1.シングルコートとは
2.シングルコートとダブルコートの違いとは?
3.シングルコートとダブルコートは見分けが可能?
4.シングルコートの小型犬
5.シングルコートの中型犬
6.シングルコートの大型犬
7.シングルコートのお手入れについて
8.まとめ
【掲載:2022.02.13 更新:2025.11.18】
シングルコートとは
◆シングルコートは「オーバーコート」のみで構成

シングルコートは、「オーバーコート」という一層の被毛で構成されています。
ダブルコートの犬種には「アンダーコート」という保温のための被毛も生えています。
そのため、ダブルコートの犬種よりは、シングルコートの犬種の方が「寒がり」な傾向があります。
◆シングルコートには「換毛期」がない
季節の移り変わりで被毛が生え変わる時期を換毛期といいます。
ダブルコートは換毛期で衣替えのように被毛が生え変わります。
シングルコートには換毛期がないため、抜け毛が少なそうな感じがするかもしれませんが、抜け毛がゼロというわけではありません。
特定の時期に集中して抜け毛が増えるダブルコートに対し、1年を通じてちょっとずつ毛を生え変わらせるのがシングルコートです。
しかし、最近は冷暖房で過ごしやすい温度管理のなかで暮らす室内犬も多いので、ダブルコートでも換毛期がずれるケースもあります。
◆ダブルコートは「オーバーコート+アンダーコート」
ダブルコートは、「オーバーコート+アンダーコート」というように2つの層から構成されています。 犬の被毛構造には「シングルコート」と「ダブルコート」という2つの種類があります。 まず、覚えておきたいのが「オーバーコート」と「アンダーコート」という層のことです。
オーバーコートは、「上毛」や「トップコート」とも呼ばれ、犬の皮膚を守るための太くて硬い毛です。 アンダーコートは「下毛」と呼ばれ、オーバーコートと皮膚の間に生えている毛です。 「シングルコート」と「ダブルコート」は、あくまでも“毛の構造”のため、外見だけではなかなか見分けられません。 「短毛種で毛が少ないからシングルコートではないか」 抜け毛が少ないと言われているシングルコートのわんちゃん。 まずは、シングルコートのなかでも体の小さい小型犬から見ていきましょう。 トイプードルは、ふわふわした豊富な被毛に包まれ、ぬいぐるみみたいな可愛さの持ち主です。 明るく友好的、家族に無邪気に愛情を注いでくれるわんちゃんです。
真っ白で絹のような被毛が特徴的なマルチーズ。 “抱き犬”としての歴史も長いこともあり、人に対して慣れやすい性格をしています。 テディベアスタイルやライオンスタイルなどカットで外見をイメチェンできるのも楽しみのひとつです。
“ヨーキー”という愛称で人気があるヨークシャーテリア。 絹糸のような艶やかさと輝きを放つ美しい被毛が特徴的で、その見惚れるような姿は「動く宝石」と形容されるほど。 成長にともなって変化する被毛の色や、カットによってさまざまな表現ができるスタイルなどを楽しめるわんちゃんです。 小柄で上品な見た目のヨークシャーテリアですが、「テリア」の気質も受け継いでいることから勇敢で活発な毎日を過ごします。
パピヨンは、ピンと立った耳がトレードマークで蝶をイメージさせる外見をしています。 かつては貴族の間で可愛がられており、“可愛さ”と“エレガントさ”が感じられます。 子どもや高齢の方との相性もよく、どんな家庭でも受け入れやすいわんちゃんです。
ドイツ原産のミニチュアピンシャーは、スリムな体型とスタイリッシュな外見が特徴的です。 4~6キロと小柄ながらにも運動量が多く、引き締まった筋肉でスタイル抜群です。
「イタグレ」と呼ばれて親しまれているイタリアングレーハウンド。 勇敢でクールな印象を受けますが、実際はとても穏やかで社交的。 甘えん坊で温厚、しつけも早く習得してくれるわんちゃんです。
次は、シングルコートの中型犬を見てみましょう。 立ち耳と引き締まった体型で猟犬らしい部分もあるものの、独立心が高く、用心深さから内気な一面もあります。 身体能力が高いですが、性格的にはどちらかと言えば穏やかです。 シングルコートのうえ、短毛ということもあり、冬は苦手で寒がりな傾向にあります。
美しい曲線美が特徴のウィペット。 颯爽と走る姿は凛々しく勇敢ですが、いったん走るルートを離れれば、物静かで気品ある雰囲気を保ちます。
運動好きで活発なわんちゃんです。 キュートな見た目をしていますが、もともと猟犬なので筋肉質です。 洗練された雰囲気の風貌と人懐こい性格から、人気のある犬種と言えるでしょう。
最後に、シングルコートの大型犬について見ていきましょう。 「プードル」という犬種の4つのサイズのうち、最も大きいのがスタンダードプードルです。 もともと猟犬として人の近くで生きていたこともあり、従順性が高くフレンドリー。
ドーベルマンは知性と防衛力を兼ね備えた犬で、警察犬・軍用犬・作業犬など多方面で活躍しています。 ドーベルマンには、一見、近づきがたいクールな印象がありますが、実際は友好的で穏やかです。
換毛期があるダブルコートと違い、シングルコートは時期によって大量に抜け毛が出ることはありません。 また、シングルコートの犬種にはトイプードルやマルチーズなど、見た目にボリュームのあるわんちゃんも多いです。 抜け毛自体はダブルコートの犬よりも少ないですが、これらの長毛や巻き毛の犬に言えることは「毛がもつれる」「毛玉ができる」ということです。 ブラッシングを怠っていたばかりに毛玉ができるケースもあるため、犬種の毛の長さに合わせて丁寧にブラッシングをしましょう。
今回は、シングルコートについて詳しくお伝えしました。 犬の毛の構造には「オーバーコート」と「アンダーコート」があり、そのうちオーバーコートのみで構成されているのがシングルコートです。 しかし、シングルコートの犬種の中でも、巻き毛や長毛の場合は「抜け毛がない」というよりも「抜けても毛のなかに埋まっている」というイメージです。 今回は、シングルコートの犬種を小型犬から大型犬まで、いくつかご紹介しました。 また、保温の役割をするアンダーコート層がないため、シングルコートの犬種は寒がりな子が多いです。
保温機能を持つアンダーコートのおかげで、冬でもボリュームのある被毛に包まれて暖かいです。
シングルコートの犬種と比べると、冬には厚着をしているイメージで寒さに強いですが、逆に夏の暑さに対しては「暑がり」となる傾向にあります。
シングルコートとダブルコートの違いとは?
身体全体が被毛に覆われている点はどちらも同じですが、毛の生え方やお手入れの方法、頻度などが違います。◆「オーバーコート」と「アンダーコート」
犬の被毛の種類となるのが、これらの2つの層です。
種類
特徴
オーバーコート
野上毛 / トップコート(太くて硬い毛)
アンダーコート
下毛(細くて柔らかく短い毛)
細くて柔らかく、そして短いという特徴があり、保温や保湿などの役割を持っています。
シングルコートとダブルコートは見分けが可能?
「長毛種でボリュームのある毛並みだからダブルコートだろう」
とイメージするかもしれませんが、実は被毛の量だけでは判断しづらいです。
シングルコートの小型犬
いったいどんな犬種がいるのでしょうか。
体のサイズごとに、代表的な犬をご紹介していきます。◆トイプードル

