ミニチュアシュナウザーの価格相場はどれくらい?
元気がよく従順で賢いミニチュアシュナウザーは人気が高く、飼いたいという人がたくさんいます。
どれくらいの価格でお迎えできるのか気になるところですよね。
ミニチュアシュナウザーの価格は大体10~30万円と価格の幅は広いですが、主に「毛色」「性別」「血統」などの項目で決まっています。
◆毛色
ミニチュアシュナウザーの毛色は公式で4色のみ認められていますが、他にも非公認ではあるものの珍しいカラーや他の犬種とのミックス犬などもいます。
・ブラック
価格相場:17~28万円
真っ黒のワンちゃんはスタイリッシュでおしゃれな印象ですよね。
それでありながらどこか上品なイメージもあります。
ですが、ミニチュアシュナウザー年齢を重ねていくとよく見られる「退色」という現象が起こるため、人間の白髪のようにグレーや赤っぽく変色することもあります。
ミニチュアシュナウザーの中でも比較的珍しい毛色で、色がくっきりと出ているほど価格が高くなることがあります。
・ブラック&シルバー
価格相場:18~24万円
真っ黒のブラックに比べると、白が混ざるので少し軽やかに見える印象です。
ミニチュアシュナウザーの中でも珍しいカラーで、ブラックの色が濃かったり、きれいに色が出ていると価格が高くなる傾向になります。
ブラック&シルバーやホワイトは口ひげや眉毛の色の変化や汚れが目立ちやすいので、口の周りなどは常にきれいにしておいてあげましょう。
・ホワイト
価格相場:18~27万円
活発で元気なミニチュアシュナウザーですが、ホワイトカラーになると毛質が細く柔らかくなります。
純白の被毛は上品にも見え、可愛らしくも見えて人気のカラーですが、このカラーも比較的珍しい色だといわれています。
退色や変色が目立ちやすく、加齢で黄色っぽくなっていったり、目やにや涙やけが目立ちやすいので日頃からのお手入れが重要となります。
・ソルト&ペッパー
価格相場:16~28万円
一見グレー一色のように見えますが、白と黒が混ざった色をしています。
ドラマの影響もあってか、ミニチュアシュナウザーといえばこの色のイメージを持っている方が多いと思います。
公認の4色の中でも多く見られる色です。
その他、安定して繁殖することができないという理由から、非公認ではあるものの珍しく人気のカラーもいます。
「ウィートン」というミルクティーのような淡いベージュで、優しげな印象に魅了される人も多いのだそうです。
ただ、希少性が高いという点で、平均相場26万円前後と、ミニチュアシュナウザーの中でも高い価格が設定されることが多いです。
他にも「レバー」という赤茶色の珍しいカラーや、よりシックな印象になる「ブラウンソルト」と呼ばれるソルト&ペッパーの茶色版が存在しています。
珍しいカラーは繁殖が難しいとされているため高い値段がつきますが、その可愛さから理想のカラーを求める人も多いようです。
◆性別
個体差はありますが、女の子と男の子でも価格が変わってきます。
女の子の方が一般的に大人しく飼いやすいといわれており、繁殖がしやすいが出生率が低いという理由から甘えん坊でやんちゃな男の子より価格が高くなりことがあります。
ただ、珍しい毛色であれば性別関係なく高い価格が設定されたり、女の子でも元気いっぱいでやんちゃな子もいるので、実際に会ってみてから決めた方がよさそうです。
2~5万円ほど価格が変わるので、性別も価格を左右する重要なポイントになります。
◆血統
ミニチュアシュナウザーに限らず、親やその上の世代にチャンピオン犬がいると価格が高くなります。
30万円ほどまで価格が上がったりしますが、優秀な血統でない場合でもミニチュアシュナウザーの愛らしい見た目や飼いやすい性格にほとんど変わりはないので、きちんと自分に合ったミニチュアシュナウザーに出会えるとよいですね。
ミニチュアシュナウザーに出会える場所
◆ペットショップ
ワンちゃんをお迎えする際、ペットショップを選ぶ人が多いかもしれません。
きちんと清潔な環境で育てられ、血統や価格などが明記されているので安心できる場所です。
また、ワンちゃんと同じ場所にグッズが販売されていることがほとんどなので、必要な道具を一緒に揃えることができます。
店員さんに相談しながら選んでいけば、初めての方も安心して準備することができます。
◆ブリーダー
ブリーダーから譲り受ける場合は、15~25万円前後と、ペットショップで購入するより少し価格が下がることが多いです。
ただし、悪質なブリーダーさんなども残念ながらいるようなので、飼育環境や食事の管理などワンちゃんの健康状態をしっかりと自分の目で確認してから選ぶようにしましょう。
ミニチュアシュナウザーを専門にしているブリーダーさんを選ぶとその後の飼い方についても詳しく教えてくれます。
◆里親
保護されたワンちゃんたちを譲り受けるシステムで、不幸になるはずだったワンちゃんを救うことができます。
ペットショップやブリーダーに比べてかなりお手頃な価格で譲り受けることができます。
ただ、健康状態に保証がない場合もあるため、初めてワンちゃんを飼う方には少々ハードルが高いかもしれません。
また、必ずしも求めているカラーの子が見つかるとは限りません。
お迎えする時に必要なもの
ワンちゃんを飼う上で、お迎えする費用だけでなく揃えておくべき必要なグッズなどがたくさんあります。
◆お迎えする前に用意しておくもの
・キャリーバッグ
