1.犬にとってのおもちゃの役割
1-1.ストレス解消
1-2.しつけ
1-3.コミュニケーション
1-4.健康管理
2.子犬のおもちゃの選び方
2-1.耐久性
2-2.安全性
2-3.興味
3.子犬におもちゃを与える際の注意
3-1.生活用品をおもちゃにしない
3-2.与えっぱなしにしない
3-3.清潔にする
4.子犬におすすめのおもちゃ5選
4-1.パピーコング フライヤー ライトブルー
4-2.パピーコング XS
4-3.デンタルトーイ ロングロープ レインボー60cm
4-4.かみかみフルーツボーン パピー&シニア ピーチ S
4-5.おもちゃ 海のともだちシリーズ ヒラメ
犬にとってのおもちゃの役割
子犬にどんなおもちゃを与えればよいかお悩みの方は、まず犬にとってのおもちゃの役割を知ることから始めましょう。
おもちゃの役割を理解すると、愛犬にどのようなおもちゃが必要かわかってきますよ。
◆ストレス解消
人間と生活をともにする犬は、さまざまなことが原因でストレスを抱えます。 ストレスが溜まりすぎると自分の手足の毛を変色するほど舐めたり、しっぽの毛を引きちぎったりと自傷行為に走ってしまうこともあるのです。 それはとてもかわいそうですよね。 ストレスが溜まる一つの要因として、運動不足が考えられます。
おもちゃを上手く活用して体を動かし、ストレス解消をしてあげましょう。
◆しつけ
おもちゃを有効につかうと無駄吠えや噛みぐせのしつけにも役立ちます。 おもちゃに集中させる時間を作ることが大切です。 例えば動物病院の待合室で、おもちゃ(後述するコングなど)におやつを入れて与えます。 犬はおやつを食べるのに夢中で、吠えずに待つことができるでしょう。 犬はだんだんと状況を理解するので、「病院の待合室ではいつも吠えない」ことを自然とおぼえ、身につけていきます。 噛みぐせについても同じことが言えます。 子犬は乳歯から永久歯への生え変わりに歯がムズムズするため、家具を噛んだり飼い主を甘噛みしたりと問題行動が見られるようになります。 これを放置しておくと成犬になっても噛みぐせがついてしまうのです。 そんなときは噛みごたえのあるおもちゃを与えましょう。 子犬の噛みたい欲求をおもちゃで十分に満たし、また噛むのはおもちゃだけだと教えることによって、噛みぐせの抑制につながります。
◆コミュニケーション
おもちゃは飼い主とのコミュニケーションツールとしても大切です。 おもちゃで十分に遊んであげることで犬は満たされ、より飼い主のことを信頼し好きになってくれるでしょう。 また遊びをとおして「おいで」「ちょうだい」「もってきて」など飼い主のことばを理解するきっかけにもなります。 飼い主が一緒に遊びやすいおもちゃを選ぶことも大切だといえます。
◆健康管理
おもちゃは、犬の体調を把握することにも役立ちます。 遊び方がいつもと違う場合に、体調不良を疑うきっかけになるからです。 「今日はおもちゃで遊ぼうとしないな」「おもちゃの噛みかたがいつもと違うな」など、ふだんと違う行動が見られた場合は愛犬を注意深く観察することが必要です。 また、噛みながら歯垢を除去できるおもちゃは、遊びながらデンタルケアができるので一石二鳥ですよ。
子犬のおもちゃの選び方
いざ子犬におもちゃを買い与えようと思っても、その種類の多さに驚きますよね。 どれにしようか迷ってしまいます。 そんなときは下記の3つのポイントを意識しておもちゃを選んでみてください。
◆耐久性
犬は本能的に「噛みたい」欲求を持っているので、おもちゃを破壊するのは日常茶飯事です。 でもせっかく買ったおもちゃがすぐ壊れてしまうのはイヤですよね。 何度も買い換えるのはお金も時間もかかります。 子犬のおもちゃを選ぶうえで、壊れにくく頑丈な作りであることは大切なポイントとなります。
◆安全性
子犬におもちゃを選ぶさいは、安全面にも注意しましょう。 部品が取れやすかったり、子犬が丸呑みできてしまう大きさのものは、誤飲の危険があるので避けたほうがよいでしょう。 また誤って飲み込んでしまったときに、子犬の体の毒にならない素材でできたおもちゃを選ぶことも大切です。 まだ小さな子犬にとって誤
飲は窒息の恐れがあります。 内蔵も未発達のため消化することができず、嘔吐や食欲不振の原因にもなりえます。 子犬に与えるおもちゃは、過度な装飾がなくシンプルなもの、また子犬が万が一飲み込んでしまっても安心な素材でできたおもちゃを選ぶようにしましょう。
◆興味
