トイプードルの特徴は?
まずは、トイプードルの特徴からご紹介していきます!
◆原産国
フランス
◆JKC分類グループ
9グループ (コンパニオン・ドッグ&トイ・ドッグ セクション2 プードル)
◆体高
28cm以下
◆体重
4kg以下
◆毛色
・ブラック
・ホワイト
・グレー
・ブルー
・ブラウン
・アプリコット
・クリーム
・シルバー
・レッド
・シルバー・ベージュ
以上のような色があり、本来はきれいな一色の毛色が理想とされています。カフェ・オ・レという色は、ブラウンの系統に分類されます。
JKCではミスカラーとされていますが、近年では「パーティーカラー」と呼ばれるツートンカラーの毛色のトイプードルも人気があり、取り扱っている店舗があります。
◆毛質
堅めで豊富な巻き毛と縄状の毛が密生して生えています。
◆寿命
12~15歳
トイプードルの歴史は?
◆フランスが原産国の人気犬種
プードルは、非常に古くからヨーロッパの大陸の各地にいたため、原産国を特定する事がとても難しかったそうです。現在では、フランスが原産国と特定されており、フランスの代表的な犬種となっています。
ロシア又は中央アジア北部が発祥の地とも言われ、ヨーロッパを横断していく流れで様々な犬種と交雑する事により広がりを見せたプードル。後にドイツに入り、最終的にフランスへ辿り着いたという説が有力なようです。
◆サイズによって分けられるプードルの種類
トイプードルと一言で言っていますが、実はトイプードルはプードルに分類されており、プードルの中の「トイプードル」というサイズです。
プードルは大きいサイズから順に「スタンダードプードル」「ミディアムプードル」「ミニチュアプードル」「トイプードル」となっており、これらのサイズ順に名前が決められています。
◆使役犬から愛玩犬へ
プードルは元々使役犬として活躍していました。荷車を引くという仕事だけでなく、カモを狩る水猟犬という役目も果たしていたんですよ。
当時、水猟の作業を容易にする観点から、被毛を刈り取る習慣がありました。そのカットに次第に美的要素が加わって、現在の代表的なプードルのカットスタイルに発展したようです。
17世紀頃になると、フランスの上流貴族の中でトイプードルが愛玩犬として扱われるようになり、当時のフランスの絵画にも登場するほど上流貴族の間で人気の犬種となりました。
比較的近年の事ですが、トイプードルは賢く覚えも良い事から、良くサーカスなどにも登場していました。今でも犬が出るショーなどでは必ずと言って良いほどトイプードルが出ていますね。
現在ではその賢さと被毛の抜けにくさなどから、アニマル・セラピードッグとして介護や医療の現場でも活躍しています。
トイプードルの性格は?
一般的に、トイプードルの性格はこのように言われています。
・利口
・活発
・従順
・好奇心が強い
・運動的
・愛情深い
これだけ良いところがたくさん挙げられますが、欠点が少ない事もトイプードルの性格の特徴の一つでもあります。
このように、トイプードルは様々な犬種の中でもかなりの優等生キャラのようですね!「初心者でも飼いやすい」と言うのも納得です。
トイプードルの値段は?
さて、ここまでトイプードルについてご紹介してきましたが、皆さん一番気になっているのは「トイプードルの子犬の価格がどのくらいなのか」ですよね。
トイプードルの子犬の平均的な最低価格と最高価格、平均価格をまとめてみましたので参考にしてみて下さい!
・最低価格 約5万円
・最高価格 約160万円
・平均価格 約28万円
人気のある犬種なだけに最高価格と最低価格の幅が大きいようです。
子犬の価格は性別、血統、毛色、出身犬舎、月齢、取扱店舗の価格設定などの要因により違いが生まれますので、あくまでも参考程度に考えておきましょう。
トイプードルを迎える準備
トイプードルの子犬を迎える前に、準備しておかなくてはならない物がありますよね。子犬を迎えるために準備しておくと良い物をリストアップしていきます!
