犬用の乾燥機とは
ペット用乾燥機で乾かされた犬 pic.twitter.com/bci2Ron2Sa
— jiji&toto | シュナウザージジトト (@jijitoto_unit) April 1, 2022
犬用の乾燥器とは、文字通りペットを乾かすアイテムです。ペット用ドライルーム・ペット乾燥箱・犬猫用ドライヤーなど、さまざまな名称で各メーカーから販売されています。
シャンプー後などで濡れたペットを、箱状のドライルームに入れて温風で乾かす、というのが共通の機能ですが、製品それぞれに機能性や使用方法には違いがあります。
まずは、どの様なタイプがあるのかチェックしていきましょう。
◆ドライルームには二つのタイプがある
ドライルームには大きく分けて次の二種類のタイプがあります。まずはタイプ別に紹介していきましょう。
◎ドライヤー内蔵タイプ
ドライルーム本体にドライヤーが内蔵されているタイプです。犬用乾燥機と聞くと、こちらのタイプを想像する方が多いかもしれませんね。タイマーやエアシャワーなど、機能性に優れたものが多数販売されています。
愛犬がルーム内に入ってくれれば飼い主さんが手を掛ける必要が無いので、最も手間いらずのアイテムだといえるでしょう。
キャスター付きのタイプもあるので、ペットハウスやキャリーバッグとして利用できる場合もあります。
◎ドライヤー差し込みタイプ
こちらは、普段使っているドライヤーをドライルームに差し込んで使うタイプです。一般的にメッシュ構造になっているものが多いので、愛犬が飼い主さんを近くに感じることができるでしょう。寂しがり屋のワンちゃんにはおすすめです。折りたたみ式や軽量で持ち運べるものも多いので、旅行・アウトドア・車用としても利用しやすいでしょう。
犬のドライルームとペット用ドライヤーの違い
シャンプー後に使用する犬用品として、今回紹介しているドライルームの他に、ドライヤーが思い浮かぶでしょう。ドライルームと比べると安価で手に入りますし、シャンプー後のケアアイテムとしての知名度は高いですよね。
どちらも同様に愛犬を乾かすアイテムとなりますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。メリット・デメリットと併せて、おすすめ商品についても紹介していきましょう。
◆犬用ドライルーム
ペット専用乾燥ケースというだけあって、シャンプー後・お風呂後の乾燥を担ってくれる犬用ドライルーム。飼い主さんの負担を軽減してくれる優れものです。
しっかりと乾かすことでペット特有のニオイを取ることも可能ですし、他にも機能的なシステムが搭載されているものが多いのです。
例えば、エアシャワー機能です。散歩後は被毛に埃や花粉が付着するもの。特に4月などは、花粉症に悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。こういった花粉・ホコリなどもリセットすることができ、清潔に保つことができるのです。オゾン滅菌で自然汚染を防ぐタイプもあるようですよ。
また、タイマー機能がついていたり、温度調節を行ってくれるタイプであれば、快適なペットハウスとしても利用することが可能ですよ。ネコちゃんや小動物も対象となっている製品であれば、愛犬と兼用で使用することもできますね。
サイズは小型犬用のタイプがほとんどですが、中には中型犬も利用できるメガサイズの製品もあるようです。
ボックス内で乾燥の工程が済むことから、室内に被毛が散らばらないことがドライルームの大きなメリットともいえます。個室に愛犬を入れるだけなので、飼い主さんとしてもケアがとっても楽になりますよね。
デメリットとして挙げられるのは、やはり費用がかかることでしょう。ドライルームの価格は安くても5万円前後、高い製品であれば10万円を超えてくるものも多いです。
また、すぐに使うことができない、という点も忘れてはいけません。まずは愛犬をドライルームに慣れさせることから始める必要があるのです。突然乾燥に使用しては、愛犬が大きなストレスを抱えたり、不安を感じて入るのを嫌がるようになってしまう可能性があります。初めは室内に自由に出入りをさせたり、遊ばせたりしながら慣れさせていってください。
◎nello ペットドライルーム
獣医師共同開発で独自テクノロジーをもつペットドライルームです。日本製なので、安心感も高いですよね。
シャンプー後のドライは勿論、散歩後5分のエアシャワーも魅力的。ツインファンが立体風を作り出すので、根元まで風が行き渡り、花粉・埃・ウイルスを取り除くことができます。
抜け毛は高性能フィルターが吸着するため室内に飛散しません。ドライヤー時間を大幅に短縮し、静音・安全設計なので、ドライヤーが苦手なワンちゃんにもぴったりです。
季節に合わせて風量・温度調節もできるので、快適なハウスとしても一年中毎日活用できます。しかも操作するタッチパネルには、誤操作防止用ロックも付いていて安全ですよ。カラーは、グレー・ピンク・ミントの三種類あります。
大風量で静か、消毒効果をも持ち合わせた優れもののアイテム!8kg以下のペット用で、小型犬猫2匹同時にも利用できるため、多頭飼いの家庭にもおすすめです。
公式サイトではクーポンが適用されるケースもあるようなので、ぜひチェックしてみてください。
◎Homerunpet ドライハウス Drybo Plus
精密医療機器の研究開発グループが開発した、画期的なボックス型ペットドライヤーです。世界中で10万を超えるペット・飼い主さんに選ばれているそうですよ。
床からの温風で体全体を優しく包み込み、お腹・足・尻尾の先までムラなく乾かしてくれます。300万個のマイナスイオンを含んだ風が、ふわふわツヤツヤの毛並みに仕上げ、高精度な温度センサーが常に安定した温度でブローします。
温度・風量・タイマーの設定も簡単で、窓を取り外せばペットハウスとしても利用できますよ。
