おしゃれだけじゃない!迷子札にもなる犬用ネックレスの作り方とは?

2022.03.27

おしゃれだけじゃない!迷子札にもなる犬用ネックレスの作り方とは?

犬用ネックレスは、愛犬をファッショナブルに可愛く見せるアイテムのひとつですが、そのほかにどんな意味があるのでしょうか。 今回は、犬用ネックレスの意味や作り方、注意点などをお伝えしていきます。

【目次】
1.犬にもネックレスをつけたい!つける意味はある?
 1-1.おしゃれな印象になる
 1-2.個性を演出できる
 1-3.迷子になったときの目印に

2.犬用ネックレスは迷子札として活用ができる
 2-1.迷子になる可能性はゼロではない
 2-2.迷子になって役立つのが犬自身につけてある情報
 2-3.ネックレスがお洒落な迷子札に

3.犬用ネックレスの種類について

4.犬用ネックレスを愛犬のために手作りしたい…!手作りの材料や注意点はある?
 4-1.手作りネックレスにはどんな材料が必要?
 4-2.サイズを合わせて作る
 4-3.洗える素材なら清潔さをキープできる
 4-4.強度を保つ工夫をする
 4-5.脱着のしやすさも考える
 4-6.誤飲のリスクを知っておく
 4-7.市販のネックレスもたくさんある

5.まとめ

犬にもネックレスをつけたい!つける意味はある?

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犬のネックレスについて、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。
そもそもネックレスのような装飾品は、犬にとっては「あってもなくてもいい」とお考えの飼い主さんもいるかもしれません。

でも、つけることで犬にとってプラスの意味もあります。

◆おしゃれな印象になる

ネックレスをつけることで、犬の見た目が一気におしゃれで華やいだものになります。
犬は自分でファッションのコーディネートができないため、洋服と雰囲気を合わせたネックレスで統一すると「センスの良い飼い主さん」という印象になります。

いくつかのネックレスを用意しておけば、「この洋服はこのネックレス」「今日はお誕生日だから、このネックレス」など、その都度違った表情の愛犬を見ることができるでしょう。
愛犬のおしゃれな様子は見ているだけで心が和みますね。

装飾品をつけていない普段の愛犬ももちろん可愛いです。
でも、ネックレスというアクセントをプラスすることで、さらに華やかで魅力的に…。
写真撮影でも映えるので、たくさんの思い出を画像と言うカタチに残せるでしょう。

◆個性を演出できる

首輪をつけているというわんちゃんも多いかと思いますが、ネックレスは首輪とは違った“個性”を感じさせてくれるものではないでしょうか。

私たち人間も、ファッションの一部としてアクセサリーをつけることは多いですよね。

アクセサリーはほんのワンポイントであるにもかかわらず、着けた場合と着けていない場合では印象がグッと変わります。
愛犬の個性を磨きたいときのアイテムとしてぴったりです。

◆迷子になったときの目印に

ネックレスをつけておくと、愛犬が迷子になったときの目印になります。

愛犬が迷子になった…と仮定したとき、みなさんは特徴をどのようにお伝えしますか。

たとえば、「毛色がブラウンで長毛」「体型は小型」というような身体的な特徴は伝えることができます。

昔と違って近年はスマホが普及しているので、いざというときには写真を見せて探してもらうことができるかもしれません。

ただ、犬たちは人間のように洋服を着ているわけではなく、“ここがほかの犬と違う”という特徴的なものがなければ、捜索が難航するというのも残念ながら考えられます。

ネックレスというワンポイントがあれば目印になり、見つけてもらいやすくなるでしょう。


犬用ネックレスは迷子札として活用ができる

迷子札

犬用ネックレスは、おしゃれや個性の演出だけでなく、迷子になったときの目印として活躍します。
「迷子になったときのため」という視点でネックレスをするなら、迷子札との兼用はいかがでしょうか。

◆迷子になる可能性はゼロではない

そもそも、犬の迷子についてですが、「リードはしっかり着けているから安心」「散歩でも目を離さないから大丈夫」と、“迷子の心配はない”という飼い主さんもいるかと思います。
確かに、リードをきちんと装着できていれば迷子になることはなさそうですよね。