◆サークルまたはケージ
家族となったトイプードルが普段から使用するものです。お留守番をする時や食事をする時、一人になりたい時などに使用するので、大人になっても使用出来る大きめの物を購入すると良いでしょう。
トイレのスペースが付いており、トイレとの間に仕切りが付いている物だとより便利ですよ。
◆トイレ
トイレシーツだけですと、子犬がイタズラをしたりシーツを食いちぎってしまう事があります。トイレを用意する時はシーツだけでなくトイレトレーも用意しましょう。
また、子犬の頃はトイレを覚えるまで失敗して粗相をしてしまう事が多いです。そのため、子犬の頃に用意したいトイレの大きさは大きめが良いでしょう。
◆食器
トイプードルが食事をする時に使用する食器です。フードがこぼれないような大きさを選びましょう。
◆給水器
トイプードルが水を飲むときに使用します。衛生面や水をこぼしてしまうリスクを考慮すると、食器型の物よりもペットボトルなどに付けて使用するタイプを選ぶ方が良いでしょう。
◆フード
突然慣れていないフードを与えてしまうと、お腹を壊してしまったり体調を崩してしまう事があります。
まずはペットショップで与えていた物と同じドッグフードを買って与えましょう。ペットショップのフードから他のドッグフードに切り替えたい場合には、今食べているフードに切り替えたいフードを少量ずつ混ぜる事から始めて下さいね。
ドッグフードと言えば、「トイプードル用のドッグフード」というのが販売されている事をご存じですか?トイプードルのために開発され、トイプードルに最適な栄養バランスで出来ているので、トイプードルを家族に迎え入れた際にはぜひ試してみてはいかがでしょうか?
◆お手入れ用品
トイプードルを飼う際に欠かせない必須アイテムが「スリッカー」と「コーム」です。
「スリッカー」は小さな細い針金が突出している犬用のクシのことです。主に毛のもつれや毛玉を解いたり汚れを落としたりする時に使用します。「コーム」は金属製の犬用のクシの事です。
トイプードルは抜け毛が少ない代わりに、毛が堅く縮れ毛のため毛玉が出来やすい犬種です。毎日のブラッシングは欠かせません。「スリッカー」と「コーム」のどちらも準備しておくと良いでしょう。
その他にも爪切りや耳掃除グッズ、歯磨きグッズなどは他の犬種同様に必要となりますので、忘れずに準備して下さいね。
◆お出かけ用クレートまたはバッグ
家族となったトイプードルとお出かけする際に使用します。旅行だけでなく病院へ連れて行く時にも使用しますよ。
固い素材で出来ているクレートがオススメです。大きさの目安は、犬が立つことができ中でクルッと方向転換が出来る位の大きさが良いでしょう。
しかし、大きすぎてしまうと落ち着かない空間となってしまったり、移動の際にクレート内で転倒し怪我をしてしまう危険があるので、ギリギリ立ててギリギリ方向転換できる位の大きさがベストですよ。
◆おもちゃ
子犬のストレス発散や飼い主さんとのコミュニケーションを取る時、しつけの場でも役に立ちます。噛みちぎって誤飲してしまいやすい物は避けましょう。
トイプードルの飼い方
トイプードルを飼う上で気を付けた方が良い事などもご紹介します!
◆甘やかしに注意!
トイプードルはとても頭が良い犬種です。そのため、トイプードルのワガママをそのまま聞き続けていると飼い主さんを下に位置付けしてしまい、言う事を全く聞かなくなる事があります。
頭が良いからこそ、甘やかし過ぎには注意が必要です。
◆骨折に注意!
トイプードルは骨が細い犬種です。ソファなどの段差から飛び降りた際に骨折してしまう事があるので、気を付けましょう。
◆こまめなブラッシングは欠かせない!
トイプードルの一番の魅力は「カットが楽しめる事」ですよね!
しかし、トイプードルは非常に毛玉、もつれが出来やすい犬種です。毛玉やもつれは皮膚の炎症やトラブルを引き起こします。
そのようなトラブルを防ぐためだけでなく、思い通りのカットを楽しむためにも毎日ブラッシングをしてあげましょう!
まとめ
トイプードルについて詳しく知る事が出来ましたか?
賢いだけでなく、カット一つでガラッと見た目が変わるトイプードル。きっと飼ってみるとますますその魅力の虜になる事間違いなしですよ!
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