1.犬が撫でられると喜ぶ理由は?
1-1.喜ぶ理由①安心する
1-2.喜ぶ理由②マッサージ効果
1-3.喜ぶ理由③痒い所に手が届く
2.撫でられるのが苦手な理由は?
2-1.苦手な理由①恐怖心の強い性格
2-2.苦手な理由②トラウマ
4.犬が喜ぶ触り方
4-1.触り方のポイント①自分から来るのを待つ
4-2.触り方のポイント②最初は触れるくらい
4-3.触り方のポイント③犬の反応を見る
5.犬が嫌がる触り方
5-1.嫌われポイント①嫌がる場所を触っている
5-2.嫌われポイント②嫌なタイミングで触る
5-3.嫌われポイント③初対面なのに急に触る
【掲載:2019.04.19 更新:2020.08.04】
犬が撫でられると喜ぶ理由は?
そもそもなぜ犬は撫でられる事が好きなのでしょうか?その理由を考えた事はありますか?
当たり前のように愛犬を撫でている私たちですが、何故犬が撫でられる事が好きなのかという理由を知っている方は少ないでしょう。
せっかくですから、「何故犬は撫でられる事が好きなのか」という事もご説明したいと思います!
◆喜ぶ理由①安心する
犬同士の世界ではコミュニケーションの一環としてお互いの顔を舐め合います。
この犬が行なう「顔を舐め合う」という行為は、「敵意はありませんよ」「あなたが好きですよ」という意味を持っています。
しかし、人間は犬の事を舐めるわけにはいきませんよね。そこで私たちは「撫でる」という行動を取ります。
犬は人間が「舐める」という行動を取らない事を理解しているので、犬からすると「撫でられる=敵意がない」と考え、安心するのです。
つまり、人間に撫でられると敵意がないことを理解出来るので、安心してリラックスできるという事ですね。
◆喜ぶ理由②マッサージ効果
私たち人間もマッサージを受けると気持ち良いですよね。気持ち良いだけでなく、血行も良くなります。
犬も同じで、撫でられる事によりマッサージと同じ効果を感じることができるので気持ちが良いようです。
犬にとってもっと気持ち良く感じるような、「犬のマッサージ」のやり方を紹介している記事もありますので、ぜひ読んで愛犬をさらに気持ち良くさせてあげましょう!
◆喜ぶ理由③痒い所に手が届く
犬は私たち人間の手と違い、自分の手でどこでも体を掻くという事ができませんよね。特に口周り・首の下・頭の後ろなどに手が届かず、「痒い!」と思っていても自由に掻くことが出来ないので、そのままになっているんです。
そんな時に飼い主さんが痒い所を撫でてくれたら、とってもスッキリして気持ちが良いですよね!
そのため、首の下や頭の後ろなどを撫でられる事が好きな犬はとても多いです。犬の手が届かずに痒いままになっている場所などは、少し強めに撫でてあげるとより喜んでもらえると思います!
撫でられるのが苦手な理由は?
反対に、触られることや撫でられる事が苦手な犬もいます。撫でられる事が苦手な犬は2つの理由があります。
◆苦手な理由①恐怖心の強い性格
犬元々の性格として、恐怖心が非常に強い犬も存在します。そのような犬は、初対面の人間はもちろん、家族の中でも決まった人以外には恐怖心を持っている事があります。
無理に撫でようとすると、恐怖心から咬む素振りを見せたり、実際に咬んでしまう事もありますので、注意が必要です。
そのように恐怖心が強い犬の場合には、無理に触ろうとせず、犬が自分から来るのを待ってあげるようにして下さい。
また、病気や高齢などにより視力・聴覚が弱くなっている犬の場合は、人間が近くにいることに気付いていない事があり、突然触られてビックリしてしまう事もありますので気を付けましょう。
◆苦手な理由②トラウマ
触られる事が苦手な犬の中には「手=怖い」と思っている犬もいます。何故手が怖い物と思ってしまうのかというと、過去のトラウマと関係があります。
例えば、過去に手で叩かれた事がある、暴力を振るわれた事があるという犬は、人間の手に恐怖を覚えています。そのため、一度トラウマを覚えてしまうと、頭を触ろうとした時にビクッとしたり咬む素振りを見せる事があります。
そのような犬の場合には、無理に触ろうとするとかえって恐怖心を増長させてしまう事もありますので、無理に触ろうとせずに優しく声を掛けることから始めましょう。
犬が撫でられたい場所は?
