1.基本的な犬のトイレのしつけ方法
1-1.サークルの中にトイレとトイレシーツを用意する
1-2.トイレのタイミングでサークルに入れる
1-3.おしっこをしたら褒める
1-4.トイレトレーのみでもできるようにする
2.犬のトイレのしつけで大切なこと
2-1.失敗させず、成功に導く事
2-2.粗相をしても絶対に怒らない
2-3.気長にしつけをする
2-4.犬がトイレだと間違えやすいものは排除する
3.犬のトイレのしつけがうまくいかないときに利用したい便利グッズ
3-1.しつけ剤を利用
3-2.区切れるゲージもあります。
4.犬のトイレのしつけがうまくいかないときは他の原因を考えてみよう!
4-1.場所でトイレを判断している?
4-2.病気で排尿回数が増える
4-3.子犬の粗相
4-4.トイレには行くけどどうしてもはみ出してしまう
4-5.老犬は粗相しても仕方がない場合が多い
4-6.快適なトイレになっているか?
【掲載:2019.12.03 更新:2022.05.24】
基本的な犬のトイレのしつけ方法
◆サークルの中にトイレとトイレシーツを用意する
サークルを利用してトイレスペースを確保すると犬にとってトイレの場所が把握しやすいので、まずはサークルを準備しましょう。
寝床とトイレトレーが入る十分なサークルの中に、トイレ本体とトイレシーツを準備します。この時に犬がシーツで遊んでしまう場合は、メッシュ付きのトイレを準備してメッシュの下にシーツを敷きましょう。
はじめのうちは、粗相しないように犬より大きいサイズのトイレを準備することをおすすめします。
このサークル内のトイレスペースに布などの柔らかい素材のものにトイレをしてしまっている場合は置かないようにしましょう。犬はふかふかしたような柔らかい素材の上でおしっこをする習性があるので、トイレ以外のものを置いてしまうと非常に紛らわしいです。
◆トイレのタイミングでサークルに入れる
犬がトイレをしそうなタイミングで犬をサークルに入れて、犬がおしっこをするまで扉を閉めておきましょう。
寝起き・食後・興奮後がしやすいタイミングと言われています。
犬がおしっこをしそうな時に「ワンツー、ワンツー」など分かりやすい声かけをしてあげると、いずれ「ワンツー、ワンツー」と飼い主が発したらおしっこをするようになります。
◆おしっこをしたら褒める
犬がおしっこをしたら褒めてあげましょう。犬を褒めてあげることによって、犬は「ここでおしっこをすると飼い主が褒めてくれる」と認識します。
叱るしつけは意味がなく犬の根本的問題行動の解決にはなりません。犬はたくさん褒めてあげることによって印象がつきやすくゆっくりと時間をかけて覚えていきますので、褒めて教えましょう。
成功まで半年を目安にすると良いでしょう。
何度も同じことを繰り返して、トイレを覚えさせましょう。
◆トイレトレーのみでもできるようにする
犬が完全にトイレの場所を覚えたらサークルを撤去してトイレトレーだけにします。サークルが無くなってしまうと環境の変化で失敗してしまうので、トイレトレーまでしっかりと促しトイレトレーでおしっこを自らしたら、褒めてあげましょう。
何度も繰り返すことによって、トイレでほぼ確実におしっこが出来るようになりますが、万が一他の場所で粗相をしてしまった場合は決して怒ってはいけません。
犬のトイレのしつけで大切なこと
◆失敗させず、成功に導く事
トイレのしつけで一番大切なことが失敗させないことです。失敗させないためには、犬が粗相しないようにおしっこができる環境を頻繁に飼い主が作ってあげなくてはいけません。
生後3か月程度の犬の場合は、まだ膀胱の機能が完成していないため、頻繁にトイレのサークルに入れます。目安としては1時間に1度程度サークルに入れてトイレをさせてあげると良いでしょう。
年齢を重ねるごとに徐々にトイレの間隔を延ばしますが、成犬の場合は1日3回程度がトイレの頻度基準となるので、しっかりと覚えるまでは年齢に合わせてトイレに連れて行く頻度を考えます。
特に寝起きや食後は犬がおしっこをしやすいのでタイミングを逃さずにサークルに入れましょう。
◆粗相をしても絶対に怒らない
トイレのしつけで粗相をしてしまった場合に怒ってしまうと、犬は怒られるからと慌てておしっこを他の場所でするようになってしまいます。
粗相をした場合は犬を見ずに静かにたんたんと片づけて何もなかったかのように振舞いましょう。
犬が粗相をした場所におしっこの臭いが残っていると、犬は同じ場所に粗相を繰り返してしまいます。しっかりと臭いがとれるおしっこスプレーで片づけましょう。
◆気長にしつけをする
トイレのしつけに関わらず、犬のしつけはどんなことでも気長に何度も繰り返すことが大切です。
慌てて教え込もうとしてもすぐに出来なくなってしまうので、ゆっくりと何度も教えてあげてしっかりと覚えさせてトイレの場所を執着させることが大切です。
◆犬がトイレだと間違えやすいものは排除する
犬がトイレだと間違えやすいもの(部分的なラグマットや布製品)は出来る限り部屋に置かないようにしましょう。
カーペットやふかふかした素材のものは犬がトイレだと認識しやすいので、しつけが難しくなる場合もあります。
犬のトイレのしつけがうまくいかないときに利用したい便利グッズ
◆しつけ剤を利用
いつでもどこでもトイレのしつけをサポートする優れもの!
