながら、犬種の血統が固定されてから歴史が浅いため、血統が不安定で、5kg~7kgほどの大きなヨークシャーテリアが産まれることもしばしばあります。
◆ヨークシャーテリアの特徴
動く宝石と言われる絹の様なシルキーヘアーを持っています。幼犬時にはブラック&タンの被毛色ですが、成長と共にスチールブルー、ゴールド、シルバーなどに七回色が変化する特徴があり、「七色の宝石」と称されることもあります。
尾は断尾されることが多く、2~3cmほどの長さのヨークシャーテリアが多いです。
◆ヨークシャーテリアの性格
狩猟に使役していた犬種であることから、テリアキャラクターと呼ばれる勇敢で勝気、頑固で負けん気が強い面を持っています。
飼い主には従順で、賢い面があるため、とても飼いやすく人気の超小型犬です。
◆ヨークシャーテリアの値段
超小型犬であるヨークシャーテリアの値段相場は、血統や販売元にもよりますが、およそ18万~25万円ほどです。
成長と共に毛色が変わる超小型犬のため、より子犬の頃の人気が高いです。
人気の超小型犬種③マルチーズ
真っ白な被毛のマルチーズは、爆発的な人気はないものの定番の超小型犬種として長年人気を保っています。
マルチーズは他犬種と掛け合わせて小型化した犬種ではなく、元から超小型の体格であったため、世界最古の愛玩犬と呼ばれています。
◆マルチーズのサイズ
マルチーズは、あまり個体差が出ない犬種です。約2.5kg~3.2kgが理想とされている超小型犬です。
◆マルチーズの特徴
マルチーズの被毛色はホワイト一色です。下毛(アンダーコート)の無いシングルコートという被毛を持ちます。
純白な被毛色のため、涙やけが目立つ犬種なので、こまめにケアするようにすると良いでしょう。
◆マルチーズの性格
飼い主に従順で賢く、温厚ですが、頑固で神経質な面も持ち合わせています。慣れないフード以外は徹底的に拒否、ということもマルチーズには多いです。
警戒心にも富んでいるため、番犬の役割もこなすことができます。
◆マルチーズの値段
マルチーズの値段相場は、およそ15万~21万ほどです。定番の超小型犬のため、比較的値段の変動は少ない傾向です。
人気の超小型犬種④トイ・プードル
プードルはサイズにより異なる犬種名の登録がされていて、大きいプードルからスタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイと4種類に分類されています。
中でも一番小さいトイ・プードルは、4kg以下が理想とされている超小型犬で人気を博しています。
◆トイ・プードルのサイズ
体高は24cm~28cmで、4kg以下の体重が理想とされています。体長と体高がほぼ同じのため、スクエアの形を持った犬種です。
◆トイ・プードルの特徴
ふわふわとした被毛に全身を覆われた超小型犬種で、ペットショーで主に人気のコンチネンタルカットなどのショークリップから、クマのぬいぐるみの様なテディベアカットなど、様々なカットを楽しむことができる犬種です。特に、テディベアカットの人気が高いです。
下毛の無いシングルコートのため抜け毛はありませんが、ふわふわクルクルとした被毛は絡まりやすく、毛のもつれや毛玉はプードルを飼う上で逃れられない問題です。
スリッカーブラシやコームなど、適切な道具を使った毎日のブラッシングで、被毛の健康を保ちましょう。
◆トイ・プードルの性格
トイ・プードルは賢く、しつけが入りやすい犬種として人気が高いです。無駄吠えが少なく、また友好的な面があるため他の犬や人とも仲良く交流することができます。
飼いやすい性格と、超小型犬としてのサイズの二つの面から、犬OKの集合住宅などに適しているといえる犬種です。
◆トイ・プードルの値段
超小型犬であるトイ・プードルの平均相場は、およそ25万~28万円ほどです。
希少な被毛の色を持つ個体や、トイ・プードルのスタンダード(犬種標準)内でも、より小さいサイズのものなどが特に人気で高値がつきやすいです。
人気の超小型犬種⑤ポメラニアン
クリクリとした目が印象的なポメラニアンは、ドイツ原産の犬種です。ジャーマン・スピッツやサモエドが祖先だと言われており、日本でも定番犬種として長年人気のある犬種です。
豊富な被毛の巻き毛を持ち、ホワイトやブラック、レッド、ブラックアンドタン、ブリンドルなど様々な被毛の色が存在します。
◆ポメラニアンのサイズ
体高は18cm~22cmで、体重は1.8kg~2.3kgが理想ですが、体格などのサイズに相応しいことが求められています。
元々10kg近い中型犬を小型化した犬種のため、しばしば大きい個体が産まれてしまうことがある超小型犬の一つです。
◆ポメラニアンの特徴
首の周りに襟巻の様な豊富な被毛を持ちます。狐のようなフォクシーヘッドと、クリクリとした黒い眼が印象的です。
◆ポメラニアンの性格
警戒心に富み、活発な性格を持っています。スピッツを祖先に持つため、比較的無駄吠えが多い超小型犬だという特徴があります。
飼い主や群れのリーダーには従順で、忠誠心を持つ特徴があります。
◆ポメラニアンの値段
被毛の希少さや、サイズなどにより価格は変動しますが、ポメラニアンの値段相場はおよそ23万~25万円ほどです。
スタンダード(犬種標準)として認められていないですが、灰色が大理石の様に混ざる「マール」色などの希少色は比較的高値で取引されています。
スタンダードから外れている被毛色のため、繁殖には適さず、ドッグショーなどにも出品することはできません。
超小型犬で大人気の豆柴、ティーカッププードルって?
通常の柴犬よりもサイズの小さい豆柴や、トイ・プードルよりも小さいティーカッププードルは、とても人気の高い超小型犬の種類です。
しかしながら、豆柴やティーカッププードルは正式な犬種名としてJKC(ジャパンケネルクラブ)に登録はされていません。サイズが小さくても、柴犬、トイ・プードルとしての登録のため、豆柴、ティーカッププードルという名前は愛称に過ぎません。
豆柴やティーカッププードルは、それぞれの元の犬種のスタンダード(犬種標準)から大きく逸脱しています。理想とされるサイズよりも、遥かに小さいのです。
そのため、純血種としての健全な発育ができないという見方もあり、スタンダードを基本として犬種保存に務めているJKCとしては勧められないという見解を出しています。
参考リンク:ティーカッププードル、豆柴について(一般社団法人ジャパンケネルクラブ)
まとめ
人気の超小型犬は室内飼いにぴったりのパートナー!
4kgまでの体重である超小型犬は、マンションなどの集合住宅や、住宅街に立つ一戸建てなどの室内飼いに最適なパートナーとなります。犬種によって、毛が抜けにくい超小型犬や、吠え癖の少ない超小型犬などもいますので、この記事を参考にして犬種を選んでみてくださいね。
小さい犬のメリットは、ブラッシングやシャンプーなどのケアが簡単に出来る、散歩量が少なくて良い、介護の時にも楽など様々な面があります。
ぜひ超小型犬をパートナーに選んで、楽しい生活を送ってくださいね。
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