1.価格は何で決まるの?
3.毛色によって値段は変動する?
3-1.ビションフリーゼの毛色と値段の関係
3-2.ビションフリーゼの毛量と値段の関係
4.スタンダードでも値段が変わる?
4-1.ビションフリーゼのスタンダート
4-2.ビションフリーゼのスタンダートと値段の関係
4-3.ビションフリーゼの足の長さと値段の関係
5.ビションフリーゼの性別で値段は変わる?
5-1.ビションフリーゼ(メス)の避妊手術
5-2.ビションフリーゼ(オス)の去勢手術
6.迎え先で値段は違う?
6-1.ペットショップで迎える時の値段
6-2.ブリーダーで迎える時の値段
6-3.無料で譲ってもらう里親制度
7.お迎えする際にかかる費用
7-1.準備しておくもの
7-2.ごはん代
価格は何で決まるの?
犬には犬種ごとに決められた価格などがありません。そのため、ショップごとの様々な基準で犬の価格を決定しています。
毛色、スタンダードに近いかどうか、性別、迎え先(ペットショップ・ブリーダー・保護等)などによっても価格は変動します。
ビションフリーゼの相場は?
ビションフリーゼは子犬の場合、値段の相場は20~25万円です。
スタンダードにより近い子犬や、親犬がチャンピオン犬などの場合、30万円前後の値段がつくこともあります。
毛色によって値段は変動する?
ビションフリーゼのスタンダードは「毛色は純白だけ」と決められています。そのため、毛が真っ白でないとビションフリーゼとは認められません。
ただし、ビションフリーゼは子犬の頃に、足先や耳の周辺などに薄い色が付いていることがあります。大人になるにつれて白に変化することが多いため、生後12か月まではわずかにベージュの傾向があっても問題ないとされています。
◆ビションフリーゼの毛色と値段の関係
ビションフリーゼは白色だけなので、毛色で値段が変わることはありません。
◆ビションフリーゼの毛量と値段の関係
ビションフリーゼの代名詞であるパウダー・パフにするために重視されます。綿あめのようなまん丸のカットスタイルをするためには毛量が必要なのです。そのため、「毛量が多い」ビションフリーゼの値段が上がるのでしょう。ただし、大人になるにつれて毛量は増えますので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
スタンダードでも値段が変わる?
犬には、繁殖指針とするための「犬種標準(スタンダード)」が決められています。もちろんビションフリーゼにもスタンダードが存在します。
◆ビションフリーゼのスタンダート
一般社団法人ジャパンケネルクラブによると、ビションフリーゼのスタンダートは次のように指定されています。
陽気な小型犬で、軽快な歩様である。大変ゆるいホワイトのコークスクリュー状の巻き毛である。頭部を誇らしげに掲げ、目はダークで、生き生きとし、表情豊かである。尾は優雅に保持し、背上にカーブしている。
どこへでも問題なく連れて行くことができる、真のコンパニオン・ドッグである。神経質でも、しばしば吠えることもなく、知らない人や犬に対しても大変社交的である。順応性が非常に高く、主人に大変懐く。
体高 25cm~29cm
プロポーションの調和が取れており、性差が明白な場合は、牡では体高が1cmまで高いもの、牝では体高が2cmまで低いものは許容される。
体重 サイズの釣り合いが取れた約5kgである。
純白である。生後12カ月前までは被毛に僅かなベージュ(シャンパン)の傾向があってもよいが、この色合いは犬の10%以上を覆ってはならない。
参考:ビション・フリーゼ | 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ
◆ビションフリーゼのスタンダートと値段の関係
これに沿って、スタンダートにより近いものは値段が高くなり、離れていれば値段が低くなるようです。
見た目でいうと、「毛が白い」「毛量が多い」「足が短い」方が、「毛が少し色づいている」「毛量が少なめ」「足がそこまで短くない」子犬に比べて値段が高くなる傾向にあります。
◆ビションフリーゼの足の長さと値段の関係
ビションフリーゼは元々短めです。また、短い足でたくさん走り回る姿が愛らしいとの声が多いことも、「足が短い」子犬の値段が上がる理由だと考えられます。
とは言え、1匹1匹のビションフリーゼに個性があります。また、スタンダートはあくまでもドッグショーの審査基準です。家庭で愛犬として飼う場合には、それぞれの個性や特徴があって良いのです。ドッグショーに出ることが目的でなければ、あまり気にする必要はないのではないでしょうか。
ビションフリーゼの性別で値段は変わる?
性別によって値段は変わりありません。しかし、避妊手術・去勢手術の違いがあります。必ず手術が必要なわけではありませんが、手術する可能性を考えて性別を決めても良いかと思います。
◆ビションフリーゼ(メス)の避妊手術
メスは避妊手術を行います。手術の相場は4~6万円程度ですが、動物病院は自由診療のため病院によって値段が違います。手術を希望される方はあらかじめリサーチしておくと良いですね。
ちなみに、避妊手術をすると病気の予防になります。次のような病気リスクが減るメリットがあります。
- 子宮蓄膿症
- 卵巣腫瘍
- 乳腺腫瘍 など
◆ビションフリーゼ(オス)の去勢手術
オスは去勢手術を行います。手術の相場は2~3万円で、最適な時期は生後半年から12か月の間です。あくまで目安ですので、この時期を過ぎても手術は可能です。
去勢手術で予防できる病気は下記があげられます。
- 精巣腫瘍
- 前立腺肥大
- 肛門周囲腺腫 など
迎え先で値段は違う?