コンパクトサイズなので持ち運びやすい!
シーツやトイレ砂にニオイをつけて、ワンちゃん・ネコちゃんのトイレのしつけをサポート。スプレータイプで吹きかけるだけなので簡単です。しつけ剤特有のツンとくるにおいをできるだけ抑えた優しい香りです。
会社名 | コジマ |
---|---|
製品重量 | 60ml |
材質・素材 | 特殊尿臭配合液(アンモニア水、尿素等)、香料 |
製造国 | 日本 |
どうしてもトイレのしつけがうまくいかない時は、しつけ剤を利用するのも良いでしょう。
トイレのしつけ剤には、特殊尿臭配合液(アンモニア水、尿素等)が含まれており、犬が臭いを嗅いで上からおしっこをする確率が上がるため、おしっこをしてほしい場所に吹きかけるだけでトイレの場所を犬が把握しやすくなります。
しつけ剤を吹きかけた場所に犬がおしっこをしたら、褒めてあげると、しつけの効果がさらに高まります。
◆区切れるゲージもあります。
トイレと住居スペースを区切れるから、トイレの場所を覚えやすい!住居側は横スライドドアで開閉がスムーズ。トイレ側はドアが大きく開き、ワンちゃんの出入りやシーツ交換もラクラク!トイレのしつけ方が良く分かるガイド冊子付。超小型犬~小型犬向き。
会社名 | ペティオ |
---|---|
サイズ | 約幅124.0×高さ70.0×奥行62.5cm |
適応ペットサイズ | 超小型犬~小型犬向き |
材質・素材 | 木部:天然木、トレー:ABS樹脂、ロック部:ABS樹脂、フェンス:鉄、固定棒:鉄 |
カラー | ブラウン |
製造国 | マレーシア |
トイレスペースと寝床が区切られているゲージもあるので利用するのに便利です。
犬のトイレのしつけがうまくいかないときは他の原因を考えてみよう!
◆場所でトイレを判断している?
トイレを移動した時、または頻繁にトイレの場所が変わる場合はどうしても粗相をしてしまうことがあります。
これはトイレを場所で判断している可能性があり、今までトイレがあった場所でしてしまった場合は、再度トイレシーツがトイレであると認識させなくてはいけません。根気よく練習をして、いきましょう。
犬が粗相をしてしまった場所についてはおしっこの臭いをしっかりと消して、その上にトイレシーツを敷いてトイレシーツがある場所がトイレであると再認識させましょう。
◆病気で排尿回数が増える
今まで粗相せずにトイレで排尿していたのに粗相するようになった場合は、病気や老化によって排尿回数が増える、または排尿コントロールができない状態になっていることがあります。
そんな場合は決して叱らずに動物病院で検査を行いましょう。
◆子犬の粗相
基本的に子犬は排尿回数と排泄回数が多いため、長時間外出で不在にする場合は帰宅後におしっこやうんちまみれになっていることがあります。
これはどうしようもないことですので、決して叱らずにしっかりと綺麗にしてあげましょう。
出来るだけ多くの関わりを持ち、トイレトレーニングを繰り返していきましょう。
◆トイレには行くけどどうしてもはみ出してしまう
トイレには行くもののどうしてもトイレからおしっこがはみ出してしまう場合は、しつけの問題ではなくトイレのサイズの問題です。
基本的にトイレは犬のサイズより大きいものを選びましょう。
◆老犬は粗相しても仕方がない場合が多い
粗相が多い老犬は認知症などを発症している場合もあります。認知症に限らず病気で粗相してしまう場合は、粗相をして当たり前であることを理解しましょう。
どうしても粗相をしてしまう場合は、環境の改善やマナーパンツを利用するのも良いですね。
◆快適なトイレになっているか?
きれい好きな犬の場合は、少しトイレが汚れているだけでも他の場所で粗相してしまうことがあります。犬にとってトイレが清潔に維持できているか確認しましょう。
長時間の外出などですぐにトイレシーツを交換できない場合は、スーパーワイドサイズなどの大きめシーツを何枚か敷いてあげるのも良いでしょう。また、コジマのハイグレードシーツもおススメです。
犬のトイレのしつけに関するまとめ
犬のトイレのしつけについてご紹介致しました。
犬のトイレのしつけの基本は、成功に導く事。トイレが成功したら褒めてしつけをすることです。すぐにトイレを覚える犬もいますが、どうしても覚えられない犬もいるので、気長に試してみてどうしても出来ない場合はトイレトレーニング用品を試してみるのも良いでしょう。
また、病気や老化が原因で粗相をしてしまう場合は仕方がないことですので、叱らずに人間がしっかりと理解してあげましょう。オムツやマナーパットなど、犬がいつでも排尿や排泄ができる環境を作ってあげることも大切です。
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