1.ダックスフンドの性格は?
2.ダックスフンドと仲を深めよう!
2-1.◆信頼関係を築くには?
2-2.◆主従関係を築くには?
3.ダックスフンドとの遊び方
3-1.◆穴掘り
3-2.◆引っ張りあい
3-3.◆ボール遊び
4.ひとり遊びもおもちゃで解決!
4-1.◆音が出るおもちゃ
4-2.◆噛むおもちゃ
4-3.◆追いかけるおもちゃ
4-4.◆ひとり遊びするための注意点
5.知育玩具で賢く遊ぶ
5-1.◆おやつ入りボール
5-2.◆パズル型おもちゃ
5-3.◆宝探し型おもちゃ
ダックスフンドの性格は?
ダックスフンドは友好的な性格をしています。明るく遊びたがりで、飼い主に抱っこされるのが大好きという甘えん坊な一面も持ち合わせています。
その反面、狩猟犬として活躍していた犬種なので初めて見る人や物に敏感に反応して吠えてしまうこともあります。頑固で自立心の高い面もありますが、おもちゃで一緒に楽しく遊びながらしつけることで、飼い主の指示を聞ける愛犬に育ちますよ。
ダックスフンドと仲を深めよう!
ダックスフンドと暮らす上で、信頼関係と主従関係の構築は欠かせません。飼い主の元で安心して暮らせると思ってもらうこと、飼い主がリーダーであることを分かってもらう必要があります。
おもちゃを上手く使って信頼関係と主従関係を築きましょう。
◆信頼関係を築くには?
ダックスフンドに普段からたくさん話しかけましょう。優しい笑顔で名前を呼んでもらいながら撫でてもらうと、ダックスフンドは安心できます。
また、何か教えて上手くできたら褒めることも信頼関係の構築に繋がります。ご褒美にはおやつをあげたり撫でてあげることが多いですが、遊んであげることもご褒美になりますよ。ひっぱりあいやボール遊びなど一緒に楽しめるおもちゃを使ってたくさんコミュニケーションを取りましょう。
◆主従関係を築くには?
生活における全ての行動を、飼い主のペースで行うようにしましょう。お散歩に行くタイミングやご飯を与えるタイミング、そして遊びを始める・止めるタイミングも飼い主が決めましょう。
ダックスフンドの要求吠えに答えて行動をしてしまうと、「自分がリーダーなんだ!」と勘違いしてしまう原因となります。
主従関係を崩さないために無駄吠えをするときは無視し、吠えなくなってから飼い主が遊びに誘ってください。また、遊びを終わらせるときも最後は必ず飼い主がおもちゃを取って終わるようにします。
ダックスフンドとの遊び方
元狩猟犬ならではの特性や探求心を使った遊びで、ダックスフンドの好奇心を満たしてあげましょう。
◆穴掘り
ダックスフンドはアナグマ狩りのために改良された犬種なので、穴を掘ることが得意です。掘りたい欲求はダックスフンドが元から持ち合わせているものです。無理に押さえつけず遊ばせて欲求解消させてあげましょう。
しかし、ソファやクッションを一心不乱に掘る行動をそのまま放置すると、家具がどんどんボロボロになってしまいます。
自宅の庭や砂浜など、掘ってもいい場所を見つけてあげましょう。ダックスフンドが気の済むまで穴を掘り進めたら、最後は飼い主が穴を埋めます。穴は放置せず、誰かがケガをしないよう必ず埋めてから帰りってくださいね。
◆引っ張りあい
引っ張りあいは犬同士で遊ぶときにもよく見られます。狩りをした後の獲物を引っ張って取り合っていた名残と言われています。
遊ぶときは、引っ張りあい専用のおもちゃを用意して遊んであげてください。自宅にあるものを使うと「なんでもおもちゃにしていいんだ!」と勘違いをしたり、引きちぎった欠片を誤って飲み込む危険性があります。おもちゃが短すぎると手を噛んでしまうことがあるので、長めのものがオススメですよ。
また、興奮してうなること場合はクールダウンできるまで遊びを中断しましょう。おもちゃを離して置いたときに合わせて「ちょうだい」と言うことで指示語を覚える訓練になります。遊びを再開するときは、必ず飼い主からおもちゃを持って始めてくださいね。
