1.ビーグルの子犬を選ぶ前に知っておきたいこと!
1-1.ビーグルについて
1-2.ビーグルの寿命
1-3.ビーグルの大きさ
1-4.病気
1-5.ビーグルの子犬を家族に迎え入れる場所
2.ビーグルの子犬の選び方
2-1.健康な子犬を選ぶ
2-2.子犬の性格を確かめる
ビーグルの子犬を選ぶ前に知っておきたいこと!
ビーグルの子犬を選ぶ前に、まずはビーグルについて少し知っておきましょう。
◆ビーグルについて
まったりとした雰囲気のスヌーピーは「世界一有名なビーグル犬」として知られていますが、元となったビーグルの祖先は、とてもたくましい獣猟犬でした。ですが、性格は獣猟犬ながら攻撃性は低く、友好的で仲間と認識すれば他のワンちゃんやネコちゃん、その他の動物などとも仲良くなることができます。
嗅覚も非常に優れており、使役犬の代表格シェパードやラブラドールと引けを取らない汎用性が高いワンちゃんです。
ビーグルという名称の起源は複数説あり、 古いフランス語のbegueule (大きく口を開けた)とbeugler(大声で鳴く)、古い英語のbegele(小さい)、ゲール語のbeag(小さい)などがあります。
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◆ビーグルの寿命
ビーグルの平均寿命は12~15歳で、先天的な病気にかかりにくいことから長生きしやすいワンちゃんだと言われています。ですが、飼い主さんの心がけ一つで愛犬の寿命が決まる事を覚えておいてください。
◆ビーグルの大きさ
ビーグルは成犬になると、体重が9~11kg、体高が33~41cm前後になります。
◆病気
先天的な病気にはかかりにくいとご説明をしましたが、あくまで先天的な病気です。ビーグルがかかりやすい病気をご紹介します。
椎間板ヘルニア
椎間板とは、背骨と背骨の間にあるゼリー状の組織で、クッションの役割をしています。このクッションが本来あるべき場所からはみ出してしまっている状態が、椎間板ヘルニアです。
白内障
目の中にある水晶体が白く濁ってしまう病気です。水晶体が濁ると視力が低下し、最悪失明する恐れがあります。
糖尿病
糖尿病は人間と同じで、すい臓で作られるインスリンが不足することで、血液中のブドウ糖濃度が高い状態が続いてしまう状態の病気です。
てんかん
発作を繰り返してしまう脳の病気です。
◆ビーグルの子犬を家族に迎え入れる場所
ビーグルの子犬を迎え入れる所は、ペットショップやブリーダー、里親などがあるので、ご自分で足を運んで選ぶようにしましょう。
ビーグルの子犬の選び方
ビーグルの子犬をペットとして飼われるのであれば、特別な外見や能力にとらわれなくても良いので、飼い主さんがかわいいと思ったワンちゃんを選ぶことをオススメします。
その点を踏まえてビーグルの子犬を選ぶ時に大切なポイントをご紹介します!
◆健康な子犬を選ぶ
大切なことは、健康な子犬を選ぶことです。原則としては、子犬を選ぶ時は生後2カ月から3ヵ月程度の元気な子犬を選ぶことが良いです。その原則をクリア出来たら以下のポイントをチェックしましょう。
目に輝きがある子犬を選ぶ
目がとろんとしている子犬や、目ヤニが付いている子犬、とても極端にうるうるしている子犬は目にトラブルを抱えている可能性があります。しっかりと子犬の目を見て選ぶようにしましょう。
おしり回りが汚れてない子犬を選ぶ
おなかを壊している子犬などは、内臓系に問題がある可能性があります。摂取した物をきちんと消化できていないので、下痢になってしまい、おしりの周りが汚れてしまいます。ただ、これは一時的なものかもしれないので、数日置いてからもう一度チェックしてみましょう。 適度な硬さの便をするのが健康な証拠なので、よく観察するようにしましょう。
鼻が湿っていて艶やかな子犬を選ぶ
ワンちゃんの鼻が湿っているのは臭いを確実にとらえる為なので、子犬の時からきちんと湿っていて艶やかな鼻をしている子犬を選ぶようにしましょう。他にも熱を放散して体温調節をする役割などもあります。
体がずっしりとして重いワンちゃんを選ぶ
ビーグルは上記でもご説明した通り、獣猟犬ですので、見た目よりも骨が太く筋肉質です。そのため子犬のビーグルを抱っこしてみるとずっしりとしています。もし抱っこしてみた時に軽いと感じたら、あまり体が強くないビーグルの子犬なのかもしれません。他のビーグルの子犬を比べてしっかりと重たい子犬を選びましょう。
口臭がなく、歯茎が綺麗でピンク色の子犬を選ぶ
子犬の時点で口臭が臭く、歯茎が汚れていると、口内環境が悪く、歯周病や歯槽膿漏などの病気の問題が出てきます。口臭がなく、歯茎がピンク色の子犬を選ぶようにしましょう。
色素が濃い子犬を選ぶ
ビーグルの子犬で尚且つトライカラーの子犬であれば、黒い色がはっきりとした子犬が良いです。灰色になっている子犬や、色が薄い子犬は遺伝子疾患を抱えている可能性があります。レモンカラーのビーグルの子犬の場合は、鼻の色が少々薄くても大丈夫ですが、薄すぎる場合は注意しましょう。
耳の中が綺麗・臭いがくさくない子犬を選ぶ
耳の中を確認して臭いを嗅いでみましょう。耳の中が汚れていたり、明らかにくさい臭いがする子犬は耳ダニがいる可能性があるので注意が必要です。かさぶたやフケがないかのチェックもしましょう。
毛が艶やかな子犬を選ぶ
毛に光沢があり艶やかな子犬を選びましょう。病弱な子犬は毛に艶が少ないです。
骨格がしっかりとしている子犬を選ぶ
