1.ワンちゃん用のネイルがあるのって知ってた?
3.愛犬とネイルを楽しむために準備すること
3-1.爪切り
3-2.対象年齢の確認
3-3.ネイルはセルフorサロン?
4.爪切りは特に注意して
4-1.適切な爪の長さの目安とは
4-2.切り方の注意点
4-3.無理に飼い主が爪切りをしない
5.ネイルをする時の注意点
5-1.安全性
5-2.使用方法や注意事項の確認
5-3.愛犬の意思を尊重して
ワンちゃん用のネイルがあるのって知ってた?
「愛犬と一緒にオシャレを楽しみたい!」
飼い主さんだけではなく、愛犬と一緒にオシャレを楽しめたら嬉しいですよね♪
かわいい洋服を着せて、トリミングをして、ネイルをして…
そもそもワンちゃんにネイルをすることができるのでしょうか?
ネイルといえば、マニキュアを塗る時にどうしても気になる、あの独特なにおい…
人間の私たちでも気になる独特なマニキュアのにおいは、化学物質によるものなのです。
ワンちゃんの嗅覚は「人間に比べて数千倍から1億倍優れている」と言われている通り、マニキュアのにおいは、ワンちゃんにとって危険なもの…。
そこで話題になったのが、化学物質や有害物質を含まない、ワンちゃん用のネイルです。
有害物質を含まず、独特なにおいもしないので、安心してワンちゃんにネイルをすることができます!
飼い主さんと愛犬でおそろいのネイルができるなんて嬉しいですよね♪
海外で流行した愛犬との「おそろいネイル」
そもそも、“ワンちゃんにネイルをする”というのが話題になったのは、アメリカのカリフォルニア州在住の女性がきっかけです。自分と同じおそろいのマニキュアを飼い猫にも塗った写真を、恋人や親しい友人たちにシェアしたところ、SNS上でその写真が拡散され、その投稿を見た人たちがマネをし始めたことが始まりだと言われています。
しかし、話題のきっかけとなった女性は、爪に直接マニキュアを塗ったのではなく、元々ネコちゃんの爪を保護するために使用していたネイルキャップに、自分と同じマニキュアを塗って、それをネコちゃんの爪に被せていたそうです。
そのかわいらしい爪が話題となり、のちに動物用のネイルが海外でブームとなりました。
ネイルキャップとは、ネコちゃんの爪とぎによる家具の被害を防いだり、爪の保護をする役割として、海外では一般的に使用されています。
日本ではまだまだネイルキャップの普及率が高くありませんが、爪を保護する目的からオシャレにもなるとういう点で一時期注目されました。
愛犬とネイルを楽しむために準備すること
先述した通り、人間が使用するマニキュアはワンちゃんや動物にとっては危険なもの。
ワンちゃんやネコちゃんの爪に直接塗って使用するのは非常に危険です。
ワンちゃん用のネイルで愛犬と安全に楽しむためには、事前に万全な準備をしておきましょう!
◆爪切り
爪切りはワンちゃんにとって大切なケアのひとつです。
一般的に、家庭で飼われているワンちゃんは原則として月に1回程度爪切りをしてあげる必要があります。
ネイルをするからといって、ワンちゃんの爪を伸ばしたまま放置するのは非常に危険です。
爪が伸びた状態で放置してしまうと、伸びた爪が肉球に食い込んでしまったり、出血・ひび割れの原因になる可能性があります。ワンちゃんの爪の清潔を保ち、定期的なケアが大切です。
毎日のケアとしては、散歩から帰ってきて足を拭く時に、しっかりと爪の汚れを落としてあげましょう。その際、爪の長さや割れていないかなど、爪の状態をチェックしてあげると、爪の健康状態が把握できます。
◆対象年齢の確認
ワンちゃん用のネイルだからといって、どのワンちゃんも必ず安全に使用できるとは限りません。
例えば子犬であれば、好奇心旺盛で活発的なので、何でも噛みついたり誤飲してしまうことがあります。
その場合、誤ってワンちゃん用ネイルの液体を誤飲してしまったり、爪を舐めてしまう可能性があるので、何歳から使用可能か、商品の対象年齢は事前に確認するようにしましょう。
ネイルに限らずどんな商品でも共通して、使用を検討しているものに関しては事前に対象年齢・犬種などを確認することをおすすめします。
◆ネイルはセルフorサロン?
