犬に靴は必要?犬用靴を用意する時のポイントを紹介

2022.02.10

犬に靴は必要?犬用靴を用意する時のポイントを紹介

私たち人は当たり前に靴を履き生活していますが、犬は常に素足で生活しています。 肉球は地面の感覚をしっかりと確かめるために大切な器官であり、犬が問題なく歩行するためには、脚のケアを飼い主さんがしてあげることが大切です。 そんな常に素足で生活している犬にも靴を履かせてみたいと考えている飼い主さんもいるのではないでしょうか? 特に足腰が弱っていたり、脚を怪我してしまい、傷口を保護するために靴を使用したいと感じている方もいます。 犬に靴は必要なのか、また犬用の靴を用意する場合には、どのようなことに気を付ければ良いのかポイントを紹介します。 犬の靴について知りたい方の参考になれば、幸いです。

【掲載:2021.01.15  更新:2022.02.10】

犬に靴は必要なのか

靴を履く犬

そもそも犬に靴は必要なのかわからないという方も多いでしょう。
健康な脚がしっかりした犬であれば、基本的には靴は不要です。

しかし犬の肉球は繊細な部位であり、傷つきやすいという面があります。
外のアスファルトなどは固く、肉球にダメージを受けやすく敏感な脚を靴を履くことで保護するのは有効です。

夏は太陽光で熱せられた地面から、冬は凍りついた地面から靴を履かせることで保護することができます。
特にシニア犬など足腰が弱って滑りやすくなっている子に靴を履かせることにより、滑り止めの役割をしてくれるため安全性を高めることができます。

犬用の靴が主流になってきたのは最近ではありますが、ペットショップなどでも犬用の靴の取り扱いが増えてきました。

しかし商品によっては歩行に負荷がかかり、逆に足を痛めてしまう危険もあるため、靴を履かせるならば愛犬に合わせて適切なサイズのものを選ぶことがポイントです。

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犬の肉球は、犬の健康と深く関わる重要な部分。 肉球を守るために、犬に靴下を履かせる方法があります。 それ以外にも、たくさんの役割がある犬用靴下。 肉球の役割にも触れながら、犬用靴下について説明していきます。

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犬に靴を履かせるメリット・デメリット

実際に犬に靴を履かせることで得られるメリットとデメリットについて紹介します。
犬用の靴の購入の参考にしてくださいね。

◆メリット

靴は足を保護してくれるので、怪我や危険から守る効果が高いアイテムです。
特に散歩の時などは固いアスファルトの上を歩くだけでも、犬によっては肉球が擦れてしまい怪我してしまう可能性もあります。

靴を履かせることで怪我をしやすい足先をすっぽりと覆って守ってくれるため、怪我予防に効果的です。

さらには、災害時や雪の日などの緊急事態の際にも靴は有効です。
仮に地震があり、崩壊した建物の破片などが散らばる場所から歩いて避難しなくてはならないとき靴を履かせることで、危険な瓦礫や破片から犬の脚を守ってくれます。

靴には滑り止めが付いているものも多く、安全に歩行するためにサポートしてくれるので脚を保護したい飼い主さんにはおすすめのアイテムです。

また、靴は室内のフローリングなどの滑りやすい場所でも有効です。
特にダックスフンドやチワワなど足腰に負担がかかりやすい犬種は、フローリングやソファなどの段差で身体を痛めてしまう危険もあります。

靴を履かせることで滑るのを予防することがまだできますよ。

◆デメリット

靴を履かせるデメリットとしては、靴を受け入れるかどうか個人差が大きいです。
神経質な性格の犬は靴を履かせることにより、ストレスを感じて靴を履くことを嫌がる子もいます。

無理やり靴を履かせてしまうと、ストレスから体調不良になってしまう子もいるため初めて靴を履かせる時は短時間から徐々に慣らしていくことが大切です。
また、素材や形によっても愛犬の好みがあり嫌がる場合もあるため様子を見ながら履かせてみましょう。

さらには、傷口や脚を保護するために靴を履かせたのに湿気がこもってしまい、逆に傷口が悪化してしまう可能性もあるため注意が必要です。
犬用の靴は定期的に新しいものに変えるようにして、ずっと同じものを履かせないようにしましょう。
汚れた靴を長時間履いていると菌が繁殖してしまい指間炎などの病気の原因にもなります。

