1.トリミングって何?どんなことをする?
1.トリミングってどんなことをする?
1.トリミングにかかる費用目安は?
1.トリミングの歴史
2.トリミングの頻度
2.トイプードルなどのカット犬種の場合
2.その他の犬種の場合
3.トリミングのメリット
3.おしゃれ
3.健康維持
3.快適な生活
3.定期的なトリミングは病気の早期発見にもつながる
4.トリミングに連れて行くときの注意点
4.自宅でのケアは必須
4.無麻酔歯石除去に関して
4.愛犬への負担
4.他人に犬を預けるリスク
5.おうちでの被毛ケアにおすすめのグッズ
5.ウィッシュ グルーミングプロシリーズ
5.ファーミネーター
5.ペットエステ マッドシャンプー
6.おうちで被毛ケアするときの主なブラシの種類
6.長毛種におすすめ!「ピンブラシ」
6.毛玉が多い時や換毛期におすすめ!「スリッカーブラシ」
6.上級者におすすめ!「コーム」
6.毛ヅヤを出したい犬におすすめ!「獣毛ブラシ」
6.短毛種におすすめ!「ラバーブラシ」
トリミングって何?どんなことをする?
◆トリミングってどんなことをする?
トリミングサロンは犬の被毛の健康維持を行う場所で、資格を保有しているトリマーにハサミ、バリカン、クリッパーなどで毛を切ったりしてもらいます。
肉球周りの毛などの細かな部分も処置してくれ、肛門腺絞りのサービスを行っているところもあります。
犬によってもトリミングの頻度は異なりますが、通常は月1度を目安にトリミングサロンに連れて行く飼い主さんが多いのではないでしょうか。
肛門腺絞りなどのサービスも行っていることがあるので、細かなサービス概要について事前に調べてから予約すると良いでしょう。
◆トリミングにかかる費用目安は?
1度のトリミングにかかる費用はトリミングサロンによって異なりますが、カット料金の目安としては小型犬で5,000円~8,000円程度、中型犬で6,000円~9,000円程度、大型犬で10,000円~17,000円程度です。
犬種によって価格が異なる場合が多いので、一カ月にトリミングに費やせる費用を考慮した上で、愛犬の毛の長さや伸び方、毛質や毛玉のできやすさなどを配慮しながらトリミング頻度を決めると良いでしょう。
◆トリミングの歴史
トリミングは、フランスの貴族の間で16世紀頃誕生したと考えられており、彼らの間では長毛種を飼うことが多かったことから専門のトリミング技術が必要となったといわれています。
また、これら貴族の間では当時プードルの飼育が流行っており、犬が水中で鴨狩りをしやすいよう(動きやすいよう)カットされていたことから現代のプードルカットが誕生しました。
柴犬などの日本犬の場合、短毛種であったことから当時の日本では犬の被毛をカットする必要がなかったため、日本に専門のトリマーによるトリミングの習慣が入ってきたのは戦後の長毛種など様々な犬種が海外から輸入されるようになってからです。
トリミングの頻度
◆トイプードルなどのカット犬種の場合
トリミングの頻度は犬種や個体差によって異なりますが、一般期には3週間に一度~月一度といわれています。
しかし、頻度は同じ犬種であっても時期や飼育環境、飼い主さんの見解によっても大きく異なりますので、普段自宅でケア出来ている場合は特に頻度を決めず、愛犬の被毛の状況に合わせて行くと良いでしょう。
◆その他の犬種の場合
例えばチワワは被毛が成長するサイクルが遅いため伸びないといわれているので、自宅でシャンプーを定期的に行っているのであれば定期的にカットする必要がありません。
同じチワワでも個体差があるので、毛が伸びて仕方がないような場合は連れて行きましょう。
その他の犬種であっても自宅できれいにシャンプーができていれば問題ありませんが、やはりプロに頼む方が皮膚や被毛の異常を早期発見できる可能性が高いです。
2か月に1度は連れて行ってあげるとよいでしょう。
トリミングのメリット
◆おしゃれ
犬はおしゃれにしてあげても自分を鏡で見るわけではありませんが、飼い主さんの楽しみが増えるのがメリットです。
ただし、トリミングがストレスになるような犬に関しては、飼い主の楽しみのために無理にトリミングに連れて行くのは好ましくありません。
ファッション的感覚で犬の精神や体に負荷をかけることだけは絶対にやめましょう。
📌【おすすめ記事】トイプードルのカットスタイル!人気のテディベアカットなどおすすめをご紹介
◆健康維持
定期的にトリミングサロンで被毛ケアを行ってもらうことは、犬の皮膚を中心に健康維持に効果的です。
不衛生な状態にしておくと、毛玉だけでなくダニやノミ、菌などの繁殖にも繋がり皮膚トラブルが起こりやすくなるので、愛犬に合った頻度でトリミングサロンに連れて行ってあげましょう。
また、股関節の病気予防のためには、定期的に肉球周辺の毛もカットしてもらうことをおすすめします。
◆快適な生活
夏場の暑い時期や換毛の間に湿気がこもりやすい時期は、日常的なブラッシングケアに合わせてトリミングサロンで毛をカットしてもらうと良いでしょう。
ときどき夏場に極端に短くカットしてしまう人がいますが、これは暑さ対策には逆効果に働くことが多いので注意が必要です。
犬にとって被毛は弱い皮膚を保護したり、日光などの外部刺激から体を守るために必要なものであり、人より多く(ほぼ全身に)生えているのには理由があります。