抜け毛は背面のダストフィルターに自動で集まるため、お掃除も簡単です。
カラーはホワイトなので、室内のインテリアにも合わせやすいでしょう。
◎Puhang ペットドライルーム
ドライヤー差し込みタイプの折りたたみ式ドライルームです。中小型ペットに対応したサイズで、ドライブボックスやキャリーバッグとしても利用できます。
600Dオックスフォード布・加圧PVCゴムネットが採用されているので、型崩れしにくく丈夫!側面にはメッシュウィンドウがあり、全方向からの通気性が確保されています。
本体は気軽に手洗いや洗濯機洗いができるので、いつもで清潔に使えるというのも嬉しいポイントですね。
比較的安価ながら、しっかり被毛の飛散を防ぎ、マルチに利用できるという点からも、飼い主さんに嬉しいことだらけの商品でしょう。
◆ペット用ドライヤー
シャンプー後のドライにペット用ドライヤーを使用している方は多いでしょう。どちらかというとメジャーな商品なので、知名度も高いのではないでしょうか。
商品によって機能は違いますが、温度がペット用に設定されている、ドライヤーへの被毛の侵入を防ぐ仕組みとなっているなど、ペットを乾かすのに向いている作りとなっています。
置き型のタイプも近年では多いですよね。このタイプは、両手が使えるので時短にも繋がります。ハンズフリーになるので、ブローしながらブラッシング・グルーミングも簡単に行えますよ。
ドライルームと違って愛犬と常に触れ合いながら乾かすことができるので、不安を感じやすいワンちゃんにはこちらの方が向いているかもしれません。
ただし、被毛の飛び散りや時間を要する点についてはデメリットとして挙げられるでしょう。
尚、人間用ヘアドライヤーをペットの乾燥に使っている飼い主さんも少なくありません。決して使用してはいけないというわけではありませんが、人間用ドライヤーはペット用ドライヤーと違って温度が高いです。温風と冷風、風量を上手に使い分けて乾かす必要があります。
また、被毛が中に入り込んで故障してしまう可能性もあるので、これらのリスクについてはしっかり頭に入れておきましょう。
◎フリーハンドドライヤー
使いやすさが追及された、両手が使えるハンズフリードライヤーです。スタンド式で、3段階の角度調節が可能!愛犬を乾かしながらでも、切り替えは簡単に行えます。切り替え時にも、風量は変わらずにそのまま保ってくれるそうですよ。
◎トルネードエアードライヤー
トルネードエアーで熱をムラなく分散してくれる、高機能ドライヤー。愛犬の火傷を防いでくれるでしょう。可動式スタンド付きなので、ハンズフリーでも使用できます。パワフル出力1200wで、風量は2段階(強・弱)、温度は3段階(高・低・冷)に設定できます。速乾・時短・使いやすさの嬉しい3つのポイントを持つドライヤーです。
ドライルームはレンタルすることも可能
現代では、様々なアイテムのレンタル専用サービスも豊富です。ネット上でレンタルサイトを見掛けることはありませんか?
レンタル対象のアイテムには、ペット用品も含まれているのです。
ドライルームは中々高価なものなので、簡単には手が出せないという飼い主さんもいるでしょう。高価なものだからこそ、購入前に一度試してみたいという方も多いのではないでしょうか。
実際、犬用ドライルームには個体によって向き不向きがあるアイテムで、せっかく購入したのに愛犬が嫌がって使えないなど、残念な結果になってしまうケースがあることも否めません。
レンタル可能な商品でしたら、こういった痛手も少ないですよね。
購入に踏ん切りが使いない方は、レンタルでお試ししてみるというのも良い方法です。
犬の上手な乾かし方
ドライルームは自動で愛犬を乾かしてくれますが、多くの飼い主さんはドライヤーを使用しているでしょう。そんな家庭のために、シャンプー後の上手な乾かし方を紹介していきます。
ドライヤーをかける前に重要なのは、入念にタオルドライを行うことです。これをしっかり行うことで、時短に繋がります。その後ドライヤーを使用しますが、まずは弱風で顔周り以外の部分から乾かし始めましょう。
体の後ろ部分から乾かし、徐々に体の前方部分へ移動していきます。慣れてきたら強風にしてもOKですが、騒音が苦手な子も多いので、愛犬の様子をみながらしっかりドライヤーをかけてください。
そしてもう一つ、大切なポイントとなるのが、ブラシを使いながら乾かすということです。
被毛を乾かす時に大事なのは、毛の内部(皮膚の表面)をしっかり乾かすことなのです。体の表面が乾いていても、毛の内側が乾いていなければ生乾きの状態となってしまいますよね。生乾きの状態は菌の繁殖を招きますし、皮膚疾患の原因ともなり得ます。
ブラシを使いながら被毛の内側にドライヤーの風をあてて乾かしていくのがポイントです。
また、ふんわりとした仕上がりにするためには、毛並みと反対方向にブラシをかけることを心掛けましょう。
これらのポイントを抑えてコツを掴めば、トリマー並みに愛犬の魅力を引き出せるようになるかもしれませんね。
まとめ
ペット用乾燥機は、とても画期的なアイテムです。飼い主さんの負担や愛犬のストレス軽減に、大きく力を発揮してくれるでしょう。
しかし製品によっては価格も高く、中々購入しにくいという気になる点もありますよね。そんな時はレンタルを利用したり、比較的手の出しやすい値段のものを探してみるなど、情報を集めてみてください。
購入する場合は高い買い物となりますので、不明点などがある場合はメーカーに問い合わせするなどして、しっかりリサーチしておきましょう。
シャンプー後のドライは、愛犬の衛生・健康を保つためにも、とても重要なお世話の一つです。怠らずにきちんと行うためにも、効果的なアイテムは積極的に利用していきましょう。
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