1.その1:犬にとっての散歩の役割を再確認する
2.その2:愛犬が安心して歩けるようにマナーを覚えておく
3.その3:お散歩グッズを揃えて楽しく散歩しよう
4.その4:アイコンタクトとリーダーウォークをマスターしよう
5.その5:絆を深めるコミュニケーションタイムにする
6.その6:散歩コースに変化を持たせる
7.その7:いろんな時間帯に散歩に行こう
8.その8:飼い主さんも散歩に目標を持つ
9.その9:写真を撮影しながら楽しい思い出にする
10.その10:「犬友」を作って楽しむ
11.まとめ
その1:犬にとっての散歩の役割を再確認する
愛犬との散歩を楽しむため、まずは「犬にとっての散歩の意味」をきちんと理解しましょう。
散歩が犬にもたらす役割はさまざまですが、「運動をさせる」「社会性を身につける」が主なものです。
そもそも、柴犬はアクティブ系のワンちゃんなので、たっぷり運動させることが理想的。
室内や庭など家の敷地内だけでの動きだけだと、運動不足になってしまいます。
散歩に連れ出して外を歩かせることは、柴犬の子犬の運動量をカバーするためにはとても重要なのですね。
また、散歩には社会性を養う目的もあります。
家のなかだけでしか過ごさないと行動範囲が狭く、いつまでたっても人間社会に慣れません。
散歩に行くと、自動車や人間たち、他の動物にもたくさん出会えるメリットがあります。
いろいろな刺激を吸収しつつ、「外の世界ってこんなところ」という社会性を早めに身につけさせるようにしましょう。
ただ、ワクチン接種が終わっていない段階では、他の犬や地面と触れ合うことがなんらかの感染症に繋がる可能性もあります。
最後のワクチン接種が完了し、獣医師さんのOKサインがでたらお散歩デビューできますが、それより前なら地面や他の犬と触れ合わない範囲で「抱っこ散歩」をしてみてもいいですね。
その2:愛犬が安心して歩けるようにマナーを覚えておく
道路や公園は公共の場なので、周りに迷惑にならないようにマナーを守るのが暗黙の了解です。
最低限のマナーを守れば、安心して散歩が楽しめますよね。
外に出かけると家とは違った刺激を感じ、ワンちゃんが興奮してしまうことがあります。
いきなり走り出したり、道路を走っている車に吠えたり、前からやってくる犬を威嚇したり…など、想定外の行動を取るかもしれません。
急な出来事でリードが手から離れてしまっては、周囲に迷惑をかけてしまうことはもちろん、愛犬が事故に巻き込まれてしまうかもしれません。
愛犬の突然の行動をコントロールできるように、最低限のマナーとしてしつけておくことはとても大切です。
犬と暮らすうえで効果的なしつけはさまざまですが、なかでも「マテ」は散歩に行くときにも役立ちます。
散歩に慣れていないと、初めて見るものに反応して本能的に追いかけようとするケースも多いです。
そんなときには「マテ」という飼い主さんの号令で、行動をストップできるようにしつけておくといいでしょう。
その3:お散歩グッズを揃えて楽しく散歩しよう
犬の散歩に持っていくグッズを揃え、ひとまとめにバッグに入れておきましょう。
首輪やリード、水の入ったペットボトル、ウンチ処理のための袋、トイレットペーパー、ウェットティッシュなど、さまざまな散歩グッズがあります。
あらかじめ用意しておけば、「お散歩だよー♪」と話しかけた後には、バッグひとつ持っていけば気軽に散歩ができますね。
「散歩途中に用を足した後に流すための水」、そして「喉が渇いた愛犬に飲ませる飲料用」とお水は2種類持っていくと便利です。