ワンちゃんをお迎えする際、お家に連れて帰る時に必要になります。
また、病院やわんちゃんが歩けない場所などに連れていく時に必要になるので、お迎え前に用意しておくのがベストです。
・ケージ、サークル
特に長い時間目を離すとき(お料理中やお留守番中)はケージの中で過ごさせるようにした方が安全です。
また、子犬の時は囲いのない広い空間に置かれると不安になることもあるので、きちんとパーソナルスペースを作ってあげる意味でも必須アイテムです。
ポイントとしては、中で寝床とトイレをきっちり分けられるほどの広さがあることと、子犬のうちは特に屋根がついているものがおすすめです。
その理由としては、ワンちゃんはジャンプをしてケージから出たがろうとします。
ミニチュアシュナウザーは特に運動好きの活発な性格なので、ジャンプをしたがることも多いと思います。
飛び越えないためと、成長期に連続でジャンプをし過ぎると関節などを悪くしてしまうことがあるので、なるべく屋根がついているものを選んで無駄ジャンプの機会を減らしてあげましょう。
・トイレ、トイレシーツ
おしっこをする際にはみ出してしまったりしまわないよう、ワンちゃんがその場で一周回れるくらいの余裕のあるサイズ感を選ぶとよいです。
また、トイレシーツを噛んでしまうと衛生的にも健康的にもよくありません。
かじってしまわないように、メッシュのカバーがついたトイレトレーの使用をおすすめします。
ワンちゃんはおしっこの臭いがついたところに倣ってする習性があるので、最初のうちはしつけ用のおしっこの臭い付きシートというものもあるので、もしトイレトレーニングを始めてなかなかうまくいかないようであれば、こちらの使用をおすすめします。
トイレは特に早いうちからのトレーニングが大切なので、できるだけワンちゃんをお家に迎える前から用意しておけると尚よいですね。
・食器、給水機
食事や水分補給はお迎えしてすぐにおこなうものでもあるので、事前に用意しておけるとよいでしょう。
食器は重みがあって安定したもので、なるべく陶器やステンレス製などがおすすめです。
プラスチック製はワンちゃんがかじってボロボロにしてしまうこともあり、その噛んだところから雑菌が繁殖するというケースも考えられるので、素材もしっかり確認してみるとよいです。
また、給水機はお皿のタイプとケージに取り付けることができるボトルタイプと2種類あります。
もちろんどちらでもよいですが、ミニチュアシュナウザーの場合長い口ひげに水が残ると毛が変色してしまうことがあるので、なるべく口ひげが濡れないようなボトルタイプの方がよりおすすめです。
・おもちゃ
好奇心旺盛なミニチュアシュナウザーは、お散歩も外で走り回ることも大好きですが、お家で一人遊びをするのも好きです。
子犬は何でも噛みたがり、特に歯の生え変わる時期は歯がうずくので噛みたがります。
噛んでボロボロになってもいいぬいぐるみなどでもよいですが、ゴム製のおもちゃやコットンボールなど、目いっぱい噛めるものを用意しておいてあげるとよいでしょう。
・フード
お迎えする際、ペットショップの店員さんやブリーダーさんに何をあげたらいいのか相談してみるとよいでしょう。
子犬の慣れないうちは、それまで食べていたものと基本的には同じものをあげた方がよいとされているので、用意できる範囲でなるべく同じフードを購入しましょう。
・ブラシ
ミニチュアシュナウザーは抜け毛はそこまで多くないといわれていますが、毛をより美しく保つためにも毎日のブラッシングをおすすめします。
ブラッシングを嫌がるワンちゃんもいるようっで、なるべく早いうちから慣れさせておくと成犬になっても嫌がることはありません。
ブラッシングとごぼうび(おやつなど)を組み合わせておこなうと慣れやすくなります。
ミニチュアシュナウザーの魅力の一つである口ひげや眉毛などの長い毛は細く柔らかいので絡まりやすいです。
目の粗いスリッカーブラシというものと目の細かいコームを2種類を用意しておくと、皮膚の健康から毛の表面まで健康できれいな状態を保つことができます。
◆いずれ購入するとよいもの
・ベッド
ベッドといっても屋根がついているお家のような形をしたものから、トレーのような形をしたもの、クッションのようなものまでタイプはさまざまです。
ベッドを選ぶ際は洗いやすいかをポイントに選ぶとよいです。
ただし、このベッドはトイレトレーニングに慣れてきたら購入するくらいで大丈夫です。
先述の通り、ワンちゃんはおしっこの臭いがついている場所にしようとします。
トイレに慣れていない状態で、ベッドでおしっこをしてしまったら、今度はそこでしていいものなのだと覚えてしまう可能性もあるので、最初のうちは丸洗いしやすい毛布やバスタオルを寝床としておいてあげるとよいでしょう。
飼いやすいと大人気!ミニチュアシュナウザーをお迎えするために
ミニチュアシュナウザーの価格相場と、お迎えする際に必要なものについてご紹介しました。
ミニチュアシュナウザーに限らないことですが、そのワンちゃん自身の価格だけでなくその他にかかる費用についても考えておく必要があります。
今回ご紹介したグッズの他にも定期的なトリミングや病院代など、生涯で考えると必要な費用はかなりあります。
かわいいミニチュアシュナウザーと暮らしていくための一つのご参考として読んでいただけたら嬉しいです。
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