◆ボール遊び
飼い主が投げたボールをダックスフンドが取ってくる遊びです。動くものを捕まえたい!という欲求を満たすことができます。広い場所で行う遊びなので、たくさん走って運動不足やストレスの解消にもなります。
はじめてボール遊びをするときは、リードを付けたまま遊びましょう。ボールを投げたら一緒に追いかけ、ダックスフンドがボールをキャッチしたら後ろに走りながら「もってこい」と言います。「もってこい」ができたら「ちょうだい」でボールを離す、という流れを繰り返すことで指示語を覚えることができます。
ボールをくわえたまま離さないときは、もう1つのボールで気をひきましょう。ダックスフンドがポロっと離したらボールを取って、そのボールで再度ボール遊びをします。無理に取り上げようとするとますます離さなくなるので、おやつや他のボールで上手く気を引いてくださいね。
ひとり遊びもおもちゃで解決!
手が離せないときは、要求吠えは一切無視して用を済ませましょう。しかし、ひとり遊びができるおもちゃがあれば、ダックスフンドもストレスをためずに楽しく時間を過ごすことができますよ。
◆音が出るおもちゃ
噛んだり踏んだりすると音が鳴るおもちゃです。初めて見るときは驚いて近づこうとしないですが、音がなる仕組みを理解すると楽しく遊べるようになります。
初めは音がなるおもちゃだと理解できないので、飼い主がおもちゃを使ってダックスフンドの前で音を鳴らしてあげましょう。また、生き物のように動かしたりして興味を持たせると少しずつ手を出してくれるようになります。噛んだり踏んだりして音が出ると楽しくなって、ひたすら音を鳴らして遊ぶこともありますよ。
◆噛むおもちゃ
噛みたい欲を解消できるおもちゃです。歯の歯垢を落とせるデンタルトイもあります。
ダックスフンドに限らず犬は噛む力が強いです。人用グッズは簡単に食いちぎってしまうので、必ず犬用のおもちゃを購入しましょう。ただし、硬すぎると歯が欠ける原因となります。噛む力に合わせた素材を選んであげてください。歯の成熟度によって硬さが異なるため、詳細をよく確認しておくことで買い間違いが防げますよ。
また、布製の噛むおもちゃはボロボロになると繊維が出てきます。誤飲防止のため、ほつれが多くなる前に取り替えてあげてくださいね。
◆追いかけるおもちゃ
ボールは一人遊びにも使えます。自分で転がしたり咥えて投げたりして遊びます。
ボールといっても表面にボツボツとした突起がついていて、不規則に動くよう設計されたボールもあります。どこに転がるかわからないことが、犬としての追いかける本能をくすぐります。一人遊びでも飽きないボールを選んであげてくださいね。
また、ボールを選ぶときは口に入りきらない大きさのものにしましょう。誰も見ていないときに誤飲すると窒息死する危険性があります。必ず安全性を確認することを忘れないようにすることが大切です。
◆ひとり遊びするための注意点
本来、おもちゃを使って遊ぶときは飼い主が見てあげる必要があります。これは誤飲やケガからダックスフンドを守るためです。ひとり遊びができるようおもちゃを与えるときは、まず安全な空間を作ってあげましょう。
例えば、ダックスフンドが呑み込めてしまうサイズのものは全て引き出しにしまったり、ハサミやガラスなどケガをするものはダックスフンドでは届かない場所に保管するようにします。室内を走りまわることが想定される場合は、フローリングで滑らないようワックスを塗ってください。また、冬にヒーターを出す場合はヤケドしないように柵で囲っておきましょう。
さらに、おもちゃは衛生に保てるものを選びましょう。噛むと唾液がついてどんどん汚れます。定期的に洗えるものが良いでしょう。