しかし、愛犬が迷子になる可能性は、絶対に“ゼロ”とは言い切れないのです…。

リードが何らかの理由で壊れたとき」「リードをつけていないとき」には、愛犬が逃げて迷子になる可能性があります。

たとえば、リードが相当劣化していた場合、愛犬のダッシュにより「リードが切れる」という可能性もあります。
さまざまな素材のリードがありますが、丈夫で耐久性の高い“金属製”、劣化がしづらい“ナイロン製”などは切れる心配はほぼないでしょう。

しかし、水に弱い「革製」、噛み癖によって裂けるリスクがある“布製”の場合は、劣化が進むとリードが切れる可能性があります。

素材は丈夫でも、飼い主さんが持つ手を緩めたときにリードごと逃げられるかもしれません。

また、近年、室内飼いのわんちゃんも多いですが、散歩から帰宅後にリードを取り外すスタイルが一般的ではないでしょうか。
玄関の扉やリビングの窓があいていて、ちょっとした隙に外に出る可能性もあるかと思います。

どこのご家庭でも確率的にはゼロではなく、予想外に起こるかもしれないのが自然災害や事故の際の愛犬の脱走です。
災害時は犬たちもパニック。
慌てふためいて逃げ出し、そのまま迷子になるケースは珍しくありません。

◆迷子になって役立つのが犬自身につけてある情報

犬は言葉を話せないので、運よく誰かに保護されても「迷子になりました」「僕(わたし)は○○です」と伝えることはできません。

「探している」「保護している」と情報が合致すれば飼い主さんのもとに帰ってきますが、そうでないパターンも多いです。
犬自身の身体に、「犬の名前」「住所」「飼い主さんの連絡先」などの情報があれば、かなり見つかりやすくなります。

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◆ネックレスがお洒落な迷子札に

ネックレスだけでも、愛犬の特徴となり迷子のときに役立ちますが、連絡先を記載したプレートがあると一層役立ちます。

首輪よりもおしゃれ度の高いチョーカーは、首へのフィット感のあるネックレス。
チョーカーの素材に直接ペットの名前や電話番号を記載しておけるタイプや、プレートをリングにしてネックレスにぶらさげるタイプなどがあります。

ネームプレートはご自身でも手作りができますが、ネットなどで名前を刻印してもらうこともできます。
迷子札も兼ねたネックレスなら、「おしゃれ」と「万が一の際の安心感」と2つのメリットがありそうですね。


犬用ネックレスの種類について

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犬用ネックレスには、

●シュシュタイプのネックレス
●リボンタイプ
●チェーンタイプ
●革ひもタイプ
●チョーカー
●ビーズタイプ

というように、素材や形などさまざまな種類があります。

なかでも、女性が髪につける“シュシュ”タイプのネックレスは比較的脱着しやすく、素材的にも犬にとっては抵抗が少ないかもしれません。

ゴムで伸縮するので、装着時には伸ばして頭の上をくぐり抜ければOKです。
布部分が汚れたら、すぐに洗えるのも特徴と言えるでしょう。
リボンがついた蝶ネクタイのようなネックレスも可愛らしいですね。
チェーンタイプのネックレスは、人間でも着けられるようなお洒落度の高いデザインも多いです。
インターネットでは、オーダーメイドで作ってもらえる商品もあります。
本格的なネックレスをご希望の方には、ぴったりではないでしょうか。

また、細いながらにも強度のある革ひもタイプのネックレスは、ひもを調整できるものもあります。


犬用ネックレスを愛犬のために手作りしたい…!手作りの材料や注意点はある?

「アクセサリーを作るなんて難しそう」と思いの方もいるかもしれません。
でも、実は材料をしっかりと揃えれば、意外と簡単に手作りができます。

また、手作りは飼い主さんの愛情がこもった素晴らしいネックレスとなりますが、注意点もあります。

◆手作りネックレスにはどんな材料が必要?

