1.犬も大好きな秋の味覚「さつまいも」
3.犬にさつまいもを与えるメリット・デメリットは?
3-1.さつまいもを与えるメリット
3-2.さつまいもを与えるデメリット
4.犬にさつまいもを与えるときの注意点は?
4-1生で与えない
4-2.カロリーが高いので与えすぎない
4-3.腎臓病や心臓病がある犬は避ける
4-4.結石が出来やすい犬は避ける
5.さつまいも味のおすすめおやつ
5-1.素材そのまま さつまいも 極薄スライスタイプ
5-2.おいしいふりかけ ササミとお芋 小粒 300g
5-3.ほっくり焼きいも お得用 45g×3個パック
5-4.無添加良品 焼きいもスティック 80g
5-5.ごほうびセレクト さつまいものカロリーおふ 40g
【掲載:2019.05.13 更新:2022.10.18】
犬も大好きな秋の味覚「さつまいも」
秋の味覚、さつまいも。焼きいもの匂いにつられてつい買ってしまって食べていたら、愛犬がほしそうにこっちを見ているなど、さつまいもが大好きな犬は多いですよね。
様々な種類があり、季節を問わず食べることができ、おかずとしてもおやつとしても万能なさつまいも。焼いたりふかしたりと料理のバリエーションも多く、飼い主さんの中にも焼きいもが大好きな方は多いかと思います。
人間にとっては、栄養も食物繊維も豊富なさつまいも、犬にとってはどうなのでしょうか。
犬はさつまいもを食べられる!
まずは、犬はさつまいもを食べても平気なのでしょうか?
結論としては、犬にさつまいもを与えても大丈夫です。もちろん焼きいもも大丈夫になります。
愛犬への手作りごはんやおやつのレシピ、ドッグカフェのメニューにも使われることが多く、さつまいもの味や食感が好きな犬も多いのではないでしょうか。さつまいもを使った市販の犬用おやつも多数発売されており、さつまいもを犬に与えても問題はありません。
また、さつまいもには豊富な栄養・食物繊維が含まれており、犬たちの健康面でも大いに役立ってくれるスーパー食材でもあります。
-
■さつまいもに含まれる栄養素■
・ビタミンC
・食物繊維
・カルシウム
・カリウム
・ビタミンB6
・ビタミンE
焼きいもはもちろん、ふかし芋、さつまいもだけで作られた干しいもも与えて大丈夫です。
ただし、干しいもは水分を抜いてあるので見た目量が少なく見えますが、成分などは凝縮されているので与えすぎないようにしましょう。欲しがるだけ与えてしまうと、栄養過多・肥満に繋がります。
また、人間用に作られているスイートポテトやさつまいもチップスは、脂肪や砂糖が多く含まれており、スイートポテトが香り付けにアルコールが使われていることもあるので、犬に与えないようにしましょう。
犬にさつまいもを与えるメリット・デメリットは?
犬にさつまいもを与える場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
◆さつまいもを与えるメリット
さつまいもには様々な栄養が含まれており、主成分の炭水化物は重要なエネルギー源になります。
また、ビタミンやミネラル食物繊維が含まれており、整腸作用や免疫力アップ、アンチエイジングといった嬉しい効果が期待できます。
ビタミン類は細胞の酸化を守り皮膚を丈夫にする効果があります。特に、加齢によりビタミンの生成能力が低下したシニア犬や術後・病後でビタミン類が不足しがちな犬たちにおすすめです。
ビタミンCは加熱することにより壊れてしまいますが、さつまいもの場合はまるごと蒸すか焼きいもにすることででんぷん質が糊化し、膜を作ることでビタミンCが壊れにくいので、加熱調理しても問題ありません。
さつまいもには食物繊維も豊富に含まれているので、便通の悪い犬や便秘気味の犬におすすめです。食物繊維はさつまいもの皮にも含まれているので、ぜひ皮ごと与えてみてくださいね。
◆さつまいもを与えるデメリット
さつまいもの主成分は炭水化物となっているため、カロリーが非常に高く、100gあたり134kcal程度あります。これを毎日あげていては、いくら整腸作用があるといえ太ってしまいます。
手作りの犬用おやつやごはんを作る時などにさつまいもはとても重宝しますが、さつまいもを使うのであれば、愛犬の体重などを考慮した上で作ってみてくださいね。
食物繊維のとりすぎで逆に下痢や消化不良を起こしてしまう可能性があります。また、さつまいもの両端は不溶性食物繊維が多く含まれているので、さつまいもの両端は避け、真ん中をカットして出来るなら潰して与えるようにしましょう。
食物繊維は、焼きいもとふかし芋では量が変わり、焼きいもはふかし芋の1.5倍になります。もし、食いつきのためにフードにトッピングをするのであれば蒸すことをおすすめします。
結石ができやすいタイプや、腎臓心臓の疾患を抱えている場合は、よりいっそう注意してください。さつまいもに含まれるシュウ酸とカリウムによって病気を悪化させてしまう可能性があります。
これらの疾患を持っている場合は、医師の判断を仰ぐか、与えないようにしましょう。
犬にさつまいもを与えるときの注意点は?