飼い主にとっては涼しく感じるかもしれませんが、太陽に皮膚をさらして犬の体を熱くしてしまう危険性が増えるので、短すぎるカットはやめましょう。
📌【おすすめ記事】ゴールデンレトリバーのサマーカット!メリットやデメリットを知ろう。
◆定期的なトリミングは病気の早期発見にもつながる
トリミングは病気の早期発見にもつながります。
皮膚の状況チェックだけでなく、細かな皮膚観察は皮膚上にできるしこり(腫瘍など)の発見などにも役立ちますが、トリマーは獣医師ではないので自宅でも定期的にチェックが必要です。
また、ノミやダニ、マダニなどの寄生虫が被毛間や皮膚上に隠れていることがあるので、これらの早期発見にもトリミングは役立つでしょう。
トリミングに連れて行くときの注意点
◆自宅でのケアは必須
月一度程度の頻度でトリミングに連れて行く場合であっても、自宅でのブラッシングケアは必ず行うようにしましょう。
自宅でのケアは、病気の早期発見だけでなく愛犬とのコミュニケーションを深めるためにも役立ちます。
◆無麻酔歯石除去に関して
最近ではトリミングサロンでの無麻酔歯石除去が問題になっています。
獣医師資格を保有していないトリマーは、犬の被毛に関してはプロですが、犬の体に関して医学的専門的な知識をもっているわけではありません。
人が歯の健康維持で歯医者に行くよう、犬であるからといって無免許での歯石除去(口腔内施術)を行ってもらうことは好ましくありません。
◆愛犬への負担
愛犬に精神的・肉体的負担がかかるような場合は連れて行かずに、極力自宅で飼い主さんがケアしましょう。
基本的に、犬が暴れたりしても大抵のサロンでは無理につかまえてトリミングを行い、犬が暴れるからといってサービスを断るサロンは非常に少ないのが特徴です。
そのため、飼い主自身がしっかり愛犬の精神状態に関して配慮してあげなければいけません。
また、老犬や子犬、病気発症中の犬の場合は、愛犬の体の状況に配慮して必ず獣医師にトリミングに連れて行っても大丈夫か確認してください。
◆他人に犬を預けるリスク
トリミングサロンは極端に被毛の伸びが激しい犬種でなく、自宅で定期的にシャンプーやブラッシングを行うことができれば必ず連れて行けなければいけないものではありません。
トリミングサロンでの事故や事件も耳にしますが、動物病院のように必ず行かなければいけないというわけではないので、一時的であっても犬という命を他人に預けるということに関してしっかりと考えた上で預けましょう。
最近では飼い主が愛犬の様子を見ていられるよう、ガラス張りのトリミングサロンが増えたので、心配な方は極力愛犬の様子を確認できるようなサロンに連れて行くことをおすすめします。
おうちでの被毛ケアにおすすめのグッズ
◆定期的なブラッシングで愛犬の被毛と皮膚の健康維持を!「ウィッシュ グルーミングプロ」
ウィッシュ グルーミングプロのブラシシリーズで、愛犬に合ったブラシを選ぶことができます。全体的にさびにくさに配慮して作られており、グリップの持ちやすさにも配慮。長く使用したい方におすすめのシリーズです。
◆抜け毛が多い犬や換毛期におすすめ!「ファーミネーター」
抜け毛を最大90%取り除くという驚きの商品です。短毛種や長毛種、また犬のサイズによって選ぶことができ、ワンプッシュボタンを使ってブラッシング後の毛を本体から簡単に取り除くことができるため、非常に人気が高い商品です。先端がとがっているので、愛犬の皮膚を傷つけないよう細心の注意を払いましょう。
◆超低刺激シャンプーで有名な「ペットエステ マッドシャンプー」
世界で一番刺激性が少ないと考えられているサトウキビ、タピオカから抽出された「植物性アミノ酸系シャンプー基材」を使用して作られている超低刺激シャンプーです。
おうちで被毛ケアするときの主なブラシの種類
◆長毛種におすすめ!「ピンブラシ」
長毛種の犬におすすめのブラシで、毛がもつれてしまったときや抜け毛・ホコリの除去などに使用できます。
◆毛玉が多い時や換毛期におすすめ!「スリッカーブラシ」
スリッカーブラシは、毛玉除去や抜け毛除去に役立つブラシで、換毛期のアンダーコート除去にも最適です。
ブラシの先端部が硬いので、ブラッシングの際は愛犬の皮膚を傷つけないよう注意しましょう。
◆上級者におすすめ!「コーム」
使用頻度は低いものの、カットするときに毛を立てるために役立つブラシです。
◆毛ヅヤを出したい犬におすすめ!「獣毛ブラシ」
毛質が細くて柔らかい犬におすすめです。毛ヅヤを出すためにも獣毛ブラシが使用されます。
◆短毛種におすすめ!「ラバーブラシ」
ラバー(ゴム)を使用して作られたブラシで、お手入れが簡単にできるのが特徴です。
シャンプー後にドライヤーで乾かしたりするときにも使用できます。
📌【ブラシに関する詳しい解説付き】【トリマー監修】犬のブラッシングブラシ・コームの種類と選び方は?
犬のトリミングに関するまとめ
犬のトリミングの頻度やメリット、自宅で被毛ケアするときのお役立ち情報などご紹介させていただきましたが、定期的な被毛ケアは犬の皮膚や毛の健康維持には必須です。
寄生虫の有無を中心に犬の病気の早期発見にも役立つので、愛犬に精神的・身体的ストレスがかからないようでしたら連れて行ってみるのも良いでしょう。
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