お水を入れるお皿は、コンパクトにたためるタイプも市販されています。
喉が渇いたようなタイミングでサッと飲ませられれば、ワンちゃんの楽しい散歩時間も持続しますね。
首に巻くタイプの首輪以外に、胴体から巻くタイプのハーネスもあります。
素材やデザインが違った種類がたくさんあるので、特徴をよく理解したうで愛犬に合ったものを選んであげましょう。
首輪につけるリードも、スタンダードなタイプや伸縮性のあるタイプと種類があります。
ふだんの散歩はスタンダードなもの、広い公園に連れていくなら伸縮性のある伸びるタイプというように、いくつか持っていると目的ごとに対応できて便利です。
可愛らしいデザインのお散歩グッズも多いので、選んでいるときから散歩が楽しくなりそうですね。
その4:アイコンタクトとリーダーウォークをマスターしよう
犬にとって「外の世界」はとてもワクワクします。
何かを見つけたら思わず走りたくなってしまうでしょう。
ただ、夢中になるあまり、飼い主さんを無視した犬がリードをぐいぐいと引っ張って前に進むと危ないですよね。
そして、それを止めようと逆に飼い主さんが引っ張ると犬の首への負担がかかってしまいます。
柴犬の子犬が飼い主さんの横で歩ければ、散歩もスムーズになり安心感もあります。
「一緒に散歩をしている」という気持ちになり、もっと楽しい気分になるでしょう。
そこで覚えておきたいのが「アイコンタクト」と「リーダーウォーク」です。
アイコンタクトは、指示を出す飼い主さんに注目させることです。
道路を歩くときには、赤信号の横断歩道で止まる、前から来た自転車を避けるなど、犬への呼びかけのタイミングも多いです。
アイコンタクトで、指示をスムーズに聞いてもらえるようにしましょう。
また、犬が飼い主さんよりも前を歩けば、リードの引っ張り合いで「犬の首に負担がかかる」「飼い主さんが転倒する」というリスクが出ます。
それを防ぐには、飼い主さんがリーダー的存在になり犬がその横を歩くリーダーウォークが効果的です。
リードもたるんだ状態で犬の首への負担も少なく、お互いに安心して歩けるので、散歩が楽しくなりそうですね。
その5:絆を深めるコミュニケーションタイムにする
一日中家のなかで過ごし退屈を感じている犬にとって、散歩は気分転換になります。
「散歩だよ~」という飼い主さんの声に大喜びでしょう。
犬が散歩好きなのは、「外に行けるから」だけでなく、「大好きな飼い主さんと歩けるから」という意味も含まれています。
柴犬の子犬に楽しい時間と思わせるためには、事務的な散歩にせずに、飼い主さんも楽しむことが大事です。
月齢や体の大きさ、個体差によって適切な運動量はまちまちです。
そもそも運動量が多い犬種である柴犬は、子犬時期とはいえ、散歩の距離や時間、回数が求められます。
忙しい飼い主さんは、「散歩に行かなければいけない」と感じ、義務的に行くことがあるのではないでしょうか。
事務的な散歩が続くと柴犬の子犬にとっても飼い主さんにとっても「散歩が楽しくない」となってしまいます。
散歩の時間は、愛犬との絆を深められるコミュニケーションタイムでもあります。
優しく声掛けをしながら、お互いに楽しみましょう!
その6:散歩コースに変化を持たせる
散歩をもっと楽しむためには、いくつかのコースを考えておきましょう。
毎日同じコースを歩かせたとしても、愛犬が何かしらの不満を訴えることはないかもしれません。
散歩コースにときどき変化を持たせることで、犬の好奇心をそそります。
いつもと違った風景にワクワクした気持ちになると、愛犬のしっぽもフリフリ!
