1.犬を最期まで飼うことが出来ることが前提!
2.犬を迎える前の準備
2-1.コードなどいたずらされないように対策
2-2.家具の脚を噛まれないようにする
2-3.キッチンなど入られたくない場所に柵
2-4.フローリングの滑り止め対策
3.犬を飼う際に必要なもの お迎えの際
3-1.トイレ・トイレシート・袋
3-2.ドッグフード・食器
3-3.ケージ・サークル
3-4.おもちゃやベッド
3-5.首輪・リード
3-6.ブラッシング用品
3-7.クレート・キャリーバッグ
犬を最期まで飼うことが出来ることが前提!
軽い気持ちでペットを飼うことは、絶対にしてはいけないことです。犬の世話をすることは、控えめに言っても簡単なことではありません。犬を飼いたい!と思ったらまずは、どんな世話が必要なのか、何を揃えればよいのか、どれくらいの費用がかかるのか、など生活していく上での重要なポイントを把握しておかなくてはいけないのです。
また、飼い主さんとしての心構えも重要です。愛犬を最期の時まで飼育できる、というのが前提としてなくてはいけません。
途中で飼えなくなったために犬を捨てる、といった事態も残念ながら未だに起きています。そんな不幸に直面しないためにも、飼い主さんに万が一の事が起きた際の引き取り先を確保しておく、アレルギーがないか検査しておく、など必要なアイテムを揃える他にもやることはあるのです。
愛犬の一生を見守り、共に生活していく覚悟がもてなければ、犬を飼うことはできないというわけですね。
しっかりとした心構えや十分な資金ができたら、いよいよ愛犬を迎える準備をしていきましょう!
犬を迎える前の準備
愛犬の健康や安全を守るためには、まず安心して生活できる環境を作る必要があります。特に子犬の時期は、好奇心旺盛で物にイタズラすることも多いでしょう。それが原因で、ケガや病気に繋がるケースも珍しくありません。
飼い主さんと愛犬の両者が快適に暮らすためにも、飼育場所への対策をしっかり行いましょう。
◆コードなどいたずらされないように対策
犬が電気コードなどを直接かじってしまうと、感電のリスクがあるため大変危険です。
ホームセンターなどでも販売されている金属製のカバーなどをコードに巻いて、コードをかじるイタズラを防止しましょう。
また、留守番させるときはケージやサークルに入れる、こまめにコードを抜いて通電をオフにする、コンセントキャップを使用するなどの予防法を併せて実践することもおすすめです。
◆家具の脚を噛まれないようにする
犬は本能的に、木・骨などの硬いものを噛んだり、穴をほったりすることが好きな動物です。
しかし、室内でこのような行動をされると、家具や壁・床などを傷付けられてしまいますよね。賃貸物件であれば尚更、これらは避けたい事態です。さらに家具などを噛んで破片を誤飲するなど、犬自身にも危険が及ぶ可能性があるため、しっかりと対策を練っておく必要があります。
噛んでほしくない場所をガードしたり、汚れ・傷に強いタイプの保護シートやマットを使用することがとても効果的なので、検討してみましょう。
また、犬が嫌いな苦い味のするスプレーなども、イタズラ防止のペット用品として販売されています。家具などに吹き付けてかじられるのを防ぐものです。個体によって効果に差はありますが、様々なメーカーから色んな味が出ているので、いくつか試してみてはいかがでしょうか。
◆キッチンなど入られたくない場所に柵
キッチンには、刃物・火・熱い鍋など危険なものが沢山ありますよね。調理中は食べ物の匂いもするため、犬にとっては興味を惹かれる魅力的な場所ともいえるでしょう。
そのため、思わぬ怪我や誤飲・誤食などが起きやすいスペースの一つとして挙げられます。
このように愛犬に入ってほしくない場所には、ゲートや柵を設置することがすすめられるのです。
人間の赤ちゃんを守るためにあるベビーゲートのように、犬用のゲートや簡単に配置できる柵もさまざまな種類から選んで購入できますので用意しておきましょう。
◆フローリングの滑り止め対策
現代では、自宅の床材がフローリングである家庭が多いでしょう。しかしこのフローリングは、犬が滑りやすい床の代表格だといえるのです。
滑りやすい床は、愛犬の怪我や関節炎などを招いてしまうため、しっかりと対策をしておくことが重要です。