また、定期的に靴を脱がせて湿気を取り除き脚周りの空気を循環させるようにしましょう。


犬の靴のサイズはあるのか

犬の靴を選ぶ時に最も大切なのは、愛犬の大きさに合った適切なサイズの靴を選ぶことです。
犬用の靴は縦の長さと横の長さを測り、サイズに合う靴を購入しましょう。

一点注意したいのは、犬用の靴は素材や形によってフィット感がかなり異なります。
できれば犬を実際に連れて行き、試着できるお店で靴を購入するのがおすすめです。


犬の靴の選び方

靴を選ぶ時は靴を使う用途をはっきりさせて購入するようにします。
雪の日用に靴を購入したいならば、防水機能がある靴を購入するようにしましょう。

また、室内で転倒防止に靴を履かせたい場合には滑り止めがついたものや傷口を保護してくれるガッチリとした靴を選ぶことが大です。

必要な目的を決めてから、状況に適する靴を購入してくださいね。

◆適切なサイズ

上記でも紹介しましたが、サイズを間違ってしまうと怪我や事故の原因になるため必ず愛犬の脚のサイズを測ってから購入するようにしましょう。

愛犬の脚を紙の上に載せて脚の縦と横の長さをペンで印をつけます。
前足、後ろ足の長さをそれぞれ測るとさらにサイズが分かりやすくなりますよ。

フィット感のある通気性の高い靴を選ぶのが、おすすめです。

◆犬が履きやすいもの

愛犬の靴の好みや傾向を把握してから、靴を購入するのが良いでしょう。
通気性の良い軽量タイプの靴は愛犬に負担なく履かせることができます。

伸縮性のある靴ですと、犬がアクティブに動いても外れないため犬がいつもどおり生活していても、苦痛に感じない自然に履けるシンプルな作りのものが良いですね。

◆用途に合わせる

先ほども少し紹介しましたが、用途にあった靴をチョイスすることが大切です。
必ず犬用の靴を購入するようにしましょう。

外で履くのであれば、頑丈な靴底のしっかりしたものがおすすめです。
雨の日や雪の日などに履きたい時には防水のものを選びます。

室内用の靴は薄く通気性に長けているものが多いのが特徴です。
フィット感があり、滑り止めがついているものがベストです。


脱げない靴の履かせ方

犬は普段裸足で歩いていることが普通です。
そのため、すぐに靴を履かせてお出かけ!となると靴の履いた足に違和感を感じてしまい、地面から浮いた感覚になり歩き方がぎこちなくなってしまいます。

靴を履かせるためには、徐々に慣らすトレーニングをすることがポイントです。
まずは室内から始めるのが大切です。
靴を履かせたい予定の前に、前もって靴の準備トレーニングをすることにしましょう。

最初は歩き方がぎこちなく嫌がる子も多いですが徐々に愛犬のペースで慣らしていけば靴を受け入れてくれるようになりますよ。


犬に靴を履かせるときの注意点

靴を履かせる時には、脚に触る必要があります。
脚を触られることを嫌がる子は多く、脚を触ることに慣らしておく必要があります。

無理やり靴を履かせることは、犬との信頼関係の崩壊にもつながり嫌がって暴れる危険もあります。
思わぬ事故に繋がることもあるため、最初は犬の様子をよく確認して短時間履かせて様子を見ます。

また、初めは犬の歩き方がぎこちなくなり転倒してしまう可能性があります。
室内で愛犬が万が一転倒しても大丈夫なように飼い主さんの目の届くところで、試し履きをさせましょう。


犬が靴を履くのを嫌がって歩かない時

犬が靴を履いても嫌がらないかどうかはその子の性格により、個人差があります。
せっかく脚を保護したり、快適に散歩するために靴を導入したのに愛犬が嫌がってストレスに感じてしまうのは、困ってしまいますよね。

残念ですが、靴を嫌がりその場から動かなくなってしまったり歩かなくなってしまった際には無理に履かせることは避けましょう。
上記で紹介したように、靴を本格的導入する前に準備トレーニングを行うのがオススメです。

時間をかければ靴を嫌がらずに受け入れてくれる可能性があります。
しかし、犬によってはどうしても靴を嫌がる子もいるため、愛犬の様子を見ながら靴を導入してみてください。

健康な子であれば、無理やり靴を導入する必要はありません。
状況に応じて有効的に靴を活用しましょう。


まとめ

犬用の靴を使用する際のポイントや靴のメリット・デメリットについて紹介しました。
靴は繊細な脚を守るために高い効果を発揮します。

寒がりの子には靴を履かせることで保温する効果もあるため、冬場に靴を履かせるのもおすすめです。
特にミニチュアピンシャーやチワワなどは寒がりなので靴を導入して保温してあげても良いでしょう。

夏場は暑いアスファルトの上を散歩すると、肉球が火傷してしまう危険もあります。
丈夫で厚みのある靴をチョイスして、熱から犬の肉球を守ってあげることも効果的になります。

一年を通して、靴を活用して効果的な愛犬の脚を守ってあげましょう。

犬用の靴は最近は様々なデザインがあり、おしゃれを楽しむこともできます。
愛犬に似合う靴をチョイスして、お出かけを楽しんでみるのも良いですね。



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のえコアラ

のえコアラ

犬の専門学校を卒業後、犬のテーマパークにて飼育員を5年間しておりました。 様々な犬種の飼育経験があります。 その後ホームセンターでペット用品の販売をしておりました。 現在はペット系の記事を中心にライター活動しております。 資格 愛玩動物飼養管理士1級 小動物看護士


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