1.【動画】犬が体当たりをしてくる
2.犬が体当たりをしてくる理由4選
2-1.甘えている・喜んでいる
2-2.かまって欲しい
2-3.興奮している
2-4.怖い思いをした
【動画】犬が体当たりをしてくる
犬の体当たりの方法は、その時の状況や犬の性格によってもさまざまです。飼い主さんの背後からドンッと体当たりをするパターンもあれば、前足で押してくるようなケースもあるでしょう。
犬の体当たりについてイメージが湧かないという方も中にはいると思いますので、参考までに犬の体当たりに関する動画を載せておきましょう。
可愛らしいワンちゃんばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
◎[大型犬]ゴールデンレトリバーは体当たりしてくる
◎保護犬イタグレ 体当たり
◎パパを無慈悲なタックルで薙ぎ倒し、ご満悦なグレートピレニーズ
犬が体当たりをしてくる理由4選
犬は人間の様に言葉で気持ちを表すことができません。しかしその代わりに、ボディランゲージを使います。
体当たりもその内の一つであり、感情を表現しているサインだといえるでしょう。
飼い主さんが帰宅する度に体当たりしてくる、散歩に出掛ける前に飛びついてくるなど、犬の体当たりが見られるケースは個々に違いますが、その原因として考えられる主な理由について紹介していきましょう。
愛犬の行動を思い返しながら、チェックしてみてください。
◆甘えている・喜んでいる
犬は嬉しい時や喜んでいる時に感情が抑えきれず、体当たりをして嬉しさ・喜びなどを表現する場合があります。
飼い主さんが帰宅すると飛びついたり、体当たりをしてくるケースでは、愛犬が「帰ってきてくれて嬉しい!」という喜びの気持ちを表しているのだと考えられるでしょう。
人懐こい性格をしている子であれば、飼い主さんに限らず来客時にも、お客さんに構ってもらいたいという期待の思いから、嬉しくてお客さんに体当たりしてしまうこともあるかもしれませんね。
また、「甘えたい」という心理からも犬の体当たりはよくみられます。これは、「甘えるといいことがある」と学習した犬がよく見せる行動だといえるでしょう。
体当たりをされるたびにおやつを与えたり、散歩に連れて行ったことがきっかけで、このように学習してしまった可能性が考えられるのです。
吠えて要求する吠え癖のように、体当たり癖がついてしまったのかもしれません。
飼い主さんとしては甘える姿に愛らしさを感じるかもしれませんが、体当たりのたびに要求をのんでいると問題行動に発展する危険性があるため注意が必要です。
対処法については後述しますので、この行動に悩んでいる飼い主さんはそちらもチェックしてみてください。
◆かまって欲しい
甘え、要求を意味するという前項にも繋がりますが、体当たりが構ってほしいという気持ちを表現するために行われている場合もあります。
吠えながら体当たりをしてきたり、不機嫌そうな様子を感じるのであれば、構ってほしいことが原因で起こる怒りの感情がそこに存在している可能性が考えられるでしょう。
このようなケースでは、この体当たりに対して相手をしてしまうことで問題行動が悪化する恐れがあります。
毎日の運動・遊び時間や、飼い主さんとコミュニケーションをとる時間が不足していないでしょうか?愛犬との時間確保ができていない、また心当たりがある場合は、生活の見直しを図ってストレスを軽減できるよう、改善を目指した対応を心掛けてみてください。
◆興奮している
犬の体当たりは、興奮している状態の時にもみられがちな行動です。
散歩に行くと知って嬉しくなる、ごはんやおやつの時間が近付いてきて待ちきれなくなる、大好きなおもちゃで遊んでいてテンションが上がるなど、犬によってパターンはさまざまですが、嬉しさから体当たりしてくるというのが、このケースにとっての共通点だといえるでしょう。
部屋中を走り回る、うれションをしてしまうなど、他にも興奮時にみられる行動はありますが、体当たりもその一つなのです。
興奮のあまり激しく動き回ることは、人間側はもちろん犬自身もケガをする可能性のある行動ですよね。エスカレートして問題となるケースも珍しくありません。
また、もし体当たりの対象が飼い主さんや家族ではなく、他の犬や人の場合にはトラブルに繋がる危険性も考えられます。そういった問題や事故を起こした結果、動物病院にお世話になることもあるでしょう。
愛犬や自分が困難に直面したり、間違いを犯すことを防ぐためにも、最低限しつけなどで犬をコントロールできるようにしておく必要があるのです。