知育玩具で賢く遊ぶ
知育玩具とは、ダックスフンドが試行錯誤しながら遊べるおもちゃのことです。
おもちゃとおやつを組み合わせることで興味を引き、ダックスフンド本来の狩猟犬としての特性を使うことで夢中になって遊んでくれますよ。飽きないだけでなく学びながら遊べるため人気の高いおもちゃです。
◆おやつ入りボール
知育玩具とは、ペーストやドッグフードを中に入れることでダックスフンドの興味を引きます。転がしたり押したりしながら夢中になってエサを出そうとします。押したり鼻を使ったり無我夢中で試行錯誤しているとあっという間に時間が経ちます。
また、ボールの形状や中に入れるフード(ペースト、ふやかしたドッグフード、ジャーキー)などで難易度を変えられるのもポイントです。愛犬のレベルに合わせて調整することができるため、長期間使える優れものです。
◆パズル型おもちゃ
引き出しを開けたり扉をスライドさせたりすることでおやつをゲットするおもちゃです。
難易度が高いので、いきなり挑戦すると難しすぎて遊ぶ意欲がなくなってしまいます。簡単な知育玩具から試した後、物足りなくなってきたときに使いましょう。
パズル型おもちゃは飼い主がお手本を見せてあげながら学ばせます。飼い主がどんな動きをしているのかよく見て、考えて、行動してみるという練習になります。また、飼い主とアイコンタクトを取って指示を聞く力も身につきますよ。
◆宝探し型おもちゃ
ダックスフンドが鼻でかぎ分けながらおやつを探すおもちゃです。たくさんポケットが付いているので、どこにあるかわからず好奇心が駆り立てられます。
「探せ」の合図で始めると指示語の学習になりますし、見つけたおやつをすぐには食べさせず「待て」と「よし」の合図で与えることで飼い主との主従関係を築くこともできます。
また、部屋のあちこちに置くと運動量を増やすこともできますよ。
ダックスフンドがおもちゃを壊しやすいのはなんで?
ダックスフンドにおもちゃを買い与えても、すぐに壊してしまうことがあります。これはダックスフンドが他の犬と違う遊び方をするためです。
一般的な犬はおもちゃを噛んだまま首で振り回して遊びます。一方ダックスフンドはおもちゃを前足で押さえつけて引きちぎるようにして噛みます。このため、やわらかいぬいぐるみなどは一瞬にして破壊されるのです。
壊した際に誤飲する可能性が高いため、おもちゃを買う際は丈夫なものを選びましょう。布類のおもちゃを買う際には飲み込んでも問題無い素材で作られているか確認すると良いですよ。
ダックスフンドの散歩で気をつけたいこと
散歩も遊びの1つです。運動不足とストレスを解消しながら土の臭いや虫の動きを楽しんでいます。
◆散歩の目安
ダックスフンドの散歩の目安は1日2回、30分ずつです。胴が長く腰に負担がかかりやすいので階段を避けた道をコースにしましょう。また、たまに散歩のコースを変えると良い刺激になりますよ。
◆散歩の注意点
ダックスフンドは足が短いため、身体と地面がとても近い状態になります。夏場のアスファルトは熱がこもって熱くなっています。昼間を避けて朝方や夕方など涼しい時間帯に散歩をしましょう。
また、鼻先も地面に近くなるので拾い食いをしてしまいます。ダックスフンドが拾い食いをしないよう飼い主が気をつけてあげてくださいね。
まとめ
ダックスフンドはアナグマ狩りをしていた元狩猟犬なので、穴を掘ったり追いかけたりすることが大好きです。飼い主と信頼関係と主従関係を築きながら引っ張りあいやボール遊びをすることで楽しく遊ぶことができます。また知育玩具でも掘ったり嗅覚を使って探したりとダックスフンドならではの遊びができますよ。ダックスフンドにピッタリなおもちゃを見つけて仲良くなってくださいね。
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