ネイルは飼い主さんご自身で愛犬の爪に塗るセルフネイルと、ネイルサロンで行う2つの方法があります。
ネイルサロンでプロに行ってもらう場合は、ワンちゃん用にネイルができるかどうかの有無を確認しましょう。
どのくらいの時間でできるのか、どんなデザインができるかなど、参考になるデザインがある場合は画像などを用意しておくといいでしょう。
特にワンちゃんは長時間の待機や、身動きをとらずに我慢することができないので、なるべく早く終えられるように、30分以内でできるといいでしょう。
爪切りは特に注意して
先述した通り、爪切りはワンちゃんにとって大切なケアのひとつ。
爪を切る時はワンちゃん用の爪切りを使用し、安全に配慮しながら切ってあげましょう。
◆適切な爪の長さの目安とは
ワンちゃんが四肢で立った時に、爪の先が床につかない程度が理想的。
特に室内で飼っているワンちゃんは、フローリングを歩く時に爪が当たる音がするようであれば、爪が伸びている目安になります。
◆切り方の注意点
ワンちゃんの爪を切るハサミは、爪をしっかり挟んで切る「ギロチンタイプ」がおすすめです。
また、爪の根本にある部分には血管と神経が通っているので、切る長さに注意しないと出血してしまい、ワンちゃんにとても痛い思いをさせてしまいます。
切りすぎを防ぐためには、爪が白いワンちゃんの場合、横から見ると血管が透けて見えるので、血管の数ミリほど手前で切るようにすると安全です。
元々爪が黒いワンちゃんの場合は、切った断面が白から透明に変わるタイミングでやめておくと安全です。
万が一爪を切りすぎて出血させてしまった時のために、ペットショップなどでも売っている止血剤を用意しておくと安心です。
◆無理に飼い主が爪切りをしない
ワンちゃんの爪切りは十分に注意しないと、痛い思い出から、のちに怖いトラウマになってしまうケースも。
爪切りが難しいと感じたり、慣れるまでは動物病院やトリミングサロン、ペットショップなどでお任せすることをおすすめします。
ネイルをする時の注意点
準備は万全にできていても、注意点に気を付けないとトラブルに繋がる恐れがあります。
ネイルをする準備のほか、愛犬と安全に楽しむためには3つの点に注意しましょう。
◆安全性
ワンちゃんにとって有毒・有害になるものが含まれるものを使用するのはやめましょう。
必ずワンちゃん用や、動物専用に対応しているものを使用し、化学物質や有害物質を含まないものを使用します。
可能な場合、自然由来でできたものや、安心・信頼できるナチュラルブランドのものを使用しましょう。ネイルサロンで行う場合も同様に、お店の方に安全性について聞いてみましょう。また、アフターケアやおうちでの過ごし方など、メモに取っておくと安心ですね。
◆使用方法や注意事項の確認
ワンちゃん用のネイルについての知識がない状態で使用すると、万が一何かトラブルがあった際に対処が遅れてしまう場合があります。
事前に使用方法や注意事項を確認してから、商品を使用するようにしましょう。
ネイルサロンで行う場合は、お店の方からの注意事項をよく聞き、後日トラブルがあった際はすぐに連絡が取れるようにしておきましょう。
◆愛犬の意思を尊重して
飼い主さんがどんなに「愛犬にオシャレをさせたい!一緒に楽しみたい!」と思っていても、愛犬が嫌がっている場合は中止しましょう。
ワンちゃんにとってはストレスに感じてしまう場合もあります。嫌がっていることを無理に押し付けてしまうと、かえって飼い主さんに警戒心を抱いてしまう可能性もあります。
愛犬にとってストレスのかからないことが第一優先なので、愛犬の気持ちを尊重してあげましょう。
愛犬のことを考えるなら…
「楽しいことを愛犬と共有したい!」
さまざまなことを愛犬と一緒に楽しむことが容易な時代になってきたからこそ、愛犬ファーストで考えることが大切だと思います。
飼い主さんと愛犬がオシャレを楽しむ目的ではなく、愛犬の体の「保護」や「健康」のためを目的として、オシャレに楽しむ考え方が、双方にとってベストなあり方なのではないかと思います。
ワンちゃんに洋服を着せる目的として、犬種にもよりますが体温調節や外敵(ノミ・ダニ)から皮膚を守る役割があります。また、トリミングをすることで毛や皮膚を衛生的に保つことができ、ワンちゃんの健康を守る大きな役割を果たしています。
その役割を果たしている上で、かわいい柄の洋服を選んだり、+aとしての目的で愛犬とオシャレを楽しめるといいですよね!
◆ネイルキャップがおすすめ
ワンちゃん用のネイルに関しては、「保護」する目的として+aでオシャレを楽しむなら、ネイルキャップがおすすめです。
ネイルキャップはネコちゃん用が主流ですが、ワンちゃん用も販売されています。
ワンちゃんの爪をしっかり保護しながら、カラーバリエーション豊富なネイルキャップを装着することができるのでおすすめです。直接爪に塗ることなく、爪の保護の役割を果たしながら+aでオシャレを楽しめるのが嬉しいポイントですね♪
ワンちゃんの場合は、家具やカーテンなどが傷つく被害を防ぎ、皮膚病や傷がある場合に、傷口を引っ搔いて症状を悪化させてしまうのを防ぎます。また、小さい子供がいる家庭では、子供のケガを防ぐこともできます。
さまざまな目的に合わせて活用することができ、色を組み合わせてオシャレとしても楽しめるのでおすすめです。
◆本当に必要かどうかを考える
家の中にあるお気に入りの家具やカーテンがボロボロになるのを防ぎ、爪の保護としても活躍するネイルキャップ。
しかし、ワンちゃんによっては爪にネイルキャップを装着することがストレスに感じることもあります。爪先に違和感を覚えてストレスをため込んでしまう可能性も…
また、ネイルキャップはサイズが小さいため誤って誤飲したり、体質が合わずアレルギーを引き起こす可能性もあります。
メリットとデメリットを理解しながら、飼い主さんは愛犬にとって本当に必要かどうかを考えることが大切です。
まとめ
近年、ワンちゃんのオシャレの幅が広がり、私たち人間と同様にオシャレで楽しめることが増えてきました。
「ワンちゃん専用」「安心・安全」などと書かれた商品なら愛犬にも使用できます。
しかし、どんなに「ワンちゃんでも安心」「舐めても平気」と書かれていても、必ずしも安心できるとは限りません。
例えば注意事項として、「十分に喚起をする必要がある」「ワンちゃんの手が届く距離に置いてはいけない」など、注意が必要であることを認識して使用するのが大切です。
そもそも愛犬にとって派手なオシャレは必要なことなのか、ネイルをして嫌がっていないか、愛犬の気持ちに寄り添って考えてみましょう。
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