ビションフリーゼに限らず犬の迎え先は、ペットショップ、ブリーダー、里親(保護施設)のどれかです。迎え先によって値段は異なります。
◆ペットショップで迎える時の値段
ペットショップでの値段の相場は20~25万円程度のようです。ペットショップによっては、ワクチン接種やペット保険などの子犬を安心して迎えるためのオプションサービスがあり、それらを利用することで掲示されている価格より高くなることがあります。
事前にしっかりと説明を聞き、必要なサービスについて理解しておくようにしましょう。
ペットショップは、飼う!と決めたら必要なものを一通り揃えられるメリットがあります。犬を飼ったことがなくてもショップ店員が丁寧に教えてくれます。
全てのペットショップにビションフリーゼがいるわけではありませんので、ネットでビションフリーゼがいる店舗を調べておくと良いでしょう。
◆ブリーダーで迎える時の値段
ブリーダーでの値段の相場は20~25万円程度のようです。ペットショップ同様、ブリーダーによってはペット保険への加入などをセットとしている場合もあります。
また、コンテストでチャンピオン犬となるような血統の犬を育てるブリーダーから購入する場合は、相場よりも値段が高くなります。
ブリーダーから購入するメリットは、ビションフリーゼの子犬がどんな環境で育ったか自分の目で見られる点です。のびのびと幸せな環境で育っていれば、ビションフリーゼらしい社交性が身についているでしょう。
また、子犬の親犬の性格や特徴についても直接ブリーダーに聞くことができます。
デメリットは、ブリーダーにいつでも会えるわけではない点です。場所が遠い、また予約制度を取っている方が多いため、思い立ったが吉日とはいきません。
◆無料で譲ってもらう里親制度
あらゆる理由で飼えなくなった犬を、他の飼い主や保護施設から譲り受けることができます。里親募集のサイトをのぞいてみると、数は多くないもののビションフリーゼの里親募集もあります。
里親募集のビションフリーゼは成犬であることが多く、穏やかに暮らしたいという方にはオススメです。
お迎えする際にかかる費用
ビションフリーゼの値段については以上ですが、お迎えする際に必要な費用も合わせてご紹介します。
◆準備しておくもの
ビションフリーゼをお迎えする際に、必要となるグッズをご紹介します。
ケージはビションフリーゼがお留守番する際に入ったり、休みたいときに入る場所です。ケージは1万円ほどあれば購入することができます。
ビションフリーゼがごはんを食べるとき、水を飲むときに使う食器です。素材は金属、木製、陶器などがあります。食べるときに食器が移動してしまうと食べづらいので、滑り止めのついている食器や、重みのある食器を選んであげましょう。値段は1500円前後です。
トイレはトイレシートの上にすることになります。しつけ時には大きめのシートを用意しますが、しつけが終われば小型犬用のシートで事足ります。シートは1セット1500円ほどです。
また、シートの下にはトレーやパッドがあると良いでしょう。トレーもパッドも2000もあれば購入できます。
ビションフリーゼのモフモフの被皮に埋もれない首輪もあります。デザインも多種多様でおしゃれが楽しめます。値段は5000円前後です。
◆ごはん代
ビションフリーゼの健康と毛並み維持に欠かせないのが食事です。ビションフリーゼは膝蓋骨脱臼を起こしやすい犬種です。そのため、関節に良いコンドロイチンやグルコサミンを含んでいるドッグフードが良いでしょう。
また、涙やけを起こしやすいという特徴もあるためアレルゲンが入っていない、乳酸菌・オリゴ糖、消化しやすい成分が入っているドッグフードもオススメです。
ドッグフードを作っているメーカーにもよりますが、月のご飯代は4000~5000円です。おやつ代を入れても5000~6000円あれば十分でしょう。
ビションフリーゼのカットは月1回
ビションフリーゼは月1回カットしないと毛が伸びてボサボサになります。また、毛が絡まりやすくなり毛玉ができる原因にもなります。このような状態になるとトリミング時に余分にカットすることになり、綺麗なカットスタイルを保てない可能性も出てきます。やはり、ビションフリーゼは毎月カットに通った方が良いでしょう。
また、毛のもつれにより皮膚近くの湿度調整が上手くできなくなります。皮膚病の原因にもなりますので気をつけましょう。
◆トリミングの費用
トリミングは1回6000円~1万円前後かかります。毎月通うと年に10 万円程度かかることになります。ビションフリーゼだけではなくカットスタイルが楽しめる犬種は、だいたいこのくらいかかります。
◆シャンプーの費用
犬用シャンプーは1本2000~3000円ほどです。ビションフリーゼは体が小さいため、1回にそれほど消費しません。頻度も夏場で月2回、冬場で月1回と多くありません。もつれ予防と綺麗な毛並み維持には、トリートメントの使用もオススメです。
◆ブラッシング
ビションフリーゼの毛並みを維持するために、何より大切なのが毎日のブラッシングです。忘れないためにも、散歩帰りにブラッシングをする!などルーティン化させておくと良いです。
ブラシはスリッカーブラシが2000~6000円ほど、コームが1000円ほどで売っています。スリッカーブラシでもつれをほぐし、コームで毛並みを整えます。
さいごに
ビションフリーゼの値段の決まり方と、お迎えする際や飼う際に必要な費用をご紹介しました。ビションフリーゼをこれから飼うことを検討している方の参考になれば幸いです。ビションフリーゼとの楽しいドッグライフを送ってくださいね!
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