犬にさつまいもを与えるメリットとデメリットをお伝えしました。では、実際に与えるときには何に注意をすればよいのでしょうか。どんなものは注意するべきなのかをお伝えします。
以下のことに注意して、食いつきのための特別なトッピングにつかったりおやつにしたり、さつまいもをうまく利用していきましょう。
◆生で与えない
さつまいもは蒸す・焼くなど必ず加熱してから与えるようにしてください。生のさつまいもは消化に悪く、場合によっては下痢や嘔吐してしまうので、必ず蒸す・焼くなど火を通してから与えるようにしてくださいね。
また、元々お腹を壊しやすい、お腹が弱い犬には皮を取って潰してあげてください。
さつまいもは火を通してやわらかくなったものを喉に詰まらせないように潰しておやつなどにしてください。
◆カロリーが高いので与えすぎない
炭水化物の塊であるさつまいものカロリーが高いのは先程も書いたとおりです。
犬のおやつは一日の総カロリーの10%程度が理想とされています。また、体重や犬種などでも変わってきます。愛犬の体重や犬種に合った量を与え、太りやすい・肥満気味である、医師に体重について何か指摘されている場合などは、さつまいもの分フードの量を減らすなどしてください。
特に、ごはんに直接トッピングする場合は、さつまいもとフードの調節をしてくださいね。
犬たちの肥満は意外と多いです。肥満になったことで引き起こされる病気も多いので気をつけてくださいね。
◆腎臓病や心臓病がある犬は避ける
腎臓病や心臓病などの犬には、さつまいもを与えないでください。さつまいもに含まれる成分が病気を悪化させる原因になってしまいます。
さつまいもにはカリウムが多く含まれており、腎臓・心臓の機能が落ちている犬の場合は、カリウムが排出されにくくなり体に溜まってしまいます。体に溜まったカリウムは、低血圧や不整脈などの心臓疾患が出てきます。
もし、腎臓病や心臓病などの診断を受けている場合は、さつまいもやさつまいも入りのおやつなど気をつけてあげてください。
◆結石が出来やすい犬は避ける
結石が出来やすい・出来たことがある場合も注意してください。
さつまいもには、ほうれん草よりは少ないですがシュウ酸が含まれています。皮を剥いたさつまいもも茹でた場合はシュウ酸がほぼ除去されますが、焼きいもとふかし芋では、シュウ酸を除去することが出来ません。
結石が出来やすい、シュウ酸カルシウムが原因の結石が出来たことがある場合は、茹でたさつまいもにし、焼きいもやふかし芋は避けるようにしましょう。
これらの病気ではなくても、医師からの体重・食事について制限がある場合は、医師の判断に従い、食事や運動などに気をつけてあげてくださいね。
さつまいも味のおすすめおやつ
食いつきが悪い時のトッピングやご褒美用おやつなど、愛犬にもさつまいもを楽しんでほしい飼い主さんへ向けたさつまいも味のおすすめおやつをご紹介します。
◆素材そのまま さつまいも 極薄スライスタイプ
素材そのままの自然な甘さが美味しい!さつまいもはお腹の調子を整える食物繊維や健康維持にビタミンC・Eを含む体に良い食材。蒸してから乾燥しているので糖度がUPし甘みが濃縮されています。着色料・着色料無添加で安心して与えられます。
◆ほっくり焼きいも お得用 45g×3個パック
さつまいもを愛犬が食べやすい一口サイズに仕上げ、いつでも食べれるようになっています。お得用なので大型犬や多頭飼いの飼い主さんにもおすすめです。
無添加無着色なので、健康を考える飼い主さんと愛犬にぴったりです。
◆Petit Joy サクッとさつまいもキューブ 50g
素材をそのまま生かした少し贅沢なおやつ。国産さつまいもをそのまま使用しています。
サイコロカットサイズなので、小型犬にも与えやすくなっています。
◆ごほうびセレクト さつまいものカロリーおふ 40g
ちょっと体重が気になってきている愛犬へおすすめの商品はこちら。
さつまいもにおからを加え、食物繊維で腸内環境をよくし、おからによる満腹感で与えすぎ防止にもなります。
ふやかすことでやわらかくなるので、シニア犬にもおすすめの商品です。
その他おすすめ商品
犬はさつまいもを食べてもOK!でも与え方に注意して
さつまいもには、食物繊維や愛犬の体にも良いビタミン類が含まれており、シニア犬や術後などのビタミンが不足している犬にも効果的であることがわかります。
しかし、同時に高カロリーであり、疾患を持っている犬にとっては病気を悪化させてしまう原因となる可能性があります。
愛犬の体重や病気などを考慮した上で、適度な量を与えることで、食欲増進や特別な日のごはんにも使うことが出来ます。また、生ではなく焼きいもやふかし芋、場合によっては茹でるなどの加熱調理を必ず行った上で、与えてくださいね。
ごほうびや継続したトッピングなどをするのであれば、犬用のさつまいもおやつやふりかけなどをおすすめします。
さつまいもの効能をうまくつかって、愛犬の健康促進に役立ててみてくださいね。
– おすすめ記事 –
・【徹底解説】犬に餅を与えてもいいの?与え方と食べてはいけない食べ物まとめ |
・愛犬のためにチェックしてみよう!ぶどうを食べると命の危機に!?何でも食べちゃう季節!ワンちゃんに危ない、有毒な食べ物リスト【犬編】 |
・ポメラニアンの子犬のを迎える時のポイント11選!新しい家族を迎えるために♪ |
・愛犬にキャベツを食べさせてもいいの?持病のある犬は要注意! |