既成の犬用ネックレスは多いですが、手作りなら材料を選ぶ段階から「似合うかな」「つけている姿を早く見たい」というように楽しくてワクワクしてきますよね。

ビーズを使ったエレガントでおしゃれなネックレスを作るなら、テグスと言われる紐やビーズがあれば作ることができます。
伸びるタイプのテグスなら、愛犬にもつけやすいです。

100円均一でも、手作りネックレスの材料を揃えることができます。
取り付けたときに首の下にワンポイントとなるように、チャームもあれば可愛らしいですね。
迷子札代わりになるように、名前などの情報を記したプレートもいいでしょう。

また、チョーカータイプのネックレスなら、革紐や止め金具、ボンドなどを手芸用品店で揃えることができます。
伸び縮みができない革紐の場合、金具をつけるのに少し時間がかかるかもしれませんね。

作った飼い主さんの話を聞くと、「そんなに時間がかからなかった」「世界にひとつだけの愛犬のためだけのネックレスが作れた」という声が多いです。

◆サイズを合わせて作る

首輪の場合、「サイズがゆるいと取れる」という心配がありますが、ネックレスなら少しくらい余裕があっても大丈夫です。

ただ、あまりにも緩ければすぐに取れます。
ネックレスがぶらぶらと下がると犬の視界に入り、それを取ろうとして爪や足を引っ掛けてしまうというリスクも考えられます。

無計画にざっくり作るのではなく、愛犬の首周りを測り、「取り付けるとき・取り外すとき」をイメージしながらサイズを測ってから作ってくださいね。

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◆洗える素材なら清潔さをキープできる

素材によっては「洗える・洗えない」があります。

革の場合、よだれや散歩時の砂埃などが付着しても、洗うことができません。
布製なら洗いやすいというメリットもあります。

◆強度を保つ工夫をする

紐やゴムなどを使ってネックレスを作るとき、強度が弱いとすぐに切れる可能性があります。
結び目があるなら、簡単にはほどけないようにしっかり結びましょう。

◆脱着のしやすさも考える

人間は、ネックレスのことを“首につけるもの”と理解ができます。
つけるタイミングも外すタイミングも自身の意思で決めることが可能です。
でも、犬にとっては「ネックレスが何なのか」が理解できないうえ、突然首に違和感があって不快…なんていうケースもあるでしょう。

せっかく作ったネックレスも、着脱に手間取ると、犬の抵抗につながります。
作る前に着脱方法もイメージしましょう。

また、実際に取付けるときには愛犬の負担とならないように、様子をチェックしながら取り付けてあげてくださいね。

◆誤飲のリスクを知っておく

手作りネックレスを作るときは、リボンやビーズなど犬の口に入りやすい小さなアイテムを使います。
強度を保ちながら作るものの、取付け時の愛犬の抵抗により部品が外れ、飲み込むリスクはゼロではありません。

ネックレスを作るときの強度はもちろん大事ですが、付けるシーンでも「嫌がったら無理強いしない」「初めは短時間で慣らす」「飼い主さんの目の届く範囲だけで身につける」など、誤飲を最大限防ぐ工夫をしましょう。

◆市販のネックレスもたくさんある

わんちゃんにネックレスをつけておしゃれを楽しむ飼い主さんも最近増えています。
「手作りには自信がない」という人は、市販のものから愛犬に似合いそうなものを選んであげてはどうでしょうか。

手作りでは難しいような、ゴールドの本格的なタイプ、人造真珠のネックレスなど、さまざまななかから選ぶことができます。

また、オーダーメイドで「愛犬のためだけのネックレス」を作ることも可能です。
愛犬の名前がしっかりと刻まれていれば、迷子札としても使えるという魅力があります。


まとめ

犬用ネックレスは、愛犬のおしゃれを演出したいときにおすすめのアクセサリーです。
愛犬の誕生日や家族の記念日などにネックレスをつけた写真を残しておけば、いつまでも色褪せない思い出として形に残ります。

ネックレスはおしゃれになるだけではなく、“もしも”のときに重宝する迷子札としての活用もできます。

プレートをつけたネックレスにすれば、万が一、迷子や脱走したときに見つかりやすくなるでしょう。
ネックレスタイプの迷子札なども販売されています。

また、既製品ももちろん可愛いですが、飼い主さんの愛情がこもった手作りネックレスも可愛くておすすめです
ぜひ日々のおしゃれや迷子札に活用してみてくださいね。

安全な素材や脱着の注意などをおさえ、飼い主さんの愛がこもった世界にひとつだけの特別なネックレスになるでしょう。



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笹本 雅

笹本 雅

犬が好きです。小型犬でも大型犬でもとにかく犬が大好きです。これから犬種についてや豆知識や健康についてなど、幅広いワンちゃんについての情報をご提供していきます。犬好きの方にぜひとも見ていただいてご意見いただければと思います!


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