子犬におもちゃを買い与えたとしても興味を持ってくれなければ意味がありませんよね。 犬が興味をもつおもちゃとは、犬の「本能」を刺激してくれるおもちゃです。 犬はもともと狩りをする動物のため、小動物などを追いかけ捕まえようとする狩猟本能が備わっています。 それは子犬でも同じです。 ボールやぬいぐるみなどのおもちゃは小動物の代わりとなり、追いかけて捕まえることでその欲求を満たすことができます。 なかでも音が鳴るおもちゃは、小動物が逃げるときや怪我をしたときの鳴き声に似ているため、犬の興奮をより引き立ててくれるでしょう。 またロープ型のおもちゃは、飼い主と引っ張りっこ遊びをするのに最適です。 これも捕まえた獲物を噛んで振り回して引き裂くという行動に似ているため、犬が大好きなあそびの一つです。 犬の本能をくすぐるおもちゃを選んであげてくださいね。
子犬におもちゃを与える際の注意
◆生活用品をおもちゃにしない
使い古したタオルや靴下などをおもちゃにするのはやめましょう。 飼い主がもう使わないという理由で与えたとしても、子犬はそれを理解できません。 どんなタオルでも噛むようになってしまいます。 子犬に与えるおもちゃは必ず犬専用のものにしてください。
◆与えっぱなしにしない
一人遊びをして欲しいときや長時間お留守番をさせるときなどにおもちゃを与えっぱなしにするのは、 やはり誤飲の危険があるため注意が必要です。
です。 子犬のうちはできるだけ飼い主の目が行き届くときにおもちゃで遊ばせるようにしましょう。 また子犬が好きなときにおもちゃで遊べる環境では、すぐにおもちゃに飽きてしまう可能性があります。 おもちゃを出すのはいつでも飼い主の判断にし、遊び終わったら片付けることを心がけましょう。
◆清潔にする
たいていのおもちゃは噛んだり、転がしたり、手で押さえたりして遊びますよね。 そのおもちゃには唾液や歯垢、床のほこりや犬の毛などがたくさん付着します。 それらをそのまま放置していると雑菌の温床となり、ときには強烈なニオイを発したりすることも。 不衛生なものを子犬が口に入れるのはちょっと心配ですよね。 また飼い主もそれを手で触るのは気が引けるのではないでしょうか。 おもちゃはできるだけ清潔を保てるように、さっと水洗いできたり、洗濯機で回しても問題ない素材を選ぶことも大切といえますね。
子犬におすすめのおもちゃ5選
◆パピーコング フライヤー ライトブルー
犬の「狩猟本能」を刺激するフリスビー型のおもちゃです。 子犬にも安心な天然ラバーでできています。 とてもやわらかいため、室内でも安全に使用でき、子犬がキャッチしても歯を傷めません。 これを投げたり転がしたりして、愛犬に取りにいかせましょう。 飼い主のもとにじょうずに持ってきたら、「おりこうさん‼」とよく褒めて遊んであげてくださいね。
◆パピーコング XS
子犬の自然なしつけに役立つ知育玩具です。 コング独自のユニークな形状をしており、凹凸に専用のペーストやフードを入れることで、中身を取り出そうと子犬が夢中になってくれます。 一人で遊んでいてほしいときや、吠えてほしくないときに集中させることができるおもちゃです。 またごはんの早食い防止にもなります。 天然ゴム100%の、子犬の乳歯にも優しい固さでできたおもちゃです。
◆デンタルトーイ ロングロープ レインボー60cm
ロープ型のおもちゃは子犬と飼い主のコミュニケーションを図るのに最適なおもちゃです。 犬が大好きな引っ張りっこ遊びを一緒にしてあげましょう。 また、遊びながらデンタルケアもできてしまう一石二鳥なおもちゃです。 遊びの最中にあやまって手を噛まれないように、適度な長さのものを選びましょう。
◆かみかみフルーツボーン パピー&シニア ピーチ S
子犬の歯の生え変わり時期に、噛みたい欲求を満たしてあげることができるおもちゃです。 また噛むことで歯垢や歯の汚れも取り除き、デンタルケアも期待できます。 甘いピーチフレーバーがついているので、子犬も喜んで噛みつくことでしょう。 子犬にやさしいソフトタイプになっています。
◆おもちゃ 海のともだちシリーズ ヒラメ
眠そうなお顔がかわいいヒラメのぬいぐるみです。 円盤型で平たいので子犬でも噛みつきやすくなっています。 中に大きな笛が入っていて噛むと音がなり、狩猟本能が刺激されるので楽しく遊ぶことができます。 ぬいぐるみですが中に綿は入っておらず、壊してしまっても安心です。 見た目にも癒やされますね。 海のともだちシリーズはヒラメの他に、フグ・アンコウ・カメがいるのでお気に入りのものを探してみてください。
まとめ
子犬の時期からおもちゃをうまく活用して、しつけやコミュニケーションに役立ててください。
おもちゃを賢く選ぶことで、愛犬との日々の生活がより楽しく豊かになることでしょう。
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