ラグやペット用マットを敷いたり、滑らない加工を施しておくと良いですね。厚みのあるジョイントマットであれば、衝撃音対策にも繋がりますし、前述したように床への傷防止にも効果的です。
ペット用ワックスやペット用フローリングなども販売されていますので、いずれかの対策法をとるようにしておきましょう。
犬を飼う際に必要なもの お迎えの際
犬を迎える心構えや環境づくりができたら、次に飼育に必要な犬用グッズを揃えましょう。必要最低限用意しておくべき主なアイテムを紹介していきますので、参考にしてみてください。
◆トイレ・トイレシート・袋
基本的に犬は食事同様、毎日排泄をします。愛犬を迎えた当日からトイレトレーニングをしなくてはいけないので、トイレトレーやトイレシートを準備しておきましょう。
初めの内は、サークルやケージ内にトイレを設置して覚えさせるのが、上手く進めるコツです。
トレーやシートには様々な種類があり、サイズや特徴もメーカーによって異なります。愛犬のサイズに合ったものや、成長に合わせて種類を変えていくことも必要となるでしょう。
誤飲やイタズラの原因にならないよう、耐久性のあるものがおすすめです。また、立ちションをするオスの子であれば、壁付きのトイレトレーもありますので購入を検討してみてください。
散歩をする際のウンチ袋なども用意しておきましょう。
◆ドッグフード・食器
犬に毎日与える食事として、総合栄養食であるドッグフードを用意しましょう。現在ドッグフードには、数えきれない程の種類があり、粒の大きさや効果・特徴もメーカーによってさまざまです。
その中から、体質に合ったものを選ぶ必要があるのです。ライフステージによっても変更していかなくてはいけないので、注意点として覚えておきましょう。
手作りごはんを与えたい場合でも、必ず総合栄養食は与えましょう。手作り食だけで栄養バランスを摂るのはとても難しいです。トッピングやサポート食として利用することがすすめられます。
そして食事を与える際に必要となるのが、フード用の食器です。さらに、水を飲むようの食器も別に用意しておきましょう。
底に滑り止めがついたタイプがおすすめですよ。水はひっくり返してしまう可能性も考えて、留守番時に便利なボトルタイプのものも用意しておくと尚安心ですね。
◆ケージ・サークル
犬が落ち着ける場所の特徴は、暗くて狭いところです。室内の中でも愛犬には、必ず自分のテリトリーや寝床として落ち着けるスペースを作ってあげる必要があります。
犬を迎える際には必ず、サークル・ケージいずれかを準備しておきましょう。
ちなみに一般的には、屋根がなく柵を組み合わせたものをサークル、屋根があり柵で覆われているものをケージと呼びます。
好みは個体によって差がありますが、人間用の室内照明は犬にとって明るすぎるため、屋根付きの方が落ち着ける子が多いかもしれません。広さがあるタイプであれば、毛布・タオルなどを一緒に入れてあげましょう。
ケージ・サークルにはトレイトレーを置けたり、仕切りの付いている製品も多々あります。しつけにも使えるように、特徴やサイズをしっかり確認しておき、便利に使えるものを選んでくださいね。
◆おもちゃやベッド
愛犬のおもちゃやベッドも大切なアイテムの一つです。
おもちゃで遊ぶことは、必要な運動量を補ったり、ストレスを解消することに繋がりますし、飼い主さんとのコミュニケーション作りにも役立ちます。
犬用玩具には様々な形状・素材・用途があるので、遊び方や目的に沿ったアイテムを探すとよいでしょう。ゴム製のものや転がるおもちゃ、ロープタイプや知育玩具など、種類が沢山あります。
噛んで遊ぶおもちゃは、歯の生え変わりの時期にむず痒さを解消してくれますし、引っ張りっこができるタイプは犬の狩猟本能を刺激してよい運動になります。中におやつを入れる知育玩具は、犬の気を逸らしたり早食いの防止にもなるのでおすすめです。
そして次にベッドです。トイレと寝床の見分けがつくようになったら、愛犬用のベッドを配置しましょう。縁が盛り上がっているカドラータイプやドーム型のものなど、ベッドの形状も様々あります。暑い時期にはメッシュ素材のベッドを使用するなど、季節によって使い分けることがすすめられます。