骨格がしっかりとしている子犬を選ぶことはとても大切です。まずは背中がまっすぐかどうかを確認しましょう。背中がまっすぐになるように立てない子犬は身体的欠陥がある可能性があります。
かかとが地面と垂直になっている子犬を選ぶ
かかとが地面と垂直になっているかの確認も大切です。ワンちゃんのひじに見える部位の名前は飛節と言って、人間でいう所のかかとと同じ部位です。この部位が地面に対して垂直でなければ、後肢の筋肉が未発達、また膝や股関節に問題がある可能性があります。
子犬のほとんどは正しい立ち方ができないので、訓練で筋肉や姿勢を身に着ける必要があります。正しい立ち方をしている子犬なら健康的な可能性が高いです。
姿勢が左右対称の子犬を選ぶ
立っている姿勢を前から見た時に左右非対称になっている子犬は注意が必要です。上から見て背骨が歪んでいるのを確認できたら、関節や靭帯に何かしらの問題がある可能性があります。左右の脚の長さが違う場合もあります。その場のコリや歪みであれば大丈夫ですが、元々の欠陥であれば大人のビーグルになった時に大きな問題になります。
前脚に後ろ足が隠れているか、後ろ足の膝が外側に均等に少しはみ出ているのが理想です。横から見た時に左右の前脚や、後ろ足の前後が揃っているのが良いです。
つま先の向きが前を向いている子犬を選ぶ
関節に歪みがあるとつま先が前を向かない事があります。しっかりとつま先がまっすぐ向いている子犬を選びましょう。
頭の重さを支えられている子犬を選ぶ
自分の頭を支えられていないと前傾姿勢になり、頸椎を痛めたり、肩や首の筋肉にコリや歪みが出てきます。ただ、これを確認するのはとても難しいので、他のワンちゃんと比べるようにしましょう。首の付け根を触って他のワンちゃんよりも固く張っていたら注意が必要です。
以上の事が確認できたら次は子犬の性格をご紹介するのですが、その前にお伝えしておきたい事があります。
たとえ病気がちな子犬であっても、一緒に暮らせば可愛い愛犬ですし、生まれてきた子犬に罪はありません。どんなワンちゃんも平等に可愛いです。ただ、手軽に購入できるようなお値段ではないので、健康的で性格も良く容姿も整っている子犬と巡り合いたいのもわかります。ですが、このことをしっかりと心に刻んでおいてください。
次は子犬の性格の確かめ方をご紹介します!
◆子犬の性格を確かめる
健康な子犬のビーグルを選ぶことも大切ですが、良い性格の子犬のビーグルを見つけることも大切です。飼い主さんにぴったりな性格のビーグルを選ぶことで生活がさらに楽しくなります。子犬の性格を確かめるために以下のポイントをチェックしてみましょう。
触れ合ってみて確かめる
まずは子犬と触れ合ってみる所から始めましょう。その際に子犬のコンディションも確認できますし、ある程度性格も把握することができます。
まずは、身体全体をやさしく撫でたり、仰向けにさせておなかを撫でてみましょう。抱っこしたり目を合わせたりするのも大切です。この行為をすんなりと受け入れてくれる子犬はとても社交的で友好的な子犬です。
ずっと抵抗したり、唸り声を上げたりする子犬の場合は、気が少し強いタイプです。逆にされるがまま過ぎる子犬は、神経質で臆病なタイプです。
神経質で臆病なタイプの場合は将来、噛み癖が付いてしまい、人に危害を加える可能性があります。
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音にどのような反応をするか、自分に興味があるかを確かめる
次に何か音を立てて反応を見てみましょう。立てた音に最初に驚くだけなら問題はありませんが、驚いた後に体を震わせたり、逃げ出そうとする子犬は、神経質で臆病なタイプです。
平均的な子犬であれば、すぐに人についてきて、じゃれついてきます。まったく寄ってこないような子犬は、神経質で臆病なタイプです。
以上のポイントを確認して問題がなければ大丈夫です。ですが、どんなワンちゃんでも最終的には、自分の直感で決めるのが大切な時もあります。子犬を家族に迎え入れるということは、数十年愛情を注いでいくことになります。ワンちゃんを選ぶ際に一番大切なのは、ご自分が気に入った子犬を選ぶことです。
ビーグルと暮らす時の注意点
ビーグルと暮らす時に注意しなければならないことを少しだけご紹介します!
◆食事やおやつを与えすぎない
ビーグルと暮らす中で一番注意しなければならないことは、食事やおやつを与えすぎない事です。ビーグルはびっくりするぐらい食欲旺盛なワンちゃんですが、可愛いからといって与えれば与えるほど食べてしまいます。ただ、食べた量と運動量が見合っていないとすぐに肥満になってしまいます。
しっかりと食事やおやつの量をきちんとコントロールして、体重管理をしてあげるようにしましょう。ワンちゃんが肥満になる原因は飼い主さんにあるので、少しでも長生きをしてもらいたいのなら、おねだりされてもあげないようにしましょう。
◆ブラッシングはこまめにする
ビーグルは短毛種ですが、抜け毛がとても多いワンちゃんです。夏が来る前の冬には毛がごっそりと抜け落ちます。部屋が抜け毛だらけにならないように、ブラッシングはこまめにするようにしましょう。ブラッシングはスキンシップにもなります。
まとめ
今回はビーグルの子犬を選ぶ時のポイントをご紹介してきました。子犬を選ぶ時に大切なことは、健康体や良い性格も大切ですが、ご自分が直感的に気に入った子犬を選ぶのもまた運命だと思います。
ビーグルとの幸せな日々を願っています。
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