犬だって撫でられる事は嬉しいけど、どこでもいいワケではありません。犬にも撫でられるとより幸せな気分になれる場所があるので、まずはその場所をご説明します。
・首
・頬
・顎の下
・背中
・頭の後ろ
・お腹
こちらに挙げた場所は、犬が撫でられると気持ち良いと感じる場所ですので、愛犬とスキンシップを取る際には重点的に撫でてあげると良いですね!
犬が喜ぶ触り方
犬が撫でられたい場所はお分かりいただけたと思いますが、触り方にもコツがあるという事をご存じでしょうか?
どうせならもっともっと愛犬に喜んでもらいたいですよね?
と言うことで、もっと犬が喜ぶ触り方をご紹介していきたいと思います!
◆触り方のポイント①自分から来るのを待つ
触られる事に慣れていない、または触られる事が苦手な犬もいます。そのような犬を触る場合、無理に犬の頭の上から触ろうとすると怖がってしまい、今後触らせてくれなくなってしまう事もあります。
そのため、触られる事に苦手意識のある犬を触る時は、犬の下から手の平を差し出し、犬自身が近づいてくるのを待ちましょう。
◆触り方のポイント②最初は触れるくらい
犬が近づいて来てくれたからと言って、最初から力強く撫で回していませんか?
「そんな撫で方が好き!」という犬もいるかも知れませんが、それは希なケースです。大抵の犬は「本当はちょっとイヤだけど、飼い主さんが喜んでいるから我慢しよう…」と考えているはずです。
犬にとって「気持ち良い」と感じる撫で方は「最初は優しく触れる程度」で、「触っていく内に徐々にしっかりと撫でていく」という撫で方です。
また、「最初からテンション高く力強く撫でる」という撫で方をして育ってしまうと、興奮しやすい犬に育ってしまう事もあります。
犬にとっては撫で方一つでもテンションの上がり下がりが関係するものです。興奮させやすい撫で方にならないように注意しましょうね。
◆触り方のポイント③犬の反応を見る
撫でているうちに、犬が目を細めて気持ちよさそうな表情をする場所や、体を押しつけて「もっと撫でて!」という仕草をする場所があると思います。その犬にとってはその場所が気持ちの良い場所なので、そこを重点的に撫でてあげましょう。
十人十色という言葉があるように、犬にもそれぞれ好みがあるので、気持ちが良いと感じる場所は犬によって違います。
撫でながらその犬の気持ちが良い場所を見極めるという事が重要となってきますので、ぜひ愛犬とスキンシップを取りながら気持ちの良い場所を見付けてあげましょう!
犬が嫌がる触り方
では反対に、犬が嫌がる触り方とはどのような触り方なのでしょうか?知らずに愛犬の嫌がる触り方をしていたなんて悲しいですよね。
犬が嫌がる触り方を知り、愛犬に嫌われないように覚えておきましょう!
◆嫌われポイント①嫌がる場所を触っている
犬には触られると嫌な気分になる場所があります。嫌な気分になる場所とは、
・鼻先
・尻尾
・手足の先
になります。この場所を「知らずに触っていた!」という事はありませんか?
◆嫌われポイント②嫌なタイミングで触る
犬にとって触らないで欲しいタイミングというものがあります。
・興奮して遊んでいる時(走り回っている時など)
・食事中
このタイミングの時に触ってしまうと、大抵の犬は嫌な気分になってしまいます。愛犬を撫でたくてもこのタイミングの時には適さないので、少し待つか違う時に撫でるようにしましょう。
◆嫌われポイント③初対面なのに急に触る
愛犬ではなくても犬を撫でる機会はよくありますよね。ドッグランや街で出会った初対面の犬を撫でる時に、急に頭の上から触っていませんか?
初対面というだけでも犬は警戒しています。どんな人物なのか分からないのですから当たり前ですよね。
初対面で良く分からない人に急に頭の上から撫でられると、相手の犬は「叩かれる!」と思ってしまう可能性もあります。
そのため、初対面の犬を撫でる場合には
・自分がしゃがみ込み目線を低くする
・手の平を上にして、犬の下から手を出して犬が近付いてくるまで待つ
・犬が近付いて来たら優しく声を掛けながらゆっくりと撫でる
という撫で方をすると恐怖心が和らぎやすいですよ。
もちろん自分の愛犬ではないので、相手の犬に触る時には飼い主さんに一言声を掛けて許可をもらいましょうね。
犬の撫で方に関するまとめ
犬が喜ぶ撫で方についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
しっかりと愛犬が喜ぶ撫で方をして、今までよりももっともっと愛犬に喜んでもらいたいですよね。愛犬がもっと喜んでくれるように、犬の喜ぶポイントを覚えてスキンシップをたくさんしてあげましょう!
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