◆首輪・リード
首輪やリードは、愛犬と飼い主さんを繋ぐ大切な命綱となります。危険から守るため、周囲に迷惑をかけないために必要不可欠なアイテムだといえるでしょう。
散歩や外出時だけでなく室内でしつけをする際にも重宝しますので、できるだけ早い段階で慣れさせることが重要です。
首輪やリードの種類・サイズも多種多様なので、体のサイズや性格に合わせて愛犬にぴったりのものを探してみてください。
◆ブラッシング用品
本格的なケアがすぐに必要となるわけではありませんが、ブラシやコームなどでのブラッシングも早めに慣れさせておきたい感覚の一つです。
犬種にもよりますが、後々トリミングが必要なる場合に、不安やストレスを軽減することにもつながります。
比較的安価ですしケア用品を体に当てるだけでも練習になりますので、用意しておくとよいでしょう。
ちなみにブラシ・コームにも種類がありますので、迎える犬種に合わせたタイプを選んでくださいね。
◆クレート・キャリーバッグ
クレートやキャリーバッグは散歩や病院への通院時など、外出の際に必須なアイテムとなります。ハード型であれば室内でもハウス替わりに使うことができますし、ソフト型であれば軽量で持ち運びに便利です。
噛みつき癖がある、興奮しやすい、長時間移動するなど、愛犬の性格や目的に沿って最適なものを選びましょう。
犬を飼う際に必要なもの お迎え後
犬を飼う上で揃えておきたいアイテムはまだまだあります。お迎え時に最低限必要なアイテムを準備した後は、徐々に必要に応じて犬用グッズを揃えていきましょう。
◆シャンプー
定期的なシャンプーは衛生面を保つためにも必要不可欠です。
しかし、新しくきた家・環境に慣れてからの方が良いでしょう。子犬の場合、混合ワクチン接種のプログラムが完了して体調が安定する1ヶ月後だと安全ですね。
広い場所でシャワーをかけると怖がる子もいるので、専用のバスタブを用意したり、洗面器を利用する方法もあります。
◆爪切り・歯ブラシ
犬の爪切りの頻度は室内飼育の場合、月1回程度が平均的でしょう。
小型犬であればハサミタイプを使用することが可能ですが、初心者さんはニッパータイプの方が扱いやすいかもしれません。
爪切りが苦手で心配な場合は、獣医師やトリマーさんなどのプロに爪切りを頼んだ方が安心です。
そして歯ブラシですが、これも重要な犬のお世話の一つとなります。
犬の口腔トラブルは重症化しやすい傾向にありますので、早い内から口内ケア用品でケアすることがすすめられるのです。
生後一カ月程度で歯周病となる歯石が付き始めることもあるので、子犬の内から歯を磨く習慣をつけてください。
犬用歯ブラシやウェットシートタイプなど、口内ケア用品にも様々なタイプがあります。愛犬と飼い主さんの両者に合ったものを選びましょう。
◆洋服
現代では犬の洋服も多数販売されています。オシャレ目的のものもありますが、レインコートや防寒対策など特性を持つ洋服もありますので、用途に合わせて揃えていくとよいでしょう。
小型犬に比べると大型犬は種類が少なかったりデザイン性に劣る傾向がありますが、手作り服を簡単に作る方法もありますので、飼い主さんの好みに合わせて愛犬に負担をかけない程度に試してみるのもよいですね。
手作り服を紹介しているネット記事もたくさんありますので、参考にしてみるとよいでしょう。
まとめ
犬を飼うということは家族の一員が増えるということです。最後まで責任をもって面倒がみられるかどうか、しっかりと考えてから愛犬を迎える準備を始めましょう。
子犬の頃はよかったけど成犬になって飼育が難しくなったなど、無責任な理由から飼育放棄をすることは絶対にしないでください。必ずその犬の特性や飼育方法を事前にチェックしておきましょう。
犬を迎える方法には、ペットショップやブリーダーから購入する、里親となるなどいくつか方法があります。近くにペットショップがある場合は気軽に入店できると思いますので、様子を見に行くと犬を飼うイメージも湧きやすいかもしれませんね。
犬を迎える覚悟・準備がきちんとできてから、愛犬と共に歩む人生を大いに楽しみましょう。
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