大喜びの愛犬の様子を見ていると、飼い主さんも楽しくなっちゃいますよね。
「今日はこっちのコース行こうか~」と気分や天候に合わせて変えてみるのもいいですね。
ただ、コースを決めるうえで注意したいのが道路状態です。
平坦にアスファルト舗装された道路ならワンちゃんも歩きやすいでしょう。
危険なものが落ちていても発見しやすいので、比較的安心な道路です。
しかし、高温になる夏の季節には、時間によってはアスファルトの熱さが犬の大きな負担になります。
時間帯にも気をつけるといいかもしれませんね。
また、舗装されていない土の道路は、雨が降った後には泥まみれになりがち。
肉球の間に泥や小石が挟まるので、衛生面ではあまりよくありません。
雨の日には避けたほうがいいかもしれませんね。
砂利道は小石で肉球を傷めることもありますし、草むらはマダニに噛まれるリスクもあります。
どんな道でも何かしらのリスクはゼロではありませんが、散歩コースを考えるときには、路面や危険度を事前にチェックしてみるのも大事です。
その7:いろんな時間帯に散歩に行こう
散歩に行く時間帯によって、街の表情が変わります。
いつもと同じコースだとしても、朝と夕方では様子が全然違います。
早起きして散歩に出かけると、まぶしい朝日とちょっとヒンヤリした爽やかな空気を感じることができるでしょう。
車や人もまばらで、いつもよりもユッタリとした散歩になるかもしれませんね。
日中なら、交通量も増え、賑やかな雰囲気を愛犬に体験させられます。
散歩途中で「近所の人とバッタリ」「お友達のワンちゃんに遭遇♪」ということもありそうですね。
柴犬の子犬の社会性を養う効果も期待できます。
また、太陽が沈む間際の夕焼けの時間帯ならちょっと幻想的な風景となり、朝や日中とはひと味違います。
いつもの散歩コースも時間帯を変えてランダムにすれば、出会う人達や風景も変わるのでワンちゃんもきっと楽しんでくれるかと思います。
その8:飼い主さんも散歩に目標を持つ
基本的に、散歩はワンちゃんのためのものです。
「愛犬が楽しんでくれればいい」という気持ちになるかと思いますが、飼い主さんが楽しむために散歩になんらかの目標を設定してみてはどうでしょうか。
例えば、ダイエット。
「ダイエットしよう」とさまざまなエクササイズを考えても、なんとなく続かないというケースは多いものですよね。
愛犬との散歩時間をダイエットタイムにするのもいいですね。
一緒にお散歩に行くことで、当然ながら飼い主さんも運動量が増えます。
きつい運動と違って急激に体重が減ることは少ないかもしれませんが、少しずつでもダイエット効果があると嬉しいですよね。
愛犬と一緒に歩くことがダイエットに繋がるのは一石二鳥。
そんな楽しい目標を持っていれば、散歩がもっと楽しくなりそうですね!
その9:写真を撮影しながら楽しい思い出にする
日課となっている散歩も、視点を変えれば「楽しい!」が増えます。
コースや時間を変えて散歩に行き、愛犬と一緒の写真を撮影してみてはいかがでしょうか。
朝日を見つめる愛犬、お花に興味津々な愛犬、しっぽをフリフリと楽しそうな愛犬、お友達と遊んでいる愛犬、夕焼けに佇む愛犬…と、一瞬一瞬が大切な思い出になります。
撮影したもののなかから、お気に入りの写真をプリントアウトしてアルバムにすれば、後からも楽しめますね。
その10:「犬友」を作って楽しむ
公園やドッグランなど、他の犬たちが集まる場所に行くケースも多いでしょう。
初めは、「こんにちは」と挨拶する程度でも、次第に世間話をするように仲良くなるかもしれません。
「犬を連れている」という共通点からか、話もはずんで「犬友」が増えるでしょう。
犬友がたくさんできれば、自然と散歩も楽しくなるかと思います。
ワンちゃん同士も仲良くなって、楽しい姿を見られそうですね。
まとめ
柴犬の子犬が健やかに育つためには、毎日の散歩はとても重要です。
でも、忙しい飼い主さんだと「行かなければならない」と義務的に感じることもあるかもしれません。
でも、そんな気持ちで行くと愛犬にもそれが伝わってしまうことも。
犬との散歩時間は、コミュニケーションの時間にもなります。
散歩が楽しいと思うことで、その時間はとても有意義なものへと変わり、お互いの愛情も深まります。
ちょっとした工夫で散歩は「楽しい」が増えます。
家族になった大切な柴犬の子犬のため、一回一回の散歩の時間を楽しく大切に過ごしたいですね!
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