小型犬の中でも人気があり、たくさんの人に親しまれています。
トイプードルはふわふわしたボリュームのある被毛をしており、定期的なトリミングとブラッシングが必要です。
シングルコートで抜け毛が少ないことから「飼いやすい」と人気があります。◆マルチーズ

惹きつけられるつぶらな瞳とぬいぐるみ感が満載のわんちゃんです。
小さな体をしているマルチーズですが、アクティブさもあり、小柄ながらにも、明るく快活に動き回ります。
家族に対する愛情も深く、子供のいる家庭でも一緒に楽しく遊ぶ様子も見られるでしょう。◆ヨークシャーテリア

小型犬のなかでも平均体重2~3キロと軽量で、超小型犬と言えるサイズです。◆パピヨン

可愛らしく人気のパピヨンは、まるでシルクのようで光沢のある長い被毛が特徴的で、耳やしっぽの飾り毛が豪華です。
体重は4~5キロ前後でスレンダー、それなりに筋肉質でとてもバランスが良い立ち姿をしています。
愛玩犬として多くの人に愛されていた歴史から、人に対しても友好的で天真爛漫。
運動神経がよく、楽しく一緒に遊べます。◆ミニチュアピンシャー

黒をベースに褐色が混じり、短い被毛ですっきりした印象を受けます。
同じくドイツ生まれのドーベルマンに似た雰囲気です。
凛々しい佇まいから受ける印象はそのままで、勇敢に立ち向かう頼りがいのある性格です。◆イタリアングレーハウンド

細身ですらっとした体型をしていますが、適度な筋肉質です。
寒さに弱いので、冬は寒さ対策をしてあげることが大切です。
見知らぬ人に対しての警戒心は少しあるものの、家族に心を開くのは早く、穏やかな表情に癒されることでしょう。
シングルコートの中型犬
◆バセンジー

バセンジーは“吠えない犬”と言われるほど、とても落ち着いています。
飼い主さんには心を開き、控えめながらにも甘えてくる様子も見せます。◆ウィペット

小顔で無駄のない引き締まった体で、モデルのようなスマートな外見をしています。
細身の体ですが優れた運動能力の持ち主で、ドッグレースなどでもよく見かける犬種です。
他者に対して攻撃的になることも少なく、社交性があるわんちゃんです。◆アメリカン・コッカー・スパニエル

丸い頭に垂れた耳、黒々とした丸い瞳で多くの人を魅了する愛らしさがあります。
胴体や足元にまで及ぶ豊かな被毛のカットスタイルはバリエーションが豊富です。
シングルコートの大型犬
◆スタンダードプードル

20~30キロほどの大きな体型をしています。
モコモコした特徴的な被毛は水を含んでも乾きやすい特徴から、カモ猟においてカモを回収する役割を担っていた歴史があります。
人間と共に行動するのを好むわんちゃんです。
アフロやライオンカットなど、さまざまなスタイルが楽しめます。◆ドーベルマン

繊細で見知らぬ人への警戒心こそあるものの、飼い主さんからの愛情には忠誠心で応えてくれます。
短い被毛が密集しているため、お手入れがしやすいでしょう。
シングルコートのお手入れについて
ただ、シングルコートと言ってもお手入れは必要で、犬種によっては適度なタイミングで伸び続ける毛をカットしなければなりません。
まとめ
シングルコートには、アンダーコートの層がないので抜け毛の量が時期的に集中することはありません。
日頃から、被毛のお手入れには気を配ることが大事です。
外見にはいろいろな特徴があり、シングルコートかどうか見た目では分かりにくいかもしれませんね。
家族に迎えたときには、寒さ対策も含めた快適な飼育環境を考えてあげましょう。
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