◆怖い思いをした
愛犬が何か怖い思いをしたことが原因で、何度も体当たりをしてくるケースもあります。
嫌いな雷の音が聞こえた、苦手な犬がいたなど、その対象に対して恐怖・警戒心を抱えている可能性が考えられるでしょう。
飼い主さんに対して何かを知らせている場合もあるので、このような様子がみられる時はしっかり愛犬のことを観察してみてください。普段との異変に気付けるはずです。
犬の行動には全て理由があります。怯えた表情やいつも違う行動は、何らかの不安やストレスを感じている証拠なのです。
まずはその原因を明確として、適切な対応をすることが求められるでしょう。飼い主さん自身も冷静に行動することが重要です。一緒に驚いたり大きな声を出したりすると、犬は一層不安を感じることとなります。
驚いたり、怖い思いをするたびに体当たりをしてくるようになる可能性もあるので、愛犬の異変をいち早く察知し、不安気な様子を感じ取った場合は、優しく声をかけて安心させるよう努めてくださいね。
犬が体当たりをしてくるのをやめさせる
犬の体当たりは、甘えや喜びを表現している場合にみられることが多い行動の一つで、もちろん犬には全く悪気はありません。
しかし、小型犬であればまだしも、中型犬・大型犬となると、体当たりの衝撃は中々の強さとなります。
相手が小さな子供やお年寄りとなると、ケガを負わせてしまう可能性も十分あるでしょう。
愛犬の体当たりに問題を感じるようであれば、心配事さけるためにもしっかりとした対応をしておく必要があります。
以下のポイントを抑えて、必要に応じた対処をするよう心掛けてください。
◆コマンドに従うようにしつける
犬が人間と幸せな毎日を過ごすためには、社会性を養うことや人間社会のルールを守ることが大切ですよね。
最低限のしつけを施すことが、愛犬を守ることに繋がるのです。
「待て」「おすわり」「ふせ」、この3つのコマンドは、愛犬を落ち着かせること、行動をコントロールすることにも大きな助けとなる指示となります。
子犬の頃からしっかりと、これらのしつけを覚えさせておくことが重要だといえるでしょう。
愛犬が興奮してきた、テンションが上がり熱い感じになってきたなど、このような様子を察知したら、すぐにこれらのコマンドを使用しましょう。
これによって愛犬が冷静さを取り戻せるようになれば、体当たりや興奮時に起こりうるリスクを回避することができます。
ちなみに体当たり癖があるうちは、ドッグランなどの施設においても、リードを離して愛犬を放置することは避けるようにしてくださいね。
犬は元々群れで生活してきた動物です。そこには絶対的なリーダーが存在していたのです。飼い主さんが信頼できるリーダーとなれれば、愛犬も信頼と愛情を返してくれますし、落ち着いて生活できるようになるでしょう。
◆落ち着くように無視をする
要求による体当たりをしてくる場合は、決してそれに応じてはいけません。犬の要求に従い続けるとその行為はどんどんエスカレートしていきます。
体当たり癖に留まらず、吠え癖や噛みつき行動をなど、問題が悪化する恐れが考えられるのです。
最も効果的な対処法は、要求に一切応じないこと、スルーすることです。
愛犬が要求するたびそれに応えるのではなく、食事や散歩などのタイミングは威厳を持って飼い主さんがしっかりと決めることをおすすめします。
一見突き放すようで心が痛む方もいるかもしれませんが、これが両者のためです。その分、毎日きちんと愛犬とコミュニケーションをとる時間を確保し、愛情をしっかりと伝えてあげてくださいね。
まとめ
犬の体当たりは、嬉しさや喜びなどを表現している場合が最も多いです。しかし中には、不安を感じている際にみられるケースもあるので、その点の見極めには十分気を付けてくださいね。
体当たりが問題行動となることも珍しくありません。事故などのトラブルを避けるためにも、愛犬を落ち着かせるコマンドをしっかり覚えさせておきましょう。
しつけの方法に関しては、ネット記事などでも多数紹介されています。写真や動画付きで分かりやすい説明がなされているものもありますので、しつけに関して悩んでいる方はそういった記事を参考にしてみてください。
問題に発展さえしなければ、犬の体当たりは見ていて愛らしいものです。愛犬の様子や癖などを日頃からしっかりと観察して、トラブル予防に尽力